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いつもと違う鏡で身体を見ると、ぜい肉に気づく

先日、旅行先の宿で風呂上がりに脱衣所にある大きな鏡で自分の身体を見たら、思っていたよりもお腹が出ていることに気づきました。

中高で結構身体をハードに動かす系スポーツをやっていた貯金もあってか、これまでは運動の習慣がなくなっても大幅に体型が変わることありませんでした。しかし多くの人がまことしやかにささやく、30歳になると身体が今まで通りではなくなると現象が僕にも発生したのでした。

旅行中にそれに気づいたのは、ご飯が美味しいせいで一日4食だったこと(富山のご飯は何もかも美味しい)もあるかもしれませんが、最も大きな要因は鏡の違いではないかと思います。

そもそも鏡は、反射率とか光源の位置によって鏡ごとに映している像が若干異なるのですが、たぶんそういう話ではなく。どちらかというと額縁効果に近い感じで、いつもと違うフレームで自分の身体を見つめる機会だったからではないでしょうか。

え!とちょっと驚いたので、部屋にもどると一時旅行気分をシャットアウト、Amazonで腹筋ローラーとトレーニングマットを購入して、帰宅日に届くようにしました。最近は外出がない日はこれで身体をいじめています。読んでてよかった『2.5次元の誘惑』の筋トレ番外編。

ただ自分の身体でショックを受けたのですが、よく考えたらこれは仕事でいつもやってることでした。

ボードゲームをつくる時に、自分一人の頭の中で考えたアイデアで進めてしまうのではなく、他の人にテストプレイをしてもらうのは、まさに違う鏡で身体を見ることに他ならないからです。

テストプレイの場合は、ぜい肉がついてることに気づくだけではなく、アイデアをもらえることがあったり、よかった点を褒めていただけることもありますので、より身体を磨きにいくトレーニングジムみたいなイメージかもしれません。そこまで面白くするのに眠れない夜もあっただろ!みたいな。

結論、旅行はいいことづくめだし、テストプレイやユーザーテストは、いろんな人にやってもらうといいんだなということです。自分や関係者の目だけだと、ずっと同じ鏡で見ているように、ぜい肉に気付きにくいっす。

ナイスプレー!