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【出版後の経過】Kindleに夢を託して

・構想段階~出版まで


 Amazonの電子書籍サービス”Kindle”にて高校世界史の参考書を出版してから早くも半年が経ちました。出版するために3年次の夏休みの大半を犠牲にしましたが、それでも自分の本を出してみて良かったと思っています。

 まず、ありがたいことに月に数冊は買って頂いています。また、わずかながらも毎日閲覧数に応じた収益が発生しています(1ページ当たり単価は0.5円弱)。

 これまでの作業時間を鑑みて時給に換算すると、せいぜい時給数十円にしかなりません。しかしながら、アルバイトと違って自分が本当にやりたいことでお金を頂けているだけありがたく、金額の多寡それ自体は全く気にしていません。

 そもそも、私が一念発起してこの書籍を出そうと思ったのは、私なりの世界史の学習ノウハウを他の人にも知ってほしいという思いとレッドオーシャンである参考書業界にそのノウハウがどれだけ通用するのか勝負したい気持ちがあったからです。
 それゆえ、あくまで売り上げ額は書籍の内容が世間に評価されているかという指標の一つとして見ています。

 そして、何より嬉しいことはSNSを通じてありがたいコメントを頂けること。「書籍の内容を見たら個人出版とは思えない出来で受験直前期じゃなかったら買いたかった」というコメントや買って頂いた書籍の写真とともに「この本で1年間頑張ります!」という決意表明を送ってもらえると、著者冥利に尽きます。こんな気持ちはきっとアルバイトでは味わえません。

 数か月前、この書籍を高校時代の恩師に見せたところ、「個人出版である以上、書籍の良し悪し関係なくまずは口コミなどを通じて少しずつ世間に知ってもらうしかないね。長い目で見て頑張って」、と。

 Kindle出版はノーリスクで誰でも簡単に著者デビューを果たせる素晴らしい媒体だと思います。事実、Wordが入ったパソコンさえあれば全て無料で原稿を作成できますし、Youtubeのような収益化要件(登録者数・閲覧数)がなく、誰か一人にさえ読まれれば出版初日から”印税”が発生します。

 これだけ快適な環境を用意してもらったからこそ、後は私次第。「赤シート対応・難関私大用・一問一答形式でない(通史形式)」という既存書籍にはない唯一無二である、この書籍には絶対的な自信があります。

 とすれば、後はそれを地道に広めていくだけ。そのうち、出版社から声がかかるようなことがあれば、今よりも大分安い金額で高校生・受験生に提供できるはず。そして、ゆくゆくは難関私大受験用の「王道」と呼ばれるような書籍にしていきたい。そんな夢をKindleに託します。


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