べらんめえ(349文字)
べらんめえ口調のあの親父に聞いてみたところそのやり方では四方八方うまくいかねえってことなんで何とか工夫しなきゃなんねえなと反省しきりな訳だが、お前がいうよりも容易くはねえ。その答えを探してるそれ自体が俺にとっては苦労だし工夫だし苦役ってものなんだがいまいち伝わってないのがなんとも歯がゆい。とにかく、まずは一歩ぶらっと街に出なくてはと思うんだがどうにもこの布団から出る気が起きない。足も出ない手も出ない。舌だけ出してみるかチラッと。そんなことでのんのんと毛布にくるまっていると気が