ATSUさんに学ぶ、英単語勉強法
こんにちは。
皆さん、Atsueigo、通称ATSUさんというYouTuberをご存知でしょうか。
その名の通り英語勉強法を発信している方です。noteもやっておられますね。
さて、所謂英語強者と呼ばれる人たちは9割がた帰国子女です。
東大では英語のレベルわけクラスがあるんですが(僕は一番下)、その一番上のクラスは大半が帰国子女でした。
ちなみにこの英語のレベルわけは夏学期は入試の英語の点数で決まります。僕の時は
一番上…90点以上
二番目…80~90点
一番下…80点未満
ぐらいの雰囲気でした(僕は69点)。
さて、せっかく英語を勉強するからには英語ができる人から意見を聞きたいわけですが、帰国子女から聞いても正直言って参考にならないんです。
もちろん皆さん努力していらっしゃるのは存じていますが、それにしても環境要因が非常に大きいです。
そこで私が求めていたのが、日本生まれ日本育ちでかつ英語がものすごくできる人、これに合致するのがATSUさんです。
肩書を引用します。
2014年12月にオーストラリア国立大学大学院を会計学修士(成績優秀)で卒業
現在メルボルン在住で外資系(非日系)会計系企業にて奮闘中
2012-13 ロータリー国際親善奨学生
取得資格(英語)
IELTS Academic 8.5 (L9.0 R9.0 W7.5 S8.0)
実用英語技能検定1級
TOEIC 990点(満点) (L495 R495)
TOEFL iBT 114点(L30 R28 S27 W29)
その他取得資格
米国公認会計士(USCPA - WA)
国際会計検定895点(コントローラーレベル)
日商簿記2級
超人ですね。はい。
外資系会計系企業ってのはDeloitteのことです。日本でも就職するのは難しいのに、これをオーストラリア法人のほうで就職してしまうんだから恐ろしい。
さて、私はこのATSUさんの英語学習を好んで参考にしていますが、その中で単語学習について触れている動画があります。
それがこちらです。
まとめると、英単語を暗記するのにATSUさんがやっていたのは
①高い回転率
②音で覚える
③文章を作る
です。私もこれを参考に勉強しています。
さて、サムネでもわかるように、ATSUさんはボロボロになるまで単語集をやりつくしているわけですが、実はこれだけは私と相容れない部分なのです。
というのも、生粋の電子書籍派の自分は、単語集もすべて電子化していますし、単語だけ紙の本にすることにも抵抗があります。
そこで私なりの、ATSUさん流勉強法というのを今日は記したいと思います。
Anki を使用
以前、私の英語学習法という記事を書きました。
そこで、Ankiというアプリを使用して単語学習をしているという話をさせていただきました。
Ankiのよいところは、忘却曲線を前提とした仕組みになっており、効率よく覚えることができることです。自分の覚え具合により出てくる頻度が変わるシステムになっています。
Ankiを用いることで、すでに①高い回転率はクリアしていると言っていいでしょう。
そして、③文章を作るも自分で調べながら作れば良いのでクリアです。
問題は②音で覚えるです。
自分は今までひたすら書いて覚えていました。これには理由があり、自分が単語を勉強するシチュエーションはほぼほぼ通学の電車内だったため、電車内でできることに限られていたのです。
流石に電車で発音はできないので、混雑時以外は書いて覚えていました。
しかしATSUさんはこう言います。
試験でもない限り、正しいスペルで書く能力はそこまで求められない
なので書きまくって覚えるのはナンセンス。
と。確かに。
書けと言われたら書けない漢字はいっぱいありますもんね。PCで書く時ならスペルは直せますし。それと同じです。
それなら、ListeningとSpeakingに繋がる音で覚えたほうが良いでしょう。
というわけで、Ankiに音要素を入れてみました。
Windows…AwesomeTTS
Ankiにはアドオン機能があり、Windowsではそちらを使用します(Macも可能)
メニューバーから[ツール]>[アドオン]>[新たにアドオンを取得]を選択します。
下図のような[アドオンをインストールする]という名前のウィンドウが開いたら、コード入力欄に「814349176」と入力すれば完了です。
続いて、テンプレートを変更します。
テンプレートを変更したいカードが含まれているデッキをクリックし、[追加]をクリックします。
続いて[カード…]をクリックします。
そうするとこんな画面が出るはずです。画面下部の[Add TSS]をクリックします。
設定画面が出てくるので、このように変え(Voice部分とField部分に注意)、[Insert]をクリックします。
そうするとテンプレートが見事追加されます。最初に書いてあった{{表面}}を削除すれば、完成です。
ちなみに僕は自動で読ませる設定にしていますが、オフにしたい方は、[ツール]>[AwesomeTTS]を開くと設定画面が出るので、[Automatically play on-the-fly <tts> tags]のチェックを外しましょう。
iOS…読み上げ機能
iOSには、選択した項目または画面全体のテキストを読み上げる機能があります。[設定]-[アクセシビリティ]-[読み上げコンテンツ]の中にある[選択項目の読み上げ]をオンにします。
そうすると、手動ではありますが、発音を聞くことができるようになります。
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