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雑司が谷散人の街道遊歩 0761

中山道 6日目-14 2019.4.29

上豊岡町に入ると、中山道旧道左手に茶屋本陣の建物が残る。
ここは高崎宿と板鼻宿の中間点で、参勤交代の大名や公卿の休憩施設。
所有した飯野家が平成9年まで居住したが、上段の間などは江戸期のまま残され、今は公開されている。

茶屋本陣

中山道旧道は国道18号へ。
碓氷川左岸の国道をしばらく進むと、左手に藤塚の一里塚跡。
右手側の塚の跡地には、浅間神社。

藤塚一里塚跡

高崎といえば少林山達磨寺。
碓氷川に架かる鼻高橋で対岸へ渡ると山門がある。
縁起だるま発祥の地であるとともに、ドイツの建築家ブルーノ・タウトの暮らした洗心亭があることでも知られる。
中山道で達磨寺と向き合う位置にあるのは「だるまのふるさと大門屋」。

だるまのふるさと大門屋

国道右手の大鳥居は、八幡宮参道。
上野国一社八幡宮で、八幡八幡宮(やわたはちまんぐう)と呼ばれる。

八幡八幡宮鳥居

板鼻東交差点の先に、橋供養塔が立つ。
中山道を横切る小川に架けた石橋を、寒中に念仏を唱える寒念仏で集めた浄財で改修をしたことから、寒念仏(かねつ)橋と呼び、塔は「かねつ橋の供養塔」という。

かねつ橋の供養塔

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