見出し画像

海外にいても国政選挙に参加できる

2020年はアメリカ大統領選挙の年。今月頭から予備選挙(党内の候補者を選ぶ選挙)が始まったこともあり、アメリカでは選挙報道がどんどん増えてる今日この頃

私たちはアメリカのVISAを持っているけど選挙権はない。ちなみにグリーンカード(永住権)があっても、選挙権は与えられないというのがアメリカのルール

一方で、海外に住んでいても手続きをすれば日本の国政選挙には参加できる。税金払ってないし直接的な貢献は少ないかもしれないけど、自国の意思決定には参加できるというわけ。めっちゃ良くない?

海外から参加できる選挙

日本国民は、以下の条件を満たしてた上で手続きをすれば日本の国政選挙に投票ができる

・18歳以上であること
・選挙時点で3ヶ月以上海外に住んでいること(国内での引越しの場合でも、引越し先での選挙に参加するためには3ヶ月必要)
・在外選挙人名簿に登録していること
・在外選挙人証を取得していること

海外にいるときに投票できるのは以下。要は国会に絡む選挙は全部投票できる
・衆議院と参議院の比例代表選挙
・衆議院小選挙区及び参議院選挙区の選挙
・それらの補欠選挙・再選挙
尚、基本的には海外出国前に住んでいたところの選挙区が適用される


海外で投票できる権利を得るためにすること

出国前の手続きが必要なので、要注意。住民票を取りに行く先の役所で手続きができる。政令市や東京23区なら区役所で、その他は市区町村役場でどうぞ

私は海外転出のために転出届けを出しに行ったときに手続きをしたのだけれど、海外転出するってわかっているのに役所の人は全く案内してくれなかったので、自分で気づいてやらないといけない。区役所職員さんもうちょい頑張ってほしい

手続きの方法は2通りあるけど、①が楽なので推奨
①日本で住んでいた最終住所の役所で出国前に手続きする
②海外で住む場所の管轄領事館・大使館で手続きする
どちらの場合も、別途在留届の提出は必要。国外での安全情報が入るので、何はともあれ必須

①の場合は、転出届けを出してから出国までの間に、本人確認書類(パスポートでもマイナンバーでも免許証でもOK)を持って選挙管理委員会の窓口に行くだけ。大抵は役所の隅っこに窓口がある

出国してから手続きしたい場合は、②の選択肢で在外公館に行って手続きをする必要がある。用がなければ行く必要がない場所なので、ちょっと面倒。あと、現住所を証明する書類が必要なので、この点も注意

選挙人名簿に登録されると、在外選挙人証が送られてくる。私の場合は入国してから1ヶ月ぐらいで届いた。この証書は投票するときに必要なので、しっかり保管しておくこと

画像1


投票するにはどうしたら良いか

投票するには、在外選挙人証とパスポートを持って領事館にいけばOK。郵送という方法もあるけど、日本と郵便のやりとりをしないといけない(費用は自分で負担)ので、領事館・大使館に行ける距離の人は行く方が楽だと思う

詳しくは外務省HPを参照。選挙は総務省の管轄だけど、在外選挙は外務省の記載の方がわかりやすい笑


領事館・大使館で投票する場合

投票できる期日が国内での期日前投票よりも短いので注意が必要。早めに締め切るところもあるらしいので、管轄の公館の情報をチェック。ちなみにサンフランシスコの領事館は土日も投票できる!やったね!

(画像:外務省HP)

スクリーンショット 2020-02-20 午後10.38.39


郵送で投票する場合
(画像:外務省HP)

スクリーンショット 2020-02-20 午後10.37.37

投票用紙の請求は国内の選挙期日(投票日)の4日前まで、投票用紙の送付は選挙期日の投票所が閉鎖する前までに到達する必要がある。海外から速達で送ったらいくらかかると思ってるのよ、という案件。郵便でいいなら電子投票でもいいじゃんと思ってしまう


学生時代に留学していたときは、何も知らずにいたので参院選の投票ができなかった覚えがある。今年の後半には衆議院解散するんだろうし、今回はちゃんとしたい所存

最後に、面白かった選挙に関する考察noteを紹介しておく


サポートはさておき、スキ押してってもらえると嬉しいです☺