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『ドミノ』の可能性を考えて、1年間書いてみる。[3:4]

3回目にして、複数構成となります。
ということで、続き。

ハナヤマ『ドミノ牌120』を購入したことを想定して、色違い4色4セットのドミノを使ったルールを考えてみましたので、紹介します。

通常のゲームの1つ『ドロー』のルール

ドミノにはいくつか標準的な遊び方があります。その中で最も基本となるのが『ストップ』です。ルールを簡単にまとめると、

◆各プレイヤーに、手持ちとして同数の牌を配る。
◆最初のプレイヤーは、手持ちから1枚牌を場に出す。
◆次のプレイヤーは、場の牌の両側いずれかと同じ点(Pip)が向かい合うように、手持ちから1枚牌を場に出してつなげる。
◆以降のプレイヤーも、場のつなげた牌の両側いずれかと同じ点(Pip)が向かい合うように、手持ちから1枚牌を場に出してつなげる。
◆場のつなげた牌につながる牌を手持ちから出せない場合は、パスをする(出せるけどあえてパスをすることもできる)。
◆ゲームの終了は、
 ・プレイヤーの1人が手持ちの牌を全部場に出してしまう
 ・全員がパスを繰り返し、ひとまわりしてしまう
◇ゲーム終了後、各プレイヤーの手持ちの牌に描かれた点(Pip)の数を合計したものが、マイナス点。
◇ゲームを繰り返して、一定以上のマイナス点を超えた人が出たとき、全員の中で1番点数の高い人が勝ち。

となります。このゲームを基にして『ドロー』というゲームがあります。
『ストップ』から何が加わったかというと、

◆プレイヤーに配られなかった牌は、裏向きにして「山」として積む。
◆プレイヤーの番で、手持ちから牌が出せない場合、「山」から1枚牌を手持ちに加える。もし、その牌が場に出せるのであれば、出しても構わない。

です。ざっくりしたルールですが、これらから、いろいろな派生や変化して多様なルールがあります。

『ドロー』からの拡張

では、色違い4色4セットを使ったゲームについて、『ドロー』からの変更点や追加点をあげていく形で書いていきます。

【ゲーム前の準備】
各色のドミノ牌の「山」を作り、各プレイヤーはそこから各色の牌を3枚ずつ取って(合計12枚の)手札にする。

【手持ちから出す牌】
◆最初のプレイヤーは、手持ちから1枚(何色でもよい)場に出す。
◆以降のプレイヤーは、場のつなげた牌の両側いずれかと同じ点(Pip)が向かい合うように、以下のルールに従い、手持ちから1枚もしくは2枚を場に出してつなげる。

(1枚出し)場のつなげる牌と異なる色の牌を出す。

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上の場合だと、左の黒[3:6]が場にある牌とすると、赤の[6:2]だと6でつながります。
しかし、黒の[6:2]だと、同じ色の牌なので、ルール違反になります。

(2枚出し)場のつなげる牌とそれぞれ異なる色で同じ点(Pip)で互いにつながる牌を積むように出してつなげる。

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上の2枚つながった牌は、場の牌。
下の2枚の牌は、手持ちの牌です。

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手持ちの黒[4:2]を、異なる色の赤の牌につなげます。数字は合っていません。
しかし、もう1枚の手持ちの青[2:4]を下に並べてみると上下で一致していますね。

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もう1枚の手持ち牌を、数字と一致するように重ねて置きます。
2枚とも赤と異なっていますので、OKです。

※手持ちの牌の出し方は、このゲームの1番特徴的なルールです。簡単にまとめると、
◆必ず違う色の牌をつなげないといけない。
◆2枚出せて場の牌は2段組になる。
です。

【スピナー】
手持ちから1枚出しした牌が、[6:6]などのように両方同じ点(Pip)の牌(ダブル牌)であれば、場に出すときに90度回転させて置いてよい。
以降、この牌の両端とサイドの3方向に牌をつなげていく(言い換えると、つなげていく箇所が2つ増える

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中央にある青[6:6]がスピナーになります。
下の分岐している箇所は、青[5:5]のスピナーがあります。
上の3方向に分岐している箇所は、黄[3:3]のスピナーがあります。ドミノの形状上、上に乗せる牌は2枚になります。その辺プレイの際は、上手くやり過ごしてください。

【山から牌を取る】
プレイヤーの番で、手持ちから牌が出せない場合、4色のそれぞれの「山」から1つ選んで1枚牌を手持ちに加える。もし、その牌が場に出せるのであれば、出しても構わない。

【ゲーム終了後の点数計算】
各プレイヤーの手持ちの牌に描かれた点(Pip)の数を合計と、手持ちの牌の色数を掛けた数が、マイナス点。

以上が変更点と追加点になります。

2枚出しのアイデア

2枚出しのアイデアは思いつきなのですが、実は前回紹介した書籍「DOMINO GAMES」に書かれていました。36番目のゲーム『Sitting on the fence』でした(1セット28枚のノーマルな牌構成で遊べます)。

まあ、それはそれとして……ゲームのタイトルを決めていませんでした。いろいろ考えてみましたが、あまりひねらず素直に

『フォー・セット・オン・ザ・フェンス(仮)』
(Four set on the fence)

にしたいと思います。

シリーズ3回目を締めますが、もしかすると番外編をやるかも知れません。
期待したら空振りするかも。あったらラッキー程度でよろしくお願いします。では。

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