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外部ソースを始めよう

今回はサバイバルゲームのお話です。

なんか最近フィールドに行くと変なホースが生えてるエアガンを持ってる人がいますね。いわゆる「外部ソース」ってやつですね。やたらレギュレーション説明の禁止項目で耳にしたものが、徐々に解禁されてきて気になってる人もいるのではないでしょうか。

いろんな事情で一度は廃れてしまったものなので情報が見つからなかったり、あったとしても何が書いてあるのか(専門用語が多かったり、おじさん構文だったり、肝心な情報が載ってなくて掴みどころがなかったりして)分からないという人も多いんじゃないかと思います。

そこで今回は私も最近使い始めたので備忘録もかねてレッツ外部ソース記事です。


外部ソースとは

現在主流のリキッドチャージ式(GBBのマガジンなどのタンクにフロンガスを注入して使うガスガン)に対して、ガス供給用のホースを介してCo2(炭酸ガス)のボンベからがガスを供給する方式のことをいいます。
何かしらの方法で銃にボンベが繋がっていたら外部ソースです。ボンベをストック内に収めたり、装備に仕舞ったり、結束バンドで銃に固定しても外部ソースです。

外部ソース導入のメリットとデメリット

メリット


ガス圧が安定する。というかそのために導入するんですが、ガス圧が安定すると動作が安定して初速も安定します。元々高い圧力のCo2を小出しにして動作(発射)に使うので安定するという訳です。
ボンベの残量がわずかになるまで安定するのでリキッドチャージ式と比較して確実に動作することはもちろん、電動ガンと比較してもセミロックや電圧低下を考えると優位かもしれません。私は冬場にFCUがエラー吐くのにイラついて導入しました。

デメリット


ホースが生える。まぁこれしか無いと言えなくもないです。取り回しでどのくらい邪魔かと言われるとシングルポイントのスリング程度でしょうか。個人的には2ポイントのスリングの方が邪魔かなぁ…というところです。あとホースが生えるのでセカンダリに使うのには全く向いていません。
あと、現行品のガスガンの大半はマガジンチェンジの際にホースを付け替える必要があります…が、バリバリ撃つことが目的の場合が多いのでマガジンアダプタ(ホースを引き出して電動ガンのマガジンを使えるようにするやつ)で解決してしまうことになると思います。
費用面でいうと初期投資で1万円かかることとCo2ボンベが高いことでしょうか。とはいえ最近(2023年3月時点)はフロンガスの値上がりがえげつないので変わらなくなっちゃっいました。

必要なもの


レギュレーション的にメーカー指定のものとそうでない汎用品(本来は工場とかで使うやつ)でいいものがあるので分けて紹介します。
基本的に「汎用品で済むに越したことはない」とご理解ください。モノタロウでまとめて(送料無料になる3500円を目安に)買うのが無難です(近所に空圧機器の扱いが充実しているホームセンターがあれば話は別ですが…)。
汎用品と言いましたがホースと継手(つぎて、ホースを繋ぐ金具)はPISCO(ピスコ)という空圧機器メーカーのモノが安価で品質も良いので、なんでもいいと言っておきながらこちらはこちらでメーカー指定です。

サンプロジェクト(以下サンプロ)製でなければならないもの

・レギュレータ
古いものやサンプロ製以外のモノも存在しますが、現状のレギュレーションや入手性を考えると「グリーンガス レギュレーターセット」一択です。圧力計は別に買う方が安いので無しでいいです。ミニレギュレータは絶対に選ばないでください(プリンキング向きの製品でサバゲ向きではないので)。

・Co2ボンベ(グリーンガス)
レギュレーション的に「レギュレーターとボンベはサンプロ製に限る」というフィールドが多いのでここでは必須条件として紹介します。実際的な問題としてフィールドの物販での扱いがあるので対応できる構成にしておくと安心です。
Co2GBB用の小さい(12g)ボンベや他のノーブランド品も中身は同じ(Co2で同じ圧力)なのでコンプラ的な問題だと思ってください。私がよく行く戦系列フィールド(戦、戦国、BATTLE、大将軍)はボンベに制限がないので、こういうフィールドが増えたら安価なノーブランド品に切り替えて行けばいいと思います。

・SP-24-2 ■コネクタープラグ VerⅡ №2 (6㎜ホース用)
一般に「ライトカプラ」と呼ばれるワンタッチで(ねじ回さなくても)外せる継手です。こちらはオス(プラグ)でマガジン(機種によっては銃本体)に付ける側です。こちらは使用するマガジンの本数分必要になります。
継手の中でも銃側に取り付けるこれだけはどうしてもサンプロ製である必要があります。理由はカプラからねじまでの距離に余裕があるのがコレしかないからです(そういう理由でサンプロがPISCOに特注したものを自社名義で売ってる)。
何種類かありますが後述のホース外径6mmの方が良いので「6㎜耐圧ホース対応」で(とりあえず)マルイ対応の「No.2」が指定品となります。反対側のメス側は安いのでPISCO製のものを後ほど紹介します。


メーカー指定の無いもの

・ホース
外径が4mmと6mmがあります。太いに越したことはないので6mmにしましょう。取り回しに差はありません。6mmであればカールコード(ばねみたいにグルグル巻いてあって伸縮するホース)でもいいです。両方使ってみて使い勝手が良かった方にすればいいと思います(私はふつうのでいい派)。
モノタロウPBですと色が選べるのでどうしてもカラフルにしたいのであればホースくらいはPISCOでなくてもええか…というところです。

https://www.monotaro.com/g/05025529/?attr_2988=6

https://www.monotaro.com/g/00174804/?attr_2988=6

・ライトカップリング(ライトカプラ)CPSE7-6
先ほど紹介したライトカップリングのメス側のPISCO製のものです。CPSE7という製品シリーズの6mmホースが付くやつです。
このメス側には外した時にガスを止める機能があります。なので必ずボンベ側の末端に取り付けます(逆にオス側はマガジンや銃、本来の用途であれば工具側に取り付ける)。
直販サイト比較で800円ほど安いです。リンクは直販サイトとモノタロウを貼っておきます。

https://www.monotaro.com/p/3531/5253/

・圧力計(プレッシャゲージ ユニオンストレート)GPU6-6
無くても動くしレギュレーターは最大圧力でしか使うことがないので必須では無いのですが、ガス欠が近いか近くないかが分かるので一応「必要なもの」としておきます。
これもPISCO製でモノタロウで買う方が安いです。エアガンで使いようがある形はストレートタイプ(ユニオン=継手が直線状になってる)しかないかなぁ…

https://www.monotaro.com/p/8796/2384/?displayId=4

・バルブレンチ
書いている途中で思い出しました。マガジンのバルブをオス側のカプラと入れ替えるので必要でした。こいつはガンショップでないと買えませんね…
何でもいいですが入手性を考えてKSCのを貼っておきます。タニコバでもイーグル模型でもいいです。使いやすそうなので…


実際にやってみよう

といっても順当につなげるだけです。
①バルブを外してカプラ(オス)を付ける
②丁度いい長さにホースを切る
③ホースの両端にカプラ(メス)とレギュレーターを付ける
④レギュレータの調整ツマミが「閉」になっていること(時計回しに締めきっていること)を確認する
⑤ボンベをレギュレーターに取り付ける(GBBと同じで一気に締める)
⑥レギュレータの調整ツマミを反時計回り(解放側)に回しきる
⑦カプラを接続する
これでマガジンを銃本体に装填すればOKです。使用後はカプラを外してレギュレータを「閉」まで締めればOKです。

不安であれば購入時にお店で店員さんに教えてもらうことをオススメします(そしたらこの記事ほぼ意味ないけど…)。秋葉原だとエチゴヤさんが一番品ぞろえ良くて丁寧に教えてくれると思います。

・・・

というわけで外部ソースに必要なモノを買ってきて、実際に組み立てて銃を動作させるところまでの紹介でした。簡単かどうかはDIYなり工作なりの経験値によりますが落ち着いてやればそう難しくはないと思います。
次回は外部ソースを便利に運用するTIPSと空圧機器関連の規格(ねじ径や各部の呼称)を紹介したいと思います。

2024/03/03
続き書きました。

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