25歳、どん底から這い上がり、自分磨きに徹する！！

社会人になってから、自分が自分でなくなったような、自分が好きになれない時期が長く続きました。

社会人になる前は、バリキャリ女子になるぞ！なんて意気込んで、中身もない、上っ面だけギラギラしてました。IT企業って響きに酔いしれて、自分では何もできていないのに、できる女になった気がして、根拠のない自信に溢れてました。

ただ都会で働き始めて、再びパニック障害と闘うことになりました。動悸、吐き気、めまい。とにかく満員電車が地獄。夢見ていたキラキラOL生活とは真逆の生活になりました。お家ではYouTubeで電車の動画をたくさん見て、電車に乗り込むイメトレばかりしていました。それでも、駅に近づくと動悸がひどくて、電車に乗ることを身体が全力で拒否していました。

旅行が好きで、たくさんお出かけすることが幸せだったのに、その手段がトラウマになる。当たり前に出来ていたことが出来なくなる。どんどん落ち込んだ気持ちになり、この状況は周囲の人には理解されないよな、と本当に苦しい状況でした。食欲もなくなり、10キロほど体重も落ちてしまいました。

学生時代は、目標もあって、たくさん仲間に囲まれて、自分のことも好きになれていたのに。
大人になると、急に集団から放り出されて、孤独と向き合って、目標も見失ったり、疎遠になる人も増えたり、自分で幸せを作ることができなくなっていました。

このままの状況ではいけないと思い、勇気を振り絞って精神科に行きました。薬をもらって、飲んでみたのはいいものの、気持ちが悪くなってしまいました。当時のパートナーに助けを求めましたが、負担を与えてしまい、お別れすることになりました。　　

その後、職場の同じチームのメンバーも、次から次へとメンタル不調で退職していきました。私自身、心身ともに万全な状態じゃないまま、その分の仕事も引き継いでいきました。病む暇もないまま、無我夢中で仕事を片付けました。この暗闇は永遠に抜けられないと思いました。

その中でも変化できたこともあります。
仕事に追われているうちに、電車が克服できてきて、旅行にも行けるようになってきました。1人で強く生きていかなきゃいけないって気持ちで、パニックを跳ね除けることができたと思います。
(結局薬には頼りませんでした。)

電車に乗れるようになったことが嬉しくて、お出かけもたくさんするようになりました。今までパニックで遠ざけていたライブにもたくさん行けるようになりました。(その頃には感受性が豊かすぎて、ライブ中たくさん泣いてました。歌詞が心に刺さるようになりました。)本当に少しずつですが、自分に自信を持ち始められるようになりました。

周囲の人には素直にどん底で苦しい〜って打ち明けるようにしました。そしたら、たくさん支えてもらったり、可愛がってもらえるようになりました。人が変わったみたいと言われて、本来の自分を出せるようになったのかなあと感じてます。

仕事も山場を乗り越えて、新しいメンバーでなんとか楽しく働けるようになりました。お客様先にも恐れず行けるようになったり、他部署との交流も広がりました。避けていた飲み会も楽しめるようになり、たくさんご馳走してもらって、体重も少しずつ取り戻しました。

まだまだポジティブになれない日もあるけれど、目の前の幸せをちゃんと大事にしていこうと思いました。弱い自分にもちゃんと寄り添って、向き合っていきたいです。自分の幸せは自分で作っていく。その先に、支え合える人とも出会えると嬉しいです。

ps.最近はコンシェルジュ付きのマンションに住むことと、メルボルンへストリートアートを見に行くのが夢です。そのために体力つけて、お仕事頑張って、前向きに生きていくぞ！！