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育て直し 1986年 9月17日(水) 11ヶ月 頼ませてから、お膳を拭かせてあげる!頼まれないのに、親切にしない

【日記】
  今日は、久美子が夜勤(助産婦)なので、私が子ども達の夜の世話係り。晩御飯から、お風呂、就寝と大忙しだ。
 そのせいで、夜中に梓が飲み残したミルク(哺乳瓶)を、そのままテーブルの上に置きっぱなしにしてしまった。仕方がない明日起きてから、洗おうとお思っていた。
 しかし、朝起きてみたらそのミルク(哺乳瓶)が空になっていた。誰が飲んだんだ?と大騒ぎになった。梓が起きて、勝手に飲んだのか?本人に問い正したが、知らん顔だった。結局、この謎は解明できずじまいに終わった。(案外、真相は、私が寝ぼけて洗ったのを忘れているとか…)

テーブルの上の哺乳瓶

 最近、晩御飯を食べたあと、ふきんでお膳を拭いてくれるようになった。保育所で、当番みたいなものがあるのかな?それで、覚えてきたのかな?多分、周りのことをよく見て覚えてきたのだろう。楽しいそうにやっている。お膳を拭いてくれるので、楽ちんだ。「ありがとう」。

お膳(テーブル)を吹く

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【解説】
 前に書いた皿洗いの記事と同じように、家族のためを思ってお膳拭きをしているわけではありません。『お膳拭き』が好きで、やりたいからやっているだけです。たまたま、子どものやりたいことが「お手伝いのようにみえている」だけです。
 ですから、簡単に「ありがとう」と言ってはいけません。「大人のやるべきことを横取りしてやりたい」のですから「想像」「共感」「覚えて」で「やらせてください:と、お願いさせてからやらせましょう。「すみません」の頼み力が育ってきます。
 これをやらないと、凸凹タイプは、自分のやりたいことは何でも好きにやらせてもらえると思ってしまうのです。
 頼む力をこの時期に養っておかないと、3歳以降に「やってはいけないこと」までやりたがって大変困ることになります。

 これに対して、さらに親が「ありがとう」となんて言おうものなら、今後、子どもがするすべてのことに許可を与えたことになります。勝手にやったお膳拭き遊びがOKだったんだから、これから遊びはなんでもOKで親は「ありがとうだ」だと「0か100かの考え方」で思い込んでしまうからです。すると、子どものやった間違ったことを、止められなくなります。大声で、叱るしかなくなります。

これも「ありがとう」です

 【セリフ】
父「お膳が拭きたいみたいだね?」
子「ぶっぶぶ(やりたい)。」
父「保育所で勉強してきたのかな(「想像」)?」
子「ややっや(そうだよ。教えてもらったの)。」
父「お膳をきれいにしてくれるなんて、とってもありがたいわ(「共 
 感」
)。」
子「・・・(やってもいいの?」
父「じゃ、やらせてあげるから、お願いしますと1回頭下げといて。

  子どもが、なんとなく頭を下げる。または、下げさせる。

父「そう、そうそれ。本当は、『お膳を拭かしてください。』とか『お膳拭
 きましょうか?』って言うんだけどね(「覚えて」)。早く覚えてね。」
子「あああった(わかった。やらせてくれて。、ありがとう)」

かってにやらせるのではなく、正しいお膳の拭き方も教えてあげましょう


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