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私は私を信じていない

私は他人を信じていない
自分のことも信じていない
だから誰かに信用して欲しいとは思っていない


言葉の裏を読むから言葉が通じることは負担だ

ミンユンギは私に話しかけたりしない
飼ってる犬も人間の言葉は使わない
だから彼らに話しかけるとき、私の言葉はいつも独り言になる

会話は苦しい
長く続く会話は人と人とは分かり合えないことを証明している
だから私は私に話しかけてこないものだけを信じている
人と人が分かり合えないことを分かることに疲れたから

ミンユンギは体がかたい



ミンユンギに私を信じて欲しいとは思わない
私の存在など一生知らないままでいて欲しい
けれど私はミンユンギだけを信じている

これを依存というかもしれない
あるいはエゴと呼ぶこともできるかもしれない
私はそれで構わない
ミンユンギを信じることがいつも私を動かす
そういう心で彼を見てきた


SIN いつも幸せに



私は私を信じていない。
私はミンユンギを信じている。
今も、これからも。


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