【予想を超えてくるときのわくわく】
理科では、「音」の学習。
一通り、単元の学習が終了したので、復習としてけテぶれタイムを設定。
「け」とかいて計画を立てたら、早速やってみることに。
自分はてっきり教科書の問題を解いてみるとか、友達と問題を出し合ってみるとか、ノートにもう一度まとめ直すとかっていう計画が来るのかなって思っていたんだけれど、大きく予想を裏切られました。
「糸電話ってどこにあります?」
「ギター借りてもいいですか?」
「スピーカーってあります?」
そんな問い合わせが続々ときた。正直、自分のイメージしていた空間と違い過ぎて、一瞬戸惑ったが、すぐにおもしろくなった。
どんなことを計画して、何をやってみたいのだろうと。
糸電話を使い始めた子のノートを見ると、「まとめをしたものが本当にそうなのか確かめてみる」と書いてあった。
実験をして、共有をして、まとめたはずなのだが、子どもたちからすると、まとめてはい終わりではなくて、まとめたことをもう一回確かめて「本当だ〜!」となりたいんだなと。
そこへの意欲の矢印は想像していなかったのでおもしろかった。
スピーカーのチームは、教科書の確認問題にあったそう。
スピーカーの音を上げると、震えはどうなるのか。なんとなく分かっているけれど、でも実際にやってみたい!!ってことで、スピーカーで音を段々に大きくして確かめていた。
すると、「うわ〜めっちゃ震えも大きくなっている!」と、再確認。
実際に経験して発見した気づきは、やっぱり残りやすいと思う。
ギターのを借りたいという子たちは、「ものが震える様子をもう一度よく見てみたい」という計画であった。
これがおもしろかったんだけれど、弦を眺めながら何度もはじいては観察、弾いては観察。
すると、「太い弦の方が音が低い!!」と音の高低にまで興味を深めた。
そして、弦が細いほど、音は高いという発見も。
するとまた新たな問いが生まれていた。
「どうして弦が太い方が音は低く、細い方が音は高いのか?」
よーく、観察することに尽きるよってことだけアドバイスをして少し様子を見ていた。
発見するために、何度も弦を観察していた。
すると「震え方じゃない??」と気づきはじめた。
おお!!っと思って話を聞いると、「幅じゃない?幅幅!!幅が違う!!」と違いに気づいた!!
えええ!!まさかって思ったけれど、太い弦の方が大きく振動して、細い弦の方が細かく振動しているってことに気がついてしまった。
ちょっとこの学びはすご過ぎて、驚きを隠せなかった。
あ〜自分の予想していた空間とは違うと感じたときに、一瞬迷ったけれど、GOしてよかったなあ、危ない危ないって思った。
こうして子どもたちは自ら学ぶ力があるし、探究心もある。
目的を明確にして、目標を自分で立てて、自分でやってみる。
で、どうだったかを振り返るサイクルの繰り返しの中で、自ら課題を発見して学んでいく喜びを感じることができるんだろうなって思った。
まさか、音の高さにまで発見してしまうとは。
想像を遥かに超えてきたときのわくわくってやっぱりすごい。
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