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逃げてもいい

相模原の最後の年、僕はプロになるために途中で“逃げ”ました。

試合にもなかなか絡めず、働きながらサッカーをしていた僕は、プロサッカー選手になるという夢がなかなか叶わない不安で、心もからだも疲れていました。

J3に所属していて形上はJリーガーだけど、働きながらサッカーをしてサッカーでお金を貰えていなかった僕は自分の中でプロサッカー選手ではありませんでした。

でもどうしてもプロサッカー選手になりたい。
プロサッカー選手として評価されて対価を貰いたいと思っていた僕は、チームも仕事も全て辞める決断をしてその環境から逃げました。

今思えばもっと上手く辞める方法もあったかもしれません。

でもあの時辞めないと自分はサッカー選手として終わってしまう気がしたし、あの時あの決断をしていなければ海外に出て、プロサッカー選手として対価をもらってプレーすることはできなかったと思います。

環境ってものすごく大事で、もちろん今いる場所で頑張ることは大切だけど、そこだけが、そこの評価だけが全てじゃない。

もちろん実力も必要たけど、本気なら、そこだけだと思わないでほしい。
逃げても、頑張る人は新しいところで頑張るし、夢を叶えるためには逃げた方がいい場所もあったりするかもしれない。

自分と向き合った上で、色んな選択肢がある。
そんな世の中になっていってほしい、選択肢を見せていきたいと思っています。

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