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がんばれ焔聖騎士

こんにちは。蒸しパンです。

今回、このタイトルで記事を書こうと思ったきっかけは、なんと言っても焔聖騎士の使用率の低下です。CSに至っては持ち込まれることすらほぼ無くなっています(´;ω;`)誘発ケアが苦手過ぎるという弱点を克服できていない以上、仕方ないのかもしれませんが…
今回はそんな現状を受け入れつつも、この2ヶ月もがく中で分かったことや自分なりの考えを整理・紹介し、環境デッキ復帰に向けて少しでもポジティブな流れを作れたらいいなと思っています。

がんばれ焔聖騎士!!

それではまず構築からヾ(❀╹◡╹)ノ゙ 


構築について

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メインはやや厚めの42枚です。指名者6枚をフル投入しているものの、「素引きしたくないカード」を多く採用する必要があるこのデッキにおいては、40枚にこだわる必要はないと判断しました(´・ω・`;)
また、当記事で紹介する展開ルートにおいては、イゾルデ成立前にチューナーを用意することが必須になるため、「チューナーの安定供給」も意識した構築となっています。

エクストラは武力の軍奏までの11枚を固定枠と考えています。残りの4枠については後攻の展開用にたつのこ&トリシューラ、ドラグマ対策に将オリヴィエ&ヌトスをそれぞれセットで採用しています。

採用カードについて

《焔聖騎士ーオジエ》

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前回記事ではそこまで評価していませんでしたが、上振れを掴むのにとても重要な働きをします。見る目がなかったと反省しきりです(´・ω・`)
初動になるカードなので3積みで試していた時期もありましたが、召喚権を使うためカブりが重く、現時点では2枚の採用に留めています。

《キリビ・レディ》&《焔聖騎士ーリナルド》

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キリビは非常に緩い条件で特殊召喚でき、最悪手札でカブってもイゾルデには繋がるため3積みです。
オジエで落としてリナルド特殊召喚から回収、そのまま自身も特殊召喚することで、イゾルデ+チューナー(リナルド)の盤面を容易に作ることができます。

リナルドは上記の動きに絡むだけでなく、エクスパラディンと合わせることでも簡単にイゾルデ+チューナーを作れるため、こちらも3積みです。

《ドッペル・ウォリアー》

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新規展開ルートの要です。基本的にイゾルデでリクルートすることになりますが、①の効果により素引きしても困ることはありません。とはいえ、こちらも引かないで済むなら引きたくないので1枚のみの採用です。

《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》

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一応エースアタッカー。生来の高打点に加え、ダメステ開始時に“対象をとらない装備”で1体処理できます。
装備するのは攻撃対象である必要はなく、隣の超雷龍をパクりながら雷神龍を戦闘破壊するなんてことも可能です。
枚数は長らく1枚でやって来ましたが、今回紹介するオジエ始動のルートにおいては、素引きしたギアフリを先出しすることで、ハリファイバー成立前後で誘発を1回ケアできるようになること、また、1枚始動においてはイゾルデでサーチしてもオリヴィエのコストで切らなければならない場合がある(→導ローランで2枚目をサーチしたい)ことから、2枚採用としました。

《ジャック・イン・ザ・ハンド》

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リナルド、キリビ・レディ、アーダラから1枚をサーチします。残った2枚から選べるため、相手が何を選択してもかなりの確度でイゾルデ+チューナーのための準備札になります。
初手でカブってしまうと困る《聖杯の継承》や《デュランダル》の代わりに使うことができる、とても便利なカードだと考えています。
なお、アーダラだけはシンクロ対面は勿論、アナコンダ→ドラグーン、ハリ→セレーネ→アクセスコード等に有効活用されてしまう裏目があるため、相手の手に渡った後も油断は禁物です。

不採用カードについて

《ネオスペース・コネクター》&《N・アクア・ドルフィン》

1枚初動ですが、ネオスペース・コネクターが確実に誘発を貰うことになるため、そのサポートになるカード(ホーネットビットやブリガンダイン)にスロットを割く必要があり、上振れを掴むことに重きを置いた今回の構築では採用を見送りました。

《ガーデン・ローズ・メイデン》&《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》
EXデッキの自由枠から漏れた格好です。
当記事で紹介する展開ルートが通れば、シャルル+サベージ+クリスタルが並ぶ最終盤面も可能ではあるのですが、現状はクリスタルの立ち位置を虹光、トリシューラからの選択としています。
また、サイドチェンジ後は勿論、メイン戦でも一滴への回答を用意する必要があると考えたときに、自分の中では虹光>クリスタルとなりました。
ただ、いっそブラック・ガーデンまで採用してしまえばドッペルやイゾルデの蘇生も可能となるため、今後の新規次第では検討の余地が出てくるかもしれません。

展開ルート(分岐前)について

今回紹介するルートは最低2枚での始動となります。

◆2枚始動の一例
・オジエ+リナルド
・エクスパラディン+リナルド
・エクスパラディン+アーダラ
・エクスパラディン+手札にドッペル etc…

冒頭でも少し触れましたが、上記のようなイゾルデ+チューナーを用意できる組合せであれば何でもよく、展開に絡まない『焔聖剣-デュランダル』もサーチ札として使用できるため、要求値はそこまで高くありません。

最終盤面は以下の3パターンに分岐します。

(A)シャルル+サベージ+虹光
(墓地:導ローラン/戦士族2枚サーチ)

(B)シャルル+サベージ+トリシューラ

(C)シャルル+サベージ
(4ドロー/墓地:導ローラン/戦士族2枚サーチ)

基本的に先攻では(A)、後攻では(B)を目指すことになります。(C)は当初、「4ドローで無限泡影や神の宣告を引いてバックに妨害を用意できれば…」と開発したのですが、先後双方の勝ち筋を潰すリスクの方が大きいと判断し、サブプランに回しました。とはいえ、対面やサイドチェンジ後の状況によっては選ぶ可能性もなくは無い…です。
いずれを選ぶにせよ、まずは同じ動きとなる前半部分について、オジエ始動(オジエ+リナルド)を例に説明します。

(1)焔聖騎士-オジエを通常召喚し、効果でキリビ・レディを墓地に送る。
(2)焔聖騎士-リナルドを自身の効果で特殊召喚し、墓地のキリビを回収する。
(3)キリビを自身の効果で特殊召喚する。
(4)オジエとキリビで聖騎士の追想 イゾルデをリンク召喚し、戦士族モンスター(※分岐(B)の場合は必ずオジエ)をサーチする。
(5)イゾルデの②の効果でドッペル・ウォリアーを特殊召喚する。
(6)イゾルデとリナルドで水晶機巧-ハリファイバーをリンク召喚し、効果でブンボーグ001を特殊召喚する。
(7)ハリファイバーとブンボーグ001で幻獣機アウローラドンをリンク召喚し、効果で幻獣機トークン3体を特殊召喚する。(処理後、ブンボーグ001が墓地から蘇生されます)
(8)アウローラドンと幻獣機トークンをリリースし、アウローラドンの効果でデッキから幻獣機オライオンを特殊召喚する。

前半の盤面:ドッペル・ウォリアー、幻獣機トークン2体、幻獣機オライオン、ブンボーグ001

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◆ドッペルを素引きしている場合
・イゾルデでリナルドを呼び、『焔聖剣-デュランダル』で焔聖騎士-オリヴィエをサーチし、リナルドをコストにオリヴィエを特殊召喚します。(リナルドをどかさないとメインモンスターゾーンが埋まり、ブンボーグ001が蘇生できません)
・オジエ始動の場合は更に、キリビではなくオリヴィエを落とし、リナルドで回収する動きに変わります。イゾルデで呼ぶ戦士族はやはりオリヴィエのコストになります。
・ブンボーグ001が墓地から蘇生した後、手札のドッペル・ウォリアーを自身の効果で特殊召喚することで、上記の盤面が再現できます。

次に、分岐後のルートを説明します。

分岐(A)

(9)オライオンと幻獣機トークンで焔聖騎士導-ローランをシンクロ召喚し、オライオンの効果で幻獣機トークンを特殊召喚する。
(10)導ローランと幻獣機トークンでヴァレルロード・S・ドラゴンをシンクロ召喚し、アウローラドンを装備する。
(11)ドッペルとブンボーグで武力の軍奏をシンクロ召喚し、ドッペルトークン2体と導ローランを特殊召喚する。
(12)導ローランと幻獣機トークンとドッペルトークン1体で焔聖騎士帝-シャルルをシンクロ召喚する。
(13)武力の軍奏とドッペルトークンで虹光の宣告者をシンクロ召喚する。

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(展開の都合上、サベージは必ずEXゾーンに展開することになります)

分岐(B)

(9)ドッペルとブンボーグでたつのこをEXゾーンにシンクロ召喚し、ドッペルトークン2体を特殊召喚する。
(10)たつのこと手札のオジエでシューティング・ライザー・ドラゴンをシンクロ召喚し、効果でレベルを6に変更する。
(11)ライザーと幻獣機トークンで焔聖騎士帝-シャルルをシンクロ召喚する。
(12)オライオンとドッペルトークン1体で武力の軍奏をEXゾーンにシンクロ召喚し、幻獣機トークン1体とライザーを特殊召喚する。
(13)ライザーとドッペルトークン1体でヴァレルロード・S・ドラゴンをシンクロ召喚する。
(14)武力の軍奏と幻獣機トークン2体で氷結界の龍 トリシューラをシンクロ召喚する。

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(サベージがアウローラドンを装備した後、シャルルの②の効果を発動すれば、相手フィールドのカード1枚を選んで破壊することもできます)

分岐(C)

★…ライブラリアンの強制効果で1ドローが入ります。チェーンの組み方に注意してください。
(9)オライオンと幻獣機トークンでTG ハイパー・ライブラリアンをシンクロ召喚する(※オライオンの効果は発動しない)
(10)ドッペルとブンボーグで武力の軍奏をシンクロ召喚し、ドッペルトークン2体とオライオンを特殊召喚する。(★)
(11)オライオンと幻獣機トークンで焔聖騎士導-ローランをシンクロ召喚し、オライオンの効果で幻獣機トークンを特殊召喚する。(★)
(12)導ローランとドッペルトークン2体でシューティング・ライザー・ドラゴンをシンクロ召喚し、効果でレベルを6に変更する。(★)
(13)ライザーと幻獣機トークンで焔聖騎士帝-シャルルをシンクロ召喚する。(★)
(14)武力の軍奏とライブラリアンでヴァレルロード・S・ドラゴンをシンクロ召喚し、墓地のアウローラドンを装備する。

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(4ドローは一例です。灰流うららや無限泡影を引けると嬉しい)

◆エンドフェイズについて
分岐(A)(C)ではシャルルと導ローランの効果を個別に処理していきます(※上記の画像はシャルル、導ローラン共に処理済みです)。導ローランの効果処理とシャルルの①の効果の発動、どちらを先にするかは自由ですが、この時点でまだ煙玉が墓地に落ちていない場合は、必然的に導ローランの効果から処理することになります。

オジエ始動の強みについて

今回紹介したルートも、ハリファイバーに妨害を貰ってしまえば通行不能になることに変わりはありません。それならばやはり、ネオスペース・コネクターを採用して1枚始動の確度を高めつつ、隙あらば上振れを掴みにいく…という方がよいのでしょうか?

若干スカした回答になりますが、私はオジエ始動には上記のような最大展開を手軽に目指せること以外にも、ユニークな強みがあると考えています。それは、ゴッドフェニックス・ギア・フリードに誘発ケア(※増Gを除く)という明確な役割(採用理由)を持たせられることです。

従来の1枚始動は、ギアフリを素引きしたとしても最終盤面に添えることしか出来ず、イゾルデでサーチした場合も基本的には抱えておくことが出来ません。採用カードの項で少し触れましたが、これは従来の1枚始動がイゾルデでサーチしてきた戦士族モンスター(=ギアフリ)をコストにオリヴィエを特殊召喚する前提で設計されているためです。

◆ギアフリを温存する意義について
分岐(A),(C)では仮にハリファイバーに妨害を貰ってしまっても、ギアフリを手札に残したままターンを返すことができます。ハリファイバーに妨害を貰い、やむを得ずターンを返してしまった場合、こちらが次にとる動きは相手メインフェイズでのサベージ着地(素材はハリファイバーから出したライザーと、イゾルデで呼んだ★1モンスター)です。これに加え、ギアフリがまだ後続に控えているという状況は、相手にとってそれなりにプレッシャーになるはずです。このようにギアフリを温存できるか否かで継戦能力に差が生じるため、誘発が苦手な焔聖騎士においては無視できない要素だと考えています。

それでは最後に、オジエ始動を活用した3枚要求の誘発ケアルートを紹介します。ゴッドフェニックス・ギア・フリードを素引きしている場合、残る2枚の組合せはイゾルデ(オジエ素材)を作れさえすれば何でもOKです。3枚要求とはいえ、聖杯の継承・デュランダル・リナルドの相互互換性が高く、キリビ等の優秀な自己SSモンスターもいるため、意外と狙いやすいはずです(*`艸´)

例:オジエ+リナルド+ギアフリ(デュランダル)
※(9)以降は1枚始動と同じ動きです。
※エンドフェイズの処理は省略しています。

(1)焔聖騎士-オジエを通常召喚し、デッキから『焔聖剣-デュランダル』(ゴッドフェニックス・ギア・フリード)を墓地に送る。
(2)手札から焔聖騎士-リナルドを特殊召喚し、墓地からデュランダル(ギアフリ)を回収する。
(3)オジエとリナルドで聖騎士の追想 イゾルデをリンク召喚し、デッキから炎属性・戦士族モンスターを手札に加える。
(4)デュランダルを場のモンスターに装備する。
(5)デュランダルの効果を発動し、デッキから焔聖騎士-オリヴィエを手札に加える(その後、デュランダルは破壊されて墓地に送られる)。
(6)墓地のデュランダルを除外し手札のゴッドフェニックス・ギア・フリードの効果を発動し、自身を特殊召喚する。
(7)墓地のオジエの効果を発動し、ギアフリに装備する。
(8)デッキから装備魔法1枚を墓地に送ってイゾルデの②の効果を発動し、デッキからキリビ・レディを特殊召喚する。

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(9)手札から炎属性・戦士族モンスターを捨てて手札のオリヴィエの効果を発動し、自身を特殊召喚する。
(10)オリヴィエとイゾルデでハリファイバーをリンク召喚し、デッキからゾンビ・キャリアを特殊召喚する。
(11)ゾンキャリとキリビで武力の軍奏をシンクロ召喚し、墓地からオリヴィエを蘇生する。
(12)武力の軍奏とハリファイバーで幻獣機アウローラドンをリンク召喚し、幻獣機トークン3体を特殊召喚する。
(13)自身と幻獣機トークンをリリースしてアウローラドンの効果を発動し、デッキから幻獣機オライオンを特殊召喚する。
(14)オライオンと幻獣機トークンでTG ハイパーライブラリアンをEXゾーンにシンクロ召喚し、オライオンの効果で幻獣機トークン1体を特殊召喚する。
(15)墓地のゾンキャリの効果を発動し、自身を蘇生する。
(16)ゾンキャリと幻獣機トークンで焔聖騎士導-ローランをシンクロ召喚する。(★)
(17)導ローランと幻獣機トークンでヴァレルロード・S・ドラゴンをシンクロ召喚し、自身の効果で墓地のアウローラドンを装備する。(★)
(18)ライブラリアンとオリヴィエで焔聖騎士帝-シャルルをシンクロ召喚する。
(19)墓地のオリヴィエの効果を発動し、シャルルに装備する。

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おわりに

平日の夜に少しずつ書き進めて来たのですが、ひとまず最後まで書き切れてホッとしています(´-∀-`)

その間、幻影騎士団入り焔聖騎士を使うプレイヤーがCS(チーム戦)で優勝するなど、焔聖騎士界隈でも大きな動きがありました。

私は第6期から第10期の3年目の中頃までブランクがあるので、こういった新しい動きがあったときには、正直ついていくのもやっと…というところなのですが、この一報には胸が踊りましたヾ(*´ω`)ノ゙

このような全国のYPの方々の活躍に刺激を貰いながら、これからも細々と楽しんでいきたいと思います(`•ω•´)

最後にお願いです。もし、前回の幽鬼うさぎのような致命的な間違いを犯していたら、是非リプ欄にてコソッと教えて下さい|ω・`;)))
また、構築やプレイングに関するご意見も私にとっては全て参考になるはずですので、こちらも随時お待ちしております。

◾️Twitter: @umm_mushipan

ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました!



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