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「不安障害」と付き合うということ

どうも、最近アンパンマンの映画を観て毎日号泣している泥水です。
やなせたかし先生の作品、全体的にテーマ重くないですか?本当に児童向け?

今回は、以前の記事で触れた、私が会社をやめる直接的な原因のひとつになった「不安障害」についてお話します。

この記事の目的としては、「不安障害という病気そのものを理解してほしい」というより、不安障害について知らない方には「不安障害の何が苦しいか」を、また、不安障害を抱える方・かかってしまったらどうすればいいの?という方には「不安とどう付き合うべきか」をお伝えできればと思っています。

不安障害とは?

とはいえ、まず不安障害という病気がわからないと話がすすみませんので、まずは簡単なご説明をいたします。

不安障害は、明確な対象を持たない恐怖=不安に対処できずに、生活に支障をきたすような疾患の総称です。つまり、不安障害といってもいろんな種類があるのです。

例えば、
・強いストレスなどで突然パニックに陥ってしまう「パニック障害」
・何度も鍵をしめたか確認したり、手を執拗に洗ってしまう「強迫性障害」
・公共の場が怖くなり、外に出られなくなる「広場恐怖症」
などが挙げられます。(※あくまで症状は一例です)

(また、高所恐怖症などの、恐怖の対象が明確なものも不安障害に該当するそうですが、ここでは私がかかっている「対象が明確でないものへの恐怖による不安障害」に絞ってお話します)

人間は多かれ少なかれ、不安を感じる生き物です。人前での発表をする際にうまくいくかどうか不安になったり、初めての入社式でドキドキしたり、それは当然のことでしょう。

ですが、不安障害は、もはやそのドキドキが生活に支障をきたしてしまうレベルになっている状態なんです。

私の場合、上記にあげた中だと特に「広場恐怖症」が当てはまります。症状が重いときは、電車に乗ったりエレベーターに乗っただけで冷や汗が止まらず、ひどいと過呼吸を起こしたりすることもあります。このせいで、一時期私は大学に通うことができませんでした。

不安障害の何が苦しいのか?

私は、不安障害の苦しいところは、普通の風邪のようにはコロッと治らない点だと思っています。これは大体の精神的疾患にあてはまるものだと思いますが、治療には少なくとも数年かかり、場合によっては一生付き合っていく必要があります

そして、もうひとつ。それは、他人になかなか理解してもらいにくいという点です。これもまた大体の精神的疾患にあてはまる気がしますが、「いざ病気になってみないと、何がそんなに辛いのかわからない」「なんでそんなに治療に時間がかかるのかわからない」ため、他者とのすれ違いが起こりやすいのです。

具体的に、私が経験したすれ違いとして、会社の上司とのやりとりを挙げます。

会社側としては「数ヶ月しっかり休んでもらえばきっちり治して復帰できるだろう」という見解だったのだと思います。

しかし、私の方は「数ヶ月という期限の中で完治せねばならない」というプレッシャーをかけられた感覚でした。

もしも休む前に、私が正しい不安障害についての知識を持っていたら、会社に前もって「不安障害は完治するような病気ではないこと」「治療には数年単位かかる可能性が高いこと」を伝えられて、プレッシャーを感じず休むことに専念できたのかな、と後悔しないでもないです。

また、会社側が不安障害についてもう少し知識が深かったら、広場不安症の人間にとって電車に乗ることどんなに苦痛だったか、バス移動や会社単位の旅行がどれだけ精神的不安を増幅させるかを、わかってもらえたのかなあ、とも思ってしまいます。

ですが、それはおそらく無理だったでしょう。

なぜなら、発症した私ですら、実際に不安障害や鬱病になるまでは「鬱ってなんでなるんだ?」「人が怖いとか乗り物に乗れないとか根性の問題じゃないのか?」「練習すればなんとかなるんじゃないか?」と思っていたからです。

精神的な疾患の苦しみは、実際に自分がならないとわからないものなんだと思います。

どれだけ口で説明されても、苦しんでいる他人を見ても、結局のところ自分自身が経験しなければ、わからない。しかも、苦しみも人それぞれで、同じ病名ですら症状、重さや軽さ、何もかもが違ってきます。それをわかれという方が、難しいでしょう。

ですが、コミュニケーションによって「こういう病気なんです」「こういう苦しみがあるんです」と伝えることで、変わるものはあると思います。

実際、私は会社を辞める直前、「この手の病気の完治は難しいものなんですよ」と説明をしたところ、上司に「大変なんだね、知らなかったなあ」と励ましてもらえました。

全員に理解されずとも、一部が少しでもわかってくれれば、救われることもあります。

不安と付き合うということ

不安障害は、基本的には「完治」するものではないです。これは、完治の定義を考えてみると、至極当然のことかと思います。

不安はありつつも、生活には支障がない状態」が目指すべきゴールであって、「不安が全くない状態」を目指すのは、見当違いと言えます。人間ならば、状況に応じて不安を感じることは当たり前だからです。

つまり、不安障害におけるポイントは、「いかにうまく不安と付き合っていくか」なのです。

不安をやわらげる方法としては、私が実践しているものだと

・薬物療法
SSRIという抗うつ剤、寝る前に一度飲めば一日きく抗不安剤、症状が特にひどいときに飲む即効性の抗不安剤の3種を組み合わせて飲んでいます。
SSRIは始めの2週間ほど吐き気の副作用がありますが、それさえ乗り越えれば、PMSにも効くので重宝してます。即効性の抗不安剤は、飲んですぐに効くので、突然パニックになったり、なりそうだなと感じたときに飲むと、うまく対処ができて助かります。

・認知行動療法
これは説明が難しいのですが、簡単にいうと、思い込みのクセを見つめ直して、ちょっとずつ考え方を変えていく、というものです。まだまだ勉強中です。

が主ですね。他にもカウンセリングなど、方法は色々とあるみたいです。

私が実践している、「こうやって不安に対処してるよ」「こんな方法を心療内科で習ったよ」というものをいくつか挙げます。

こう描いてみると至極単純な方法ばかりです。ですが、はじめのうちは難しいかもしれません(特に①とか②はパニック状態だとかなり・・・)。

一番大事なのは、「自分は不安を感じている」と認めてあげることです。不安を感じちゃ駄目だ、と思うと、余計に不安になってしまうものです。まずは、不安なんだな、と自覚すること。

少し冷静になれたら、「不安がなぜ起こるのか」「自分が不安に思っている原因はなんなのか」をつかめば、対策を立てることができて、かなり楽になると思います。

ですが、ここで「原因がわからない!!」と余計パニックになるなら考えるのをやめましょう。とにかく不安なときは不安なんです。そういう病気なんですから、しょうがないんです。

どうしても不安なら、もういっそ何も考えずに、好きなことをしましょう。私は大体落語を聞いたりしてます。

そして、薬は強い味方です。まずは薬で不安を抑えて、それから冷静に自分の不安と向き合う、というのは1つの手だと思います。もちろん人によっては合わないことがあるでしょうから、きちんと心療内科にかかって相談することをお勧めします。

あとはとにかく、生活リズムを整えることが大事だそうです。適度な運動をしたり、適切な食事をとったり、いわゆる健康的生活を目指すことですね。あとは刺激物(アルコール、カフェインなど)を避けるのも良いみたいです。正直、これが一番個人的には難しいんですけども・・・。


少々長くなってしまいましたが、私なりの不安障害についてのまとめでした。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

少しでも病気の苦しみや、病気による誤解がこの世から減ることを願っております。怖いもんは怖いんだよ!大丈夫!しゃーないしゃーない!

私が不安障害を発症したきっかけの1ページ漫画をおまけに置いておきます。わりとくだらない理由です。くだらなくても発症するから困る。

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「不安障害」と付き合うということ

泥水

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