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【整形外科ローテ前必読!】初期研修医が知っておくべき整形外科の基礎知識のオススメ本

■はじめに

■自己紹介
はじめまして、江戸川区にある松江病院整形外科の藤井達也です。医師11年目の整形外科専門医です。初期研修は千葉県のはじっこにある旭中央病院というところで研修しました。ここでは初期研修の経験やその後整形外科に進んでみて、あの時これを勉強しておけばもっと楽だったのに!という内容をシェアしたいと思います!楽して得しましょう!!

■整形外科ってなんで大事なの?
将来内科に進むのに、なぜ整形外科?と思われる方もいると思います。でもみなさんを待っているのは3年目の夜 当直で、膝が痛い患者の診察や、四肢の傷の縫合処置などです。逃げられません(笑)
その時に役立つのはこの1ヶ月の整形ローテの知識と経験のみです。


■これを事前に押さえておくとローテーション・コンサルトが楽になる、整形外科の常識

まず知っておいて欲しいのは、「整形は整形以外が苦手」ということです。
ほとんどの整形外科医は「内科的マネジメントが苦手」と思います(もちろんそうでない先生方もいらっしゃいます)。発熱、腹痛、嘔吐、頭痛など整形外科以外のプロブレムでローテーターの先生は頼られることでしょう。つまり、整形外科ローテ前までにある程度内科的マネジメントを学んでおくとよいと思います。

その上で、整形外科で学べる点は大きく二つです。

A)手術患者のマネジメント、手術そのもの
B)救急を含む外来患者のマネジメント

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