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バンソウ取締役の退任と次にすること

このたび、創業した株式会社バンソウの取締役を退任しました。現在は株式会社VITAで働いています。

ボードゲーム事業はそのまま継承したため、ミヤザキのボードゲームデザイナーとしての活動は変わりません。それでも一区切りではありますので、これまでの活動と今後の予定をまとめてみます。

バンソウでの活動

2018年の6月、代表と共に取締役としてバンソウを立ち上げました。

ボードゲームでビジネスやるぞーと会社を立ち上げ、死にかけたりもしましたが、幸いにも多くのご縁とお仕事に恵まれました。今起業を考えたならもっと調べたりしてやめていたかもしれないので、勢い大事。

僕は主に自社からのゲーム出版・法人クライアント様のゲーム制作請負を担当してました。数えてみたら創業から3年半の間で、派生企画も含めて30個くらいゲームや企画に携わっていました。最初の方はそんなに忙しくなかった記憶があるので、たぶん後半は年に10個以上やってるペースです。

トポロジー面白!という個人的熱から考えたゲームがヒットしたり、中学生の頃から大好きだった『DEATH NOTE』のゲームを作らせていただいたり、まさかのGoogleさんのアナログゲームを作ったりと、きっと会社をやらないとできなかった、ボードゲームの可能性を信じて飛び込んでよかった〜というお仕事をたくさんさせていただきました。

でも、こうしてたくさんの企画に携わることができたのも、同じようにボードゲームの可能性を信じて歩んできた先輩や、一緒に盛り上げようとする業界の仲間の力あってこそだと強く感じる3年半でした。ボードゲームもビジネスも、一人じゃできないことだらけです。ご一緒してくれた皆様、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

なぜVITAへ、何をするのか

そして、VITAでも引き続きボードゲームデザイナーとして活動します。

VITAはHPをご覧いただくと分かるように、IT企業であります。ですが教育事業もおこなっており、以前に『ロジックロボット』というプログラミング教育のボードゲーム制作でご一緒してお付き合いが始まりました。

その後色々あって、代表の佐々木さんからその教育事業で本格的にボードゲームの力を貸してほしいとオファーいただき、しばらく悩む時間をもらった末に、入社を決めました。

今までなんでも来い!でボードゲームで解決できそうな依頼を受けてきて、それはそれでこれからもやっていくのですが、一つ「教育」という軸を定めてそこについては「攻め」の姿勢でやっていくという考え方もあるのだなというのは、大きな気づきポイントでした。

僕はボードゲームは音楽やテキストと同じ、メディアの一種だと考えています。リアルな人間同士の超リッチな体験型メディア。準備と理解のハードルが高いという弱点はありますが、ボードゲームならではの強みを、一度でもプレイしたことがある人は誰でも知っています。そして、そんな性質と教育の相性はとってもいいのです。

30代が近づいてきてキャリアについて考える機会も増え、何か変化を起こすところだろうか…などと考えていた状態にオファーが刺さった形です。バンソウには諸々迷惑をかける形になってしまいましたが、今後はパートナーとして協業していくことになりました。

こうした背景で、VITAでボードゲームデザイナーとしての活動をさらに拡張していく所存です。もちろん『ペルソナVS』などのような純粋なエンターテインメントを提供するゲームも制作も続けますのでお楽しみに。

このnoteでも活動報告をしていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

また、ご一緒できそうなことがありましたら、こちらのフォームかTwitterなどでお気軽にご連絡いただければ幸いです!DMも歓迎です。


ナイスプレー!