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1133杯目:他人をリスペクトする気持ち

17日間に及ぶパリ・オリンピックが昨日終了した。
今大会も数々の感動を感じることができました。

その中で、今大会の日本で問題になったSNSによる選手への誹謗中傷。
プレーした結果が上手くいかなかったことへの誹謗中傷が酷かった。
昔なら、上手くいかなかった選手への不満を言ったところで、テレビの前や日常生活環境内でのことだったのが、SNSは世界中にその不満を発信できて、当の選手にまでその声が届いてしまうから厄介だ。

野球中継を見ている親父が、テレビの前で『あんなボール俺だって打てるわ!』なんてテレビに映し出される選手に向かって不満を言っている光景は昭和の頃からある。
多分、その親父は、間違っても打てないと思うけどf^_^;
まっ、それはそれでお茶の間での話だし、スポーツ観戦の楽しみ方としては正しいと思う。

しかし現在普及しているSNSは誰でも不特定の人に、その不満を発信することができる。
最悪、その選手にもその声が聞こえてしまう。
しかし、SNSを使用している誰もがそれを認識していると思う。
それが分かっていても、不満を超えて誹謗中傷にまで発展して発信してしまうというのは、どういう心境からくるものなのだろうか?
以前から、SNSは匿名だから無責任なことも言えてしまう。
と言われている。
確かに自分の身元がバレなければ、言いたいことを言ってしまう人もいるだろう。

しかし、自分は、それ以前にスポーツ選手へのリスペクトがなくなっていることが原因な気もする。
スポーツ選手へのリスペクトと言っても、別にスポーツ選手の方が地位が上とか言っているわけではない。
単純に考えて、スポーツ選手それもオリンピックに選ばれるくらいの選手は、自分と同じ人間でありながら、間違いなく自分にできないことができてしまう超人なのは間違いない。

オリンピック中継で色々な競技を観たけど、それを見て『あれなら自分にもできそうだ。』とか『自分の方がもっと上手くできる。』なんて感想は一度もない。
才能があって訓練して努力すると、同じ人間でも、ああいう事ができるようになるんだなー!?って尊敬でしかないですけどね😊

競技なので、もちろんその中に勝ち負けはある。
でも、それで選手たちを責めようなんて気、自分は起きないですけどねー。

プロスポーツ選手や芸能人など、テレビの中の人で自分の日常生活の人間関係には全く関係のない人たち。
もちろんその人たちを憧れたり、その人たちから元気をもらったりする。
自分達はそれだけで良いような気がするけど、そのような人たちの間違い、不倫や炎上などで、やたら騒ぐ人がいる。
その芸能人が不倫したところで、自分の日常には全く影響がないはずなのに、やたら怒る人がいる。
許せない!とか言ってf^_^;)

これって、もしかしたらプロスポーツ選手や芸能人に人たちがSNSを個人的に発信して、普段は至って普通の人なんだよ!アピールも良くないのかもしれない。
それらで、テレビの中の人だった人が、身近に感じられると言うのは、良い面もあるけど、悪い面も多いにあるのではないでしょうか?
テレビに映らない、私生活みたいなのを垣間見られるようになったことで、テレビの中の人から、悪い意味で身近な人に脳内変換されてしまい、『そう言うのは断じて許すことはできない!』思考になっちゃうのかもしれません。

ただ単に自分にできないことをしている人たちと思えば、その人への尊敬って自然に生まれてくるものだと、自分は思っているのですが。

『俺だってあの位のボール打てるわ!』はお茶の間の会話だけでで良いと思います。

あんなに速く走れないし…あんなに高く飛べないし…あんなに遠くに投げられないし…

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きひろ
貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。