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先生や保護者《親》が知っておくべき「発達」のこと

 さらに、発達の話をもう少しします。先生や保護者が理解し、支援や配慮しやすいように簡略した話です。アセスメントのために必要です。

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 発達は、上図のように愛着の形成された大人と「やりとり」することで発達の栄養が溜まっていくことで伸びていきます。
  ・愛着とは、基本的な信頼関係 
       ・愛着の形成された大人とは、いろいろ学んでいこうと思える存在
  ・大人は、両親か養護者(祖父母等)
  ・大人が愛情を持って子どもを大事に育て、子どもがそれを喜ぶこ
   とで始まる(おむつをかえたり、授乳したり、遊んだりすること)
  ・発達の栄養とは、語彙、知識、ルール・常識・マナーなど
  ・「やりとり」をして発達の栄養が溜まるたびに、愛情も溜まり愛着は
   深まっていく

 つまり、子どもは大人と「やりとり」がうまくできない、もしくは「やりとり」をするつもりにならないという状態では、うまく発達していかないのです。そして、徐々に発達が偏ってしまいます。「やりとり」でしか、発達の栄養は溜まらないからです。その発達が偏ってしまった子どもを《発達に凸凹がある》と言います。

 「やりとり」がうまくいかないで、発達が凸凹になるが原因を、次回説明します。
 今しばらく、発達について学んでください。アセスメントだけをいたずらに学ぶと使い方を間違うからです。



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