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553杯目:12年半前、大物俳優の地味なコツコツ力を目の当たりにした話③本編

ミニライブ開始5時間前…何かが怒る予感しかしない。
そして起こりました。

自分の想定内、エイベックスの想定外のことが…(笑)

『直筆サイン入り特製CDジャケット、水谷豊さん本人から手渡しでプレゼント』
の引換券を持った人が続々と会場入りして、列がどんどん長くなっていく。
エイベックスとしてはその分、アルバムが売れているという事だから良いことではあるでしょうけど、現場のスタッフからは、そんな感じは全く感じられず、焦っている。

そして引き換え時間12時30分になった時には、すでに番号が3000番台に突入。
さらにスゴい事になってきた。
時間通りに引き換えに来た人、本当に水谷豊さんから直筆サイン入りCDジャケットをいただけるのだろうか?
自分は360番台で確保してあるから、他人事とは言えやはり同じ水谷豊ファン。
ちょっと気に掛かったりもする。
そしてミニライブ開始前30分の13時30分、引き換えが終了。
何やら近くの人から、4000番台も越えたみたいだという声が聞こえた。

ラゾーナ川崎のミニライブ会場は3階の部分まで超満員。
公式発表は12,000人とかで、ラゾーナ川崎の動員記録を更新したらしい。
それまでの記録は玉置浩二さんの8,000人だったそうで、本当この時の水谷豊さんのブームはスゴかったf^_^;

そして3曲を歌ってミニライブが終了。
その後、マスコミ関係の囲み取材を終えて、ここからファンの自分にとっては大イベント、夢にも現れなかった夢のような出来事。
水谷豊さんから直接、直筆サイン入りCDジャケットをプレゼント。

引換券の番号順に呼ばれて、自分の番になり勇気を振り絞って、『頑張ってください!』と声をかけたら、笑顔で『サンキュー!!』と答えてくれました。
もう初めての川崎までの5時間の道のりの疲れが吹っ飛びました。
この数秒のために来た甲斐があった😊
その辺のことを語り始めると長くなってしまうので、さらっと流して、イベントの話に戻ります。

順調に水谷豊さんがファン一人一人に笑顔を振りまきながらCDジャケットを渡していきます。
自分の番が終わってからは、ずっと目の前でその様子を見ていました。
5月の天気の良い日、ちょっと汗ばむ陽気にも関わらず、水谷豊さんは笑顔でずっと対応していました。

そして番号が2500番くらいになったところで…用意していた直筆サイン入りCDジャケットが尽きてしまいました。
会場に押し寄せるファンの数にこのままでは足りなくなると、ミニライブが始まる直前まで、水谷豊さんはCDジャケットにサインを入れていたそうです。
それでも足りなくなり、2500番あたりから最後の5000番あたりまで握手会に変更になりました。

そして、CDジャケットを渡し始めてから3時間が経過。
その間も、全く嫌な顔もせず、ファン一人一人の目をしっかり見て対応している水谷豊さんを自分も最後まで見ていました。
水谷豊さんの対応が神対応すぎるために、スタッフの方が逆にどんどんお客様の移動を促すほどでした。
なぜなら、夕方からは同じラゾーナ川崎内にある映画館で、劇場版・相棒の舞台挨拶があったからf^_^;

まだ出始めの芸能人ならまだしも、すでに大物俳優と言っても良い水谷豊さんの一人一人のファンに対して丁寧に対応している姿は今でも忘れません。

この時、水谷豊さんのプロ意識と、地道に積み上げていくコツコツ力を目の当たりにして、影に隠れて見えない努力とはこういう事なんだと思いました。
普段こういう事ができていない人が、4時間も立ちっぱなしでファンと笑顔で交流なんてできないですからね。

水谷豊熱が強すぎて、かなり遠回りしましたが、この時に努力の大切さを言葉ではなく、体験として感じる事ができました。

自分の人生の中でも、大きな学びの出来事で今でも活きています。

#水谷豊 #ラゾーナ川崎 #努力 #地道 #コラム #エッセイ


貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。