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入院前・入院中と退院後の比較

そろそろ自宅療養3ヶ月が明けようとしている。

この3ヶ月で何が変わっただろうか。
入院前、入院中と比較していきたい。

①体力
もともと入院中も作業療法の筋トレマシンと散歩で体力が落ちないようにしていたが、マシンも散歩も限られた時間・使用範囲でしか使えなかったので今のほうが自由に運動できる。主に歩くことと筋トレで大分体力は戻ったと思う。

②精神的体力
入院前は頭の中がうるさくて仕方なかったがこれは薬で治った。まだ人の多いところや情報の多いところは疲れる。あとパニック発作が再発したので予期不安に弱くなった。退院直後にくらべたらかなりマシになったがもう少しどうにかしたい。

③生活
21時に寝て6:00くらいに起きるリズム。
家事は掃除、片付け、洗濯等は元の水準並みにできるようになってきたけど料理がなかなか戻らない。とはいえ、もともと家庭内で炊事担当ではないのでそこまで問題はない。

④好きなこと
なぜかできなくなった。
入院前は一番多いときで本も映画も年間100タイトル以上摂取できていたし絵も月に10枚以上描けたのに今は一冊も読めず一枚も描けない。
でも多く摂取できたのはコロナ禍真っ最中だったので趣味に全力が出せていたというよりは躁的防衛の一種だったのかもしれない。

⑤対人
パニック発作が再発したので対人に予期不安を感じるようになってしまった。とはいえ今のところ家族友人と会うのに支障が出るほどではない。
直接会うより電話のほうが緊張する。

⑥アイデンティティ
まだ病人というアイデンティティになじめずにいる。
職があったころ空いた時間は宝ものだったが今は空いた時間はぽつんとした不安の時間だ。
これは就労でなんとかなるだろうか。


○総合的に言って入院前/入院中よりできることがふえて自由になっている。が、時間を持て余してしんどいと感じることもある。   

早く働きたいが就労に関することをしようとすると自分の心の奥底から「まだ早い」とブレーキがかかる感覚がある。

人間が本当に前向きに生きていけるようになるためには、きちんとプロセスを経ることが必要なのです。
「いつまでもクヨクヨしてはいけない!」と思ってしまうと、プロセスが混乱したり、停滞したり、ひどい場合には、逆行したりしてしまいます。

水島広子『つい、「気にしすぎ」てしまう人へ』


就労なり習い事なり「早く『外部』と関わらなくては」と焦っている自分がいるのだと思う。

てもそれは社会的には耳触りがよくてもメンタルヘルス的には逆効果だ。

休むというプロセスをもっと大切にしたい。

焦るな、焦るな、焦るな。

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