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《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》のアセスメントとその支援の方法 その4 算数の支援の方法③

③ 図形は、全般に苦手。グラフが読めない。 

 見るのが苦手だと、図形の頂点や線がうまく捉えることができません。だから、うまく書けません。そもそも、どういうものか分からないのです。
 支援としては「言語化して覚える」ことになります。つまり、言葉で説明してもらって、それを覚えるということです。

   ➪図形は言語化して理解し覚えていく

   長方形を例に書きます 

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   「長方形」は、
     ・4つの線と4つの角でできている。
     ・向かい合う線の線の長さは同じで、平行である。
     ・4つの角は、全て90度。

   図形を見ながら言葉の説明を覚えることで、長方形が理解できます。
 
  
もちろん、線、角、平行、90度をその前に学んでいる前提です。

 グラフも同じように、うまく情報を見取ることができません。だから、グラフから、数字を読み取るのが難しい作業になります。そもそも、何が書いてあるかさっぱりわからない状態です。
 支援としては、図形と同じように「言語化してもらったものを、理解して覚える」ことになります。

   ➪グラフも言語化して理解して覚えていく

   小学生の勉強時間のグラフの例で書きます

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     ・全体に着目すると、最も多い勉強時間は「30分~1時間未満」
      で、約半数(52.8%)いる。
     ・次に多いのは「1時間~2時間」で、約4割(40.3%)いる。
     ・つまり、小学生のほとんどが30分から2時間くらいの間、勉強
      をしている。

      このように、グラフから読み取ったことを理解して覚えていけ 
          ばいいのです。グラフを自分で、読み取る必要はありません。


      ④は、次の「算数の支援の方法④」に書きます。

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