vivilavita

イタリア狂。好きがこじれて留学、イタリア料理研究家、イタリアワインソムリエ、イタリアオ…

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イタリア狂。好きがこじれて留学、イタリア料理研究家、イタリアワインソムリエ、イタリアオリーブオイルソムリエの資格を取得。

マガジン

  • 私のイタリアあれこれ。

    きってもきって、切り離せないイタリア。 文化、歴史、芸術どれをとっても、魅惑的。 文化度高めなのに、キャラの濃いイタリア人達。 イタリア好きになる過程やイタリア語奮闘記、ため息と抱腹絶倒な出来事やちょっといい話などやイタリアマニアがオススメする旅の仕方などをつらつらと書き綴ります。よろしくお願いします。

  • やっぱりイタリアワイン!

    イタリアワインソムリエの切り口で、ワインにまつわるエピソードを綴ります。イタリアを偏愛してますので、あしからず。

  • 愛すべきイタリア食文化

    イタリア料理研究家です。 作るより、どちらかというと 歴史や発祥に興味ありがあります。

  • オリーブオイルの秘密。

    エキストラヴァージンオリーブオイルが好きだあ! あなたの知らないオリーブオイルの世界に誘います。

  • ローマの泉に魅せられて

    ローマの泉に魅せられて、しだいにライフワークに。 その周辺や歴史的背景など整理やまとめ的なページです。いつか本に出来たらなぁ…

最近の記事

ローマ春菊を追え!

子供のころからこの春菊が好きだった。 ローマ春菊(最近、大葉春菊って言う様になった?)って言ってた。 旦過市場に母と買い物に行くと、普通の春菊より、「ローマ春菊買って!!!」って言っていた記憶がある。 この頃から私ローマに呼ばれてたのかな(笑) ローマ春菊のローマが気になり(笑)昔(2012年)つてを辿って調べててみました。 これって、北九州しかないんだって⁇ 普通の春菊に比べ、えぐみが少なく香りも上品で、ふぐちりなどの鍋料理には、このローマ春菊が向くそう。 JA北九地

    • ロレートの聖母

      Buon Natale a tutti ! ローマのナヴォーナ広場近くにあるサンタゴスティーノ教会にカラバッジョが描いた『ロレートの聖母』がある。 大好きな絵画の一つ。 私は、ちょっとカラバッジョが苦手だ…見てはいけないものをみてる感覚におちいるから… でも怖いもの見たさ?か、魅せられてしまう妖艶さもある。 しかし、この絵画だけは、罪悪感無しに鑑賞できた。 心惹かれた。 表題をみると… ロレートってどういう意味? そこから引っかかった。 ロレートとは、🇮🇹マルケ州に

      • 2つのMontepulciano

        今回は、montepulcianoが名前についてるワインについてのご紹介。 Vino Nobile Di Montepulciano と Montepulciano D'aburuzzo まずは、 Vino Nobile Di Montepulcianoから。 産地はトスカーナ州 ワインバーなどで、キャンティやブルネッロを置いているところは、見かけるが、なかなかヴィーノ ノビレは、見かけない。 キャンティなブルネッロと同じサンジョベーゼ(呼び名が地域によって変わる)な

        • ワインの香りとは?

          イタリアでAISのソムリエ学校に通った。 『ワインの香りとは?』 あまりに漠然としていて、 その問いに戸惑った。 最初は、哲学かはたまた禅問答か?? 実は、ちゃんとした学術的?な答えがあった。 第一アロマ・・・果実由来 第二アロマ・・・醸造由来 第三アロマ・・・熟成由来 第一アロマは、 果実の香り。ブドウ品種特有の香り。持たない葡萄品種もある。 マスカットなどをイメージするとわかりやすい。 第二アロマは、 ブドウ本来が持っていない成分を、発酵の過程をとおしてワイン

        ローマ春菊を追え!

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        • 私のイタリアあれこれ。
          26本
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          12本
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          14本
        • オリーブオイルの秘密。
          3本
        • ローマの泉に魅せられて
          6本
        • 全ての道はローマに続くと信じて突き進む。
          21本

        記事

          ドルチェワイン その1

          ソムリエになる前は、甘いワインは、おこちゃまの飲み物と決めつけいた。 しかし、プーリア州の旅であるエノテカに寄りました。 Cisterninoのristorante “Il Cucco”でロゼワインの魅力もここで再発見したけど、甘いワインの価値もここで、感じる事ができた。 Dolceに出たカスタードのタルトとMoscato。 イタリアのドルチェは日本人には大抵甘すぎる。 1口目重い(甘い)?と感じたけど・・・ おまけに合わせるのは、あまり好みではない Moscatoそ

          ドルチェワイン その1

          Pietàを巡る旅

          田丸 公美子先生の シモネッタの本能三昧イタリア紀行にPietàの話が載っていて…なんとなく調べていたら、ローマ、フィレンツェ、ミラノにあると知り… 2011年にミケランジェロのPietàを巡る旅を敢行。 まずは、ヴァチカン 「ピエタ」を題材とする数多の作品の中でも第一に挙げられるものである。 古典的な調和、美、抑制というルネサンス の理想の最終到達点ともいうべき完成度を誇り、 ミケランジェロの数多い作品の中でもとりわけ洗練され精緻を極めたものとなっている。 ガラス越しで

          Pietàを巡る旅

          日本26聖人を巡る旅 長崎番外編

          長崎は、日本で1番早く西洋に触れた街。 日本の先駆けがたくさんあります。 物・事だけでなく食もそう。 貿易港だったので、西洋以外にも中華街もあったりします。 私は、同じ九州に住んでいるので、今回はちゃんぽんと皿うどん以外を食べると決めていました。 1日目夕食 一口餃子美味しくって✨ビール🍺が進みました。長崎の締めは、おにぎりと味噌汁だそうで、おにぎり専門店へ。 2日目は、おめざにカステラ。昼食に卓袱料理。おやつは、中華街の中国茶と胡麻団子。 お茶文化もなかなかなんです

          日本26聖人を巡る旅 長崎番外編

          ジュゼッペって誰?

          イタリアに留学して、初めて迎えるクリスマスシーズン。 私は、ミルコのお家で彼のご家族とTVをみていた。 “ジュゼッペ” なんだか物々しはじまりの映画。 ミルコパパに 「ジュゼッペって誰なん?」 そう聞くと 「Gesù(キリスト)のパパだよ。」 私の頭は?⁇がいっぱい。 「GesùってDio(神様)の子だよね?」 (※ITA好きになる前…仏教徒の私は、キリスト=神様だと思っていた😅この頃はその区別がやっと出来た。) パパ 「そう

          ジュゼッペって誰?

          ガルガネーガ

          ガルガネーガ種は、古代ギリシャ起源と言われています。 ガルガネーガ種を使ったワインと言えば、やはりソアヴェだと思う。 ソアヴェの歴史は、2000年前、古代ローマ人がこのソアヴェ・クラシコ地域にガルガーネガを栽培したことに遡ります。 なぜ、古代ローマ人は、この土地にぶどう栽培をしようと思ったのでしょうか。 その理由は、「ミネラルのあるワインを造りたかったから」です。 では、なぜ「ミネラルのあるワインを造りたかった」のでしょうか。 それは、「お料理に合うワイン、食事と共に楽

          ガルガネーガ

          ローマでケバブを食して…

          留学生時代、ローマで1番治安が悪いとされていた地区に住んでいた。そこはイタリアでなく、リトルアジアな所だった。でも、一度たりとも怖い思いをしなかった。安くて美味しいインド料理や中華料理、中東料理などがあり、中でも1番お世話になったケバブ。 よくテイクアウトして食べてた。懐かしい味。 アメリカやヨーロッパでは、移民が問題になってるけど、イタリアは他国に比べて寛大な気がする。 テイクアウトを待っていたら、客引きのお兄ちゃんが、物売りの入店を阻止していた。 なかなか安全じゃないか

          ローマでケバブを食して…

          もちろんオリーブオイルもイタリア産🇮🇹

          2009年にイタリアでオリーブオイルソムリエになりました。なので、今回はイタリアのオリーブオイルについて書いてみたいと思います。 イタリアは生産量世界第2位。 では、イタリア国内は? プーリア州が一番です。 日本では、なんとなくトスカーナ州のオイルが多い気がします。 イタリアでも産地偽装?他の州のオイルをもってきてボトルに詰める。でも、これは合法。 ボトルに詰めた場所でOK🙆‍♀️ でも、せっかくならちゃんとその土地で出来たオイルを味わいたいですよね。 それを見分けるに

          もちろんオリーブオイルもイタリア産🇮🇹

          オリーブオイルの効能。

          先日、漢方医の病院に行った時、受付にありました。 確かに、冬場って鼻の中が乾いた感じがする。 イタリア留学中、軽く火傷した時に、オリーブオイルつけるといいと言われたり、日焼けしてヒリヒリするって言えば、オリーブオイル塗ってくれたり、便秘してると言えば、オリーブオイル(大さじ1位)飲みなさいと言われたり、喉が痛いと言えば、オリーブオイルでうがいしなさいとか…髪がパサつくと言えば、オリーブオイルでマッサージしなさいとか… オリーブオリーブにまつわる民間療法的な話をよく耳にし

          オリーブオイルの効能。

          日本26聖人を巡る旅 二十六聖人記念館編

          オープンより、30分位早く着いたので、1番のりでした。マニアックな場所なので、密にはならない(笑)。 でも、期待以上に萌え萌え💕。 フラッシュ使用しなければ写メOK。 1862年のローマ新聞に感動するITA好き。 日本26人を列聖するという記事。 Pietà ヴァチカンにあるミケランジェロのピエタが有名だけど… ミケランジェロの4体作ってる。それをみて回る旅をした事もある。芸術家たちが絵画やら彫刻やら…人気の画題でもある。しかしココで、イタリア製ブロンズを観るなんて予想

          日本26聖人を巡る旅 二十六聖人記念館編

          日本26聖人巡る旅 小ローマ長崎編

          2017年にCivitavecchia で和装のマリア様を拝見して、ずっと訪れたかった長崎。 2019年にフランシスコ教皇が来日。 カトリック信者でもないのに、合わせて旅したかったけど… 私より逢いたい方々がいらっしゃるはずと遠慮した。 教皇が長崎の西坂にいらしたらのをTVで拝見してますます、行きたい気持ちが… そこにコロナ😭で… 二波と三波の間のgo to travelで行く事が出来た。 先ずは、ここへ 大浦天守堂は、パリ外国宣教会のフューレ神父は、1863年1月22日に

          日本26聖人巡る旅 小ローマ長崎編

          日本26聖人を巡る旅Civitavecchia 編

          ずいぶん前に、天正遣欧少年使節(quattoro raggazzi)にどハマりしていた時期があり、 その続きの日本におけるカトリックがどうなったかとかまで範囲を広げて... チヴィタベッキア(ローマの郊外)に、日本26聖人の教会があると知り、2017年見学に行きました。 時差ボケで?イタリアだから?早く目がさめるので、早朝も苦にならない。 もちろん常宿はテルミニ駅近く。 近距離なら、駅のキオスクで買えます。 駅からは、土地勘や距離感が掴めずタクシーで行ってみた。歩いて行

          日本26聖人を巡る旅Civitavecchia 編

          ズコット、お前もか⁈

          先日ネットの記事で…😭 イタリア語学習者なら違和感を感じるはず。 『ル』ではじまるのって…フランス語🇫🇷じゃない?って。 イタリア語🇮🇹では、このケーキの事、ズコットzuccottoと言います。 ルシャポは、 le chapeau フランス語🇫🇷 と、言う事は… もしかして…もしかして… 調べてみた。 ズコットもCaterina di Lorenzo de' Mediciがフランスに嫁に行った時に随行した、お抱え菓子職人がフランスに伝えた。 オルレアン公アンリとカトリ

          ズコット、お前もか⁈