【第37回特典】2020年度試験対策厳選問題~調査・診断編

問題

区分所有者向けマンションの住宅診断に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 多くのマンションの排水設備では、専有部分を上下階に縦に貫通する排水管は共用部分であり、接続する横 引きの排水管が専有部分である。共用排水管が配置されているパイプスペース部分に関係する診断(例えば、水漏れ跡など)については、管理組合へ報告するように診断依頼者に勧めるべきである。

2 二重床のマンションにおいて、住宅設備機器など水周りからの排水不良が疑われる場合は、洗面化粧台の下やキッチンの床下点検口などからできる限り床下の調査をすることが望ましい。

3 ユニットバスの天井点検口から設備配管などの状況を目視確認できるため、できる限り詳細に調査する必要 がある。

4 共用廊下に面した玄関ポーチの床防水の劣化状況として、樹脂シート仕上げの状態を確認し、報告した。

【画像データ】解答Note差込画像

解答

正解4

1 適切である。設問のとおり。古い年代のマンションは複数住戸の分をまとめて配管していたり、専用配管が下階の天井裏に設置 されていたりすることがあり、改修や維持管理のアドバイスには 注意が必要。 2 適切である。二重床のマンションの場合、洗面化粧台やキッチ ンの底板部分を開くことが出来、床下点検が可能な場合が多い。 給排水設備の終末であり、可能な限り手を尽くして調査できると良い。

2 適切である。二重床のマンションの場合、洗面化粧台やキッチンの底板部分を開くことが出来、床下点検が可能な場合が多い。 給排水設備の終末であり、可能な限り手を尽くして調査できると良い。

3 適切である。設問のとおり。

4 最も不適切である。玄関ポーチ床に貼られている仕上げの樹脂シートは防水工事に当たらない。

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