ううん、微妙に美味しくなぁい。
野菜炒めが苦手だ。
といっても食べる分には好みの料理である。
問題は作る方だ。
これまで何度となくチャレンジしてきたが、おっこれは成功だなと思ったことが一度もない。
本で作り方を読んだりレシピサイトもチェックしてみたがどれもこれもピンとこない。
中華料理だと油通しをすると良いと書いてあることが多いが、家庭でそれをするにはちょっとハードルが高い。
下茹でをするという方法も試したことがあるがべショッとした仕上がりになってしまい納得ができなかった。
私が野菜炒めを作る時に用意する食材は豚のこま切れ肉、キャベツ、ピーマン、玉ねぎ、にんじん、もやしといった所である。
こま切れ肉に醤油をもみ込んで小麦粉をまぶしておく。
野菜はそれぞれ一口サイズに切り分ける。
フライパンに火を点けて油を注ぐ。
そこに豚肉を入れて炒める。
表面の色が変わったらもやし以外の野菜を投入。
鍋を煽ってよく炒めたらもやしを加えてサッと火を通す。
味付けは塩コショウと酒、醤油。
これで私が作る野菜炒めの完成。
長年料理をしているので手際はそれなりに良いと思う。
ようし出来たぞぉと思ってビール片手にモシャッと口に含むとこっれっが本当に少しだけ美味しくない!
何だろう、何か一味足りないような…。
味にコクが無くてのっぺりしている気がする。
炒め具合はまずまずなのだがご飯のおかずにするにはイマイチであり、かといってお酒のアテにするのにもパンチが足りないという困った代物が出来上がるのである。
この野菜炒め苦手症候群は他の料理でもあって、茶わん蒸しが苦手である。
茶わんにエビや鶏肉、にんじん、銀杏などを入れて濾した卵液と出汁を合わせて蒸し器で蒸し揚げるだけなのにこれが不思議とスが入る。
何度挑戦してもきれいな表面で仕上がったことが無い。
レンジで試してみたこともあるがものの見事にスが入った。
味は美味しいのだが食感がなめらかではないところが不満である。
まだまだ他にもいずれ克服したい料理が山ほどある。
目下魚の捌き方がうまくなりたいなと思っている。
手開きと三枚おろししかできないので大きな魚の前には無力である。
毎日作っているご飯も最初は失敗の連続で、そこからどうにか食べられるようなものになって美味しく頂けるようになるまでわりと長い時間がかかっている。
私は決して料理上手ではなく食いしん坊の本能だけで包丁を握っているので珍妙な料理を作ることもある。
なかでも野菜炒めは鬼門だ。
簡単に見えて炒め物の基本がすべて詰まっている侮れない料理である。
これからも根気よくチャレンジしてゆくゆくは野菜炒めマスターとしてそのレシピを堂々とここに公開したいと思う。
まずは鍋振り一千回!
そんな高い志を持ちたいなと思っている私の昨日の晩御飯がこちら。
クリスマスイブに盛大にパーティーをしたので地味目献立。
ニンニクを潰して細かく刻む。
フライパンにニンニクを入れて油を敷いて火を点ける。
香りが立ってきたらそこにひき肉を投入。
しっかり火を通したら玉ねぎのみじん切りを入れる。
玉ねぎがしんなりしたらそこにトマトジュースをドボドボ。
コンソメを一欠け入れたらケチャップ、赤ワイン、砂糖、塩コショウで味付け。
とろみが出るまで煮詰めてそこにバターをドゴン!と加えたら簡単ミートソースの出来上がり。
その間にスパゲティを茹でておく。
副菜はニラをみじん切りにして醤油、ごま油で和えたものを豆腐にかけたニラ奴。
もう一品は定番のキムチ納豆。
スパゲティにミートソースをかけたら晩御飯の出来上がり。
所要時間十五分のお手軽メニュー。
妻を呼んでいただきます。
昨日はクリスマスイブに飲みすぎたので休肝日。
お茶で乾杯してまずはキムチ納豆を食べる。
腸活もすっかり定着しつつあってお肌の具合も体調もいい。
次にニラ奴を頂く。
淡白な豆腐にニラ醤油のパンチのある味わいが嬉しい。
食べていてモリモリと元気が出そうな味だった。
では熱いうちにミートソーススパゲティを。
フォークに絡めてツルツルと口に運ぶ。
作りたてのフレッシュなソースの味わいが嬉しい。
仕上げにバターをたっぷり入れているので味に深みが出ていた。
麺の茹で具合も丁度良くてなかなかの一品。
妻はミートソースが好きなので美味しい美味しいと言って食べていた。
スパゲティメインの食事だったのであっと言う間に完食。
お酒の無い日の晩御飯はこの位アッサリでもいいなと思った。
片づけもお皿が少なくてとってもラクチン。
今日は作るのが苦手な料理のお話しでした。
皆さんもこれよく失敗するんだよね~というモノがありますか?
私はグラタンも実はしくじりがち。
まだまだ他にもあるんですが、きりがないのでこの辺で。
さぁて今晩は失敗しませんように。
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