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安定期

夫は10年程東京でフリーを続け(実家暮らしの為母親や同居の姉妹からもしょっちゅうお小遣いを貰っていたらしい)、その後つてを頼り地方の民放テレビ局の子会社で記録映画制作に携わる。

                      その頃ご縁があり私達は結婚した

子会社の映画社社長のご紹介で初めて会ったお店での、私の呑みっぷりの良さが気に入ったそうだ。

私達には8歳の年の差があり、私の親族から結婚に少し反対もあったが、8歳なんて5歳と3歳と思えばなんでもないと、面白いことを言って笑わせてくれた。

子どももでき、いつまでもフリーでヤクザな?商売を続けていてはいけないと、父親に言われ、実家に帰り家の仕事を手伝うことになった。

都内の実家のアパートの2階で家賃も要らず、狭いながらも安定した暮らしだった。

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