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受け入れの方法とスキル 第4段階  その6

 少し、中断しましたので第4段階の復習を少ししておきます。
 第4段階は、「やりとり」しながら、提案していく段階のpart2です。part1では、まず遊びましたが、part2は、次のようにやっていきます。

   先生がやらせたい学習準備、行事の取り組み、集団行動のルールなど
  (提案)を「やりとり」しなが受け入れてもらったあと、好きな遊び
   を十分に楽しむことを許可する。

 今回は、給食のときの様子を【セリフ】で書いていきます。細部に注目して、第4段階の本質をつかんでください。

 給食の時間です。最近は、みーちゃんは伊藤先生が指示を出さないでも、エプロンをつけるようになりました。

先生「偉いね(「共感」)。自分で、エプロンをつけたね。じゃ、1組に食     
  べに行きましょう。」

 1組につくと、みーちゃんはお盆を持って並びます。牛乳係りを卒業して、今はお盆に入れてもらったものをこぼさないように、自分の机まで運ぶ練習をしています。
 1組の給食当番の子どもも、みーちゃんに声を掛けながら上手にいれてくれます。

1組「みーちゃん、もう少しお盆をまっすぐにして。お汁を入れたらこぼれ
  そうだよ。そうそう、それでまっすぐだよ。今から、汁入れるね。」

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給食をこぼさないように運ぶ

 みーちゃんも、顔がゆるんで笑顔です。配膳してもらったお盆を持って、自分の席に向かいます。こぼすのが怖いので。ものすごくゆっくりです。伊藤先生は、トラブルに備えて近くで待機しています。みーちゃんが、時々ギブアップすることがあるからです。

 今日は、無事席に到着しました。

先生「みーちゃん、最後までできたね(「共感」)。内心、ドキドキしたね
  (「想像」)。でも、頑張りました。もうじき、いただきますになるか
  ら、もう少し待ってね。先に食べたらだめだよ。1組さんのみんなと一
   にたべるんだよ(「覚えて」)。分かった。」

みー「分かった。いっしょ。」

先生「みーちゃん、給食のルールも覚えてきたね(「共感」)。」

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