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住宅改修、後悔と成功点!!

住宅改修を今後される方や支援に携わる方へ。

100%完璧!ってなかなかです。
時間的な制約や本人は様々な負担が重なっている中で考える余裕がなかったり、家族はよく分からないからと専門家に託したりと、実際に使い、過ごしてみて分かることが多いのも現実です。

私は先日住宅改修を終え、生活している中で気付いた後悔と成功点について情報をお伝えします!

デザインの無断転載及び引用禁止

⭐️脱衣所手すりの防水&滑り止め加工

浴室内手すりは防水&滑り止め加工のある手すりを設置するのがメジャー。

浴室内の防水&滑り止め加工手すり

しかし脱衣所では、通常、廊下などで使用される加工のない、一般的な手すりが設置されやすいかと思います。

実際に私も住宅改修では、リフォームメーカーから事前に提案のあった、一般的な手すりを設置することになり、何の疑問もなく設置しました。

浴室出入口の加工の無い通常手すり
(脱衣所側)

実際使ってみるとですね…
浴室への入室時には全く気にならない。
⚠️しかし…!!!!!
退室時、健常な頃のように体についた水滴達を綺麗に拭いて出てこれない私。濡れた手で退室するもので、通常の手すりだと滑る!ニュルっとする!気持ち悪い!のです。しっかり握らないと滑りますし、そこそこの不快感もあります。

皆さんも試しに、濡れた手で通常の手すりを使ってみてください…😭。

もしやり直せるのなら、防水&滑り止め加工のある手すりを確実に設置しますね🤔…。

続いて...

⭐️階段最上段の手すりの長さ

リフォームメーカーからの提案では、写真🔴のようにスロープに向けた手すりと階段の手すりは同じ切れ端ラインにする話ですすんでいました。
この時点では何の疑問も持っていませんでした。

玄関アプローチの図案

いざ手すり設置するという当日、外工担当の職人さんから「階段の最上段は長めに残しておいた方が登りきった後の安定感に繋がるので残しておきます。」との提案があった。

設置後の手すり:階段用は長めの切り端

実際設置後…
通常、手すり利用下で昇段する際には、握り手は体側ではなく自然とやや前方を握るようになるため、長めの切り端にしてくれたことで、最上段の昇段時に程よい位置で握ることができ、違和感や不自由さなく昇段することができています。
また職人さんが言ってくれたように、昇段し切った後に握り手が後方に来ることがなく、体側にくるため、昇段後の立位が安定しています。

もし切り端が短く最上段の段鼻付近で終わるものだと、昇段時の力の入りにくさもそうですが、昇段後は握り手が後方に残り、重心が後方に持っていかれるので、転落の危険性もあるためこれは非常に重要な要素でした!

そして昇段だけでなく、降段時にも影響します。
手すり切り端が最上段の段鼻付近にあると、降段時手すりを握ろうとした際に、いきなりかがむような姿勢となり、重心が大きく前方へ移動し転落の危険性があります。

職人さん、ナイスでした!👏

本来ならば階段周囲空間に余裕があるのであれば、下図のように水平部分を伸ばしておけたらな…という想いは心の中にしまっておきます🤫

TOTO株式会社 | TOTO住宅&パブリック
カタログ 2022 p547より引用

今回の住宅改修、客観的視点で助言をいただけたであろう福祉の専門家がチームにいなかったことも一要因かもしれない。

住宅改修をされる本人・家族や支援に携わる方などのお役に立てられれば幸いです🙏✨


最後までお読みいただき
ありがとうございました😊!!


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