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普段ライブハウスに行かない私が"ALL I WANT"というバンドを観て

 別にライブハウスが嫌いなわけではないが、かといって理由もなくふらっと行くような場所ではないだろう。そんな私だが、旧知の友人Naoくん(ボーカル)が”ALL I WANT”というバンドを組んでいる。
 そして、今回色々とご縁あって東京・渋谷の"Spotify O-Crest"で開催された”GLOWSTONE”という回を見に行ってきた。

てっきりライブハウスゆえ地下にあるかと思ったら、まさかの5階。

 もう5年が経とうか。実のところ、高校生だった頃に誘って頂き、一度Naoくんが信州・松本でバンドを組んでいた時代に彼のバンドを観に行ったことがある。

 その頃も十分上手かったのだが、今はその頃と比べものにならないほど素晴らしかった。あえて言えば、高校生時代は高校生にしてはすごく上手かったが、今はその枕詞はそれを大学生に置き換えるまでもなく全く不要だといった感じだ。

 まあ、私は小学校時代は合唱練習中に「大きな声で歌うのはいいけど、下手だよ」と言われ、中学時代に唯一音楽だけは評価5が付くことはなく、高校では美術に逃げた人間だから、彼らを評論できるレベルには到底ない。
 おそらく見て聴いてもらうのが早いと思うので当日の映像及び写真をご覧頂こう。


右からShoichi(ギター)・Nao(ボーカル)・Shogo(ベース)。後方にRyuji(ドラム)
※敬称略
東京のライブハウスには一度も行ったことがなかったのだが、
音響設備や観客の熱が圧巻だった。
”ALL I WANT”の楽曲はSpotifyやYoutubeでしばしば聴いていたが、
やはり音源とライブは臨場感という点で全くの別物だった。
一瞬、同一の曲か疑う位。
個人的にはShoichiくん(右)のことがすごく脳裏に焼き付けられた。
彼よりの位置から観覧したというのも影響したかもしれないが、
一人他のメンバーとは違った雰囲気を放ち、それでいて馴染んでいる感じが摩訶不思議で、
そんな彼に惹かれる感覚を抱いた。
(後、Shoichiくんだが、最終盤には観衆によって担ぎ上げられていた笑)
ドラムのRyujiくん。
「ぼっち・ざ・ろっく!」というアニメにて
虹夏ちゃんが言わんとしていたことが何となく分かった気がする。
ドラム、縁の下の力持ちですごかったけどなぁ。

 私は実利主義の人間なので、バンドで生きていこうと思ったことは一度もなく(思ったとしてもできっこないが)、また、ドロッドロとした法律の世界とは違ってキラキラしており、言わば彼らは私の対極に居る。

 そうは言っても、個人的にここのところあまり上手くいっておらず、ゆえに、彼らに嫉妬を覚えるかと思っていた。しかし、人は目を見れば分かるというが、彼らの目は澄んでいて、ただただ割り当てられた時間を楽しんでいる姿に今と自分自身を対比し、純粋に尊敬の念を覚えた。

 もちろん私も一介のブロガーとしての矜持があるのでおべんちゃらを書く気は微塵もないが、あえて当日に書き上げた文章に個人的な感情が入れ混じっていることは全く否めない。その上で一言言いたい。ライブハウスも悪くはない、と。

チケットとステッカー
出口、他のバンドのビラをもらった。
ALL I WANT以外にも地道に努力しているバンドは数多あるのだと。
純粋に夢を追っている姿は格好いいな。

冒頭写真:筆者撮影


”ALL I WANT”の各種SNS


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