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◇若林源三解体新書◇EP 1

~その名前の謎~

★原作・アニメから一個人があれこれ想像しているだけの文章ですので色々ご容赦願います★

 

 若林源三。世界最高峰ゴールキーパーとして世界的に有名なサッカープレイヤー。世界中の名だたるゴールキーパーが彼を見て、時には強く憧れて育ったと言っても過言ではない人物。
 …………彼は実在しない、という最も悲しい現実を、私は時として、いや、たいていの場合忘れている。

 いや、大人なんでわかっています、実在しません。等身大フィギュアを造ろうが3Dプリンターでどうにかしようが、それは実在したことにはなりません。
 しかし、彼と彼の周辺を読み解くことで、実在するかのように彼を具体化したいがために、できる範囲で最大限の想像力を費やしているだけの一個人がブログ代わりに書いている投稿です。ご笑覧いただければとても幸いです。
 

 若林源三。まずはその名前から。え、若林源三って誰??何??って方は、「キャプテン翼」という全世界的に有名なサッカー漫画を先に御一読願います。

↑とある日の京成線四ッ木駅夕刻の若林くん

 この名前、いくつか画数占いをしてみた。だいたい似たり寄ったりの診断だった。名字は、一族繁栄のような意味を、一方下の名前は。成功、才能、名声といった意味合いの画数を持つという結果がほとんど。運がいいんだね、そりゃあ、あの経済力の家に生まれ落ちてるんだものね、金運は凄まじい。それに、サッカーにおけるあの天賦の才能。運も実力のうち、という言葉がありますが、だったらこのとてつもない運を含む若林くんの実力とは??実力を広さで表現するなら宇宙レベルですか??

 
 そんな若林源三、この名前に関する私の人生最大の疑問。昭和の昔から、ずっとずっとずっと、ずぅーーーーっっと思っていた。

 そもそも、どうして「源三」なの?

 と。その真実は高橋先生と当時の編集担当の方しか存じないのでしょうか。

 翼太郎の時代から大空翼の時代になっても、若林源三は若林源三、そのままその名前を受け継いでいることはわかるが、高橋先生による名前の由来は未だに公には謎めいたまま。
 モデルになった実在の選手も特にいない様子。
 声優の若山弦蔵さんを由来とする説があるようですが、その昔に先生がどこかでそう仰った………のかもしません………現時点で確固たる根拠は見当たりません。そうだとしたら、何故若山さんだったのか?翼太郎のネームの時点で、ライバルキャラが何故その名前になったのかを知りたいのです。


 私は昭和の時代に若林くん同様小学生だったので、当時の男子の名前の傾向は一応知っている。その感覚で言えば、同級生に「○三」はほぼ見当たらなかったし、それは学年が上がっても、ここまで歳をとっても、当時は珍しくなく今時の子供にはあまり見かけない○○彦というマッチのようなお名前の方にはたくさんお会いしているが、○三という名前の方は圧倒的に少ない。やはり、○三といえば、個人的は加山雄三さんの年代のイメージである。

 なお、三杉「淳」君のような、漢字一文字で呼び名が二文字のような名前、子供心にカッコいいなと思っていました。石崎君ですら(ごめんなさい)「了」と、ちょっとカッコいい名前。従って、「健」という名前の人物など、ポジションや存在感も相まって昭和の当時は嫉妬心しか抱いてなかったわけです(若島津君も凄いしカッコいいと今は思ってますよ!)。
 
 修哲をはじめとする主要人物の名前を見ても、若林くんほど年代感がある名前の人はほぼいない。森崎君は若林くんから派生しているのだろうし、あとは……吉良耕三さん……かなり歳上の人じゃないですか……。

 
 という前座にもならない私の戯言から入り申し訳ありません。

 
 昭和から元号を一つ飛び越して今回のスピンオフで明らかになった、若林家の一族の一部の名。
 祖先が源左エ門(エ、は小さいカタカナ)さん。お父さんが修造さん。一番上のお兄さんが修一さんで、その次のお兄さんが栄二さん。源左エ門さんの頭髪からして薄くなる家系なのか??それはさておき、ここで思ったのは、

「源」の字……長男など、家を継ぐ人が代々使うのでは?

「修」の字……絶対修哲と何か関係ありますよね?


 一つ目の疑問について。さらっと言うと、修造さんは、実は次男や三男であり、「源」の字を持ちながらも会社を継がなかった長男が他にいるのではなかろうか。
 又は、修造さんは長男だけど、代々特に名前にこだわる家風でもなく、源の字も誰も特にこだわっていなかった。
 修造さんは、自分の長男には修の文字を使ったが、親の名前の文字を子供が受け継ぐことは、家柄とは関係なく特段珍しいことではない。

 で、次男が栄二さん。修、栄、とは集英社さんからとったのかしら?というのはさておき、次男が会社を手伝ったり継いだりすることを想定したら、栄という字を使うのも頷ける。

 そして、年の離れた三男坊。三男だから、「三」。同じ「ぞう」でも、長男次男の名前を考えたら、自分の「造」をつけるのは、修造さん的にはばかられるだろう。そして、ここにきて「源」の字。立派な祖先の漢字をまだ使用していなかったことに気がつき、溺愛のあまり使ってしまった、というところだろうか。

 こんなふうに、若林家の中では深い意味もなく、何となく名付けられたであろう「源三」。
 そして、完全に憶測だが、おそらく高橋先生は何となく著名人などたまたま目にしたどなたかのお名前をもじって若林くんに名付けた程度に過ぎないのかもしれない。

 しかし、この「源」の字。
 …………見れば見るほど何と良い字であろうか。

 源、みなもと、すべての根源。げんぞう、という名にしてしまうと若々しさは色褪せるが、この一文字のインパクトや奥深さたるや。

 考えてみれば簡単にわかることだが、そもそも翼君は、若林くんに出会ったからこそ、輝かしいサッカー人生、伝説が始まったのだ。キャプテン翼という物語が日本のみならず世界中のサッカーに大きな影響を与えたことは周知の事実。そして、この世界サッカーに影響を与えた物語は、「翼が攻め、若林が守る」という連載初期のあの対決の画が成立し、そこから走り出したものである。そして、当初のライバルに終わらず、永遠のライバルとも言えるこの二人の構図は、日本のW杯優勝に必須の主軸であり、その夢に向かってこの二人が日本サッカーを引っ張ってゆく。
 今さら私が大声を上げて言うことではないが、若林くんは、物語においてそれ程深く重要な意味を持っている人物なのである。そんな彼の名前に用いられている文字が、「源」。
 

 この「源」という文字に、キャプテン翼という偉大な物語の根源、根底が偶然にも託されている気がしてならないのである。

 
 当然、主人公は翼君だけど、影のキャプテンが若林くんと言ってもよいと思っています。
 実際、翼君達日本代表メンバーが世界選抜相手との試合で翼君が抜け世界選抜側に回った際、キャプテンは若林がやれ、と日本チーム監督の吉良さんが命じている。あの吉良監督が、特に直接指導も師弟関係もない若林くんを、である。ここからも、物語第2のキャプテンと言えるのは若林くんなのである。


 そう理解したら、そんな「源」の字に、家の三男坊の三がついている名前を、どうしてコレなんだ?と思うことはあまり無くなった。名前の由来を高橋先生に質問したい気持ちは消えてはいないが。

 なお、若林くんの呼ばれ方は多彩だ。物語中、その数だけでいえばトップクラスである。

・若林くん(翼君等)
・キャプテン(修哲関係者)
・若林さん(修哲関係者等)
・若林(日向君等)
・源三(親族、見上さん)
・ワカバヤシ(シュナイダー等)
・ゲンゾー(ハンブルグSV関係者)
・ゲンさん(カルツ)
・源さん(石崎)
・(若林と表記のうえ読み方のみ)
 ゲンさん(カルツ)
・ワンワン(ジョン)

 一見とっつきにくそうな性格なのに、様々な相当慕われたり注目されているのがよくわかる。

 作中では滅多に使われないが、源くんとか源ちゃんと呼ばれている様子も見てみたい。若林くん本人はジュニアユース編の扉絵で、自分を「源ちゃん」と称しているので、もしかしたらこの呼び方をされたいのかもしれない。もしかしたら、スピンオフ後編で出てくるかもしれない、出てこないのかもしれない若林くんのお母さんが、源ちゃん呼びを優しい声でしているのかもしれない。

 二つ目の「修」の字については、また後日。
 
 後編でまた何か明かされるかもしれないので、その場合はこのnote、あっさりと書き換えます。

EP 1 終 

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C翼若林くんの人生を原作・アニメから読み解いた私見をのろのろと一生かけて書いています⇒「若林源三解体新書」

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