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最近の記事

花の名前について

他愛のない前書き僕の好きな花というのは、すぅっと体をすり抜けるような風に吹かれて揺れている小さくて可憐な花だったと思う。可憐な桃色の花を咲かせて、僕はその花をずっと頭の隅に置いて暇があれば思い出していた。桃の髪の何故その色なのか、とかただ愛おしいなぁとか。いまからするのもそんな他愛のない、言葉をいたずらに並べただけの妄想雑記みたいなものだ。 怪歌怪歌に向かう途中、電車の暖かい暖房を浴びながら溢れる高揚感と疲労を抱えていた。というのも、共通テストがあったのと前日にホテルに泊ま

    • 死ぬまでにやりたい100くらいのこと

      ざっくり100 俗っぽい人間で在りたいという気持ちがずっとあるのだけれども中々理解されないのでここに一通り書いてみる事にする #1.大学生になる 鳥だ! 飛行機だ! 大学生だ!ということで 大学生(動詞)してみたいよね ギリギリ後期で滑り込んだ かすり傷二浪 #2.一人暮らしする 四畳半にギターとこ~ひ~があればいい気もする 8畳の部屋でぎたぁとこ~ひ~をやってる ギターは描き鳴らせないし生活も足りないものだけだけど楽しくやってるよ #3.恋愛をする っぱこ

      • 思春期に年の近い異性と暮らしてはいけないという話

        はじめに  このお話は事実ですがそれ故に生々しい嫌~~~な内容も多分に含むので留意してみてください。 幼馴染が同居人になったワケ  時は私が高3のとき、両親にある日突然「〇〇ちゃん(父の職場の同僚のの娘さん、以下【同居人】と呼ぶ。)、高校生の間は家に泊まる事になったから」 といわれ、思わず間の抜けた声が出てしまいました。  なんでも私の家に近い高校に通うことになったらしいのだが、彼女の家が遠く、また彼女がすごく小柄で自転車通勤だと大変すぎるという2つの理由でうちが預かる

        • 花譜は渋谷にいなかった。

           渋谷へ行った。夜に。彼女がいるかもしれないという期待を何処かに抱えながら。  夜の渋谷は、とんだ無法地帯だった。そこら中に吸い殻は落ちているし、未成年が道幅を占拠しながら駄弁ってあるき回り、ガラの悪い人間がキャッチをからかって音楽と光はビガビガなっていて傲岸不遜な場所だった。僕の想像とは、大違いだった。    花譜のいる渋谷はもう少し静かで人も少なくて、青くて優しい夜をしていたような気がしていたのだけれども。それはあの写真の中だけで、幼い恋のような断片的の言葉と相まって感情

        花の名前について

          揺らぐ花譜

          初めにこのnoteは自分の中の花譜の解釈を整理する意味合いが強く論拠も理論も整然としていなくアップデートもろくに出来ない耄碌老人の戯言のようなものなので温かく見てくださったら幸いです。※再掲です 花譜は揺らぐ僕の中の花譜はいつもゆらゆら揺れていた。それは彼女の体であったり、はたまた歌声であったりする。彼女は揺らぐ。将来の事であったり、自分のことについてぐらぐら揺らぐ。けどそれでいて、楽しそうに歌っているのが僕の中の彼女だった。 花譜は弱冠14歳でデビューをしてこの3年と余

          揺らぐ花譜