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消費領域に徹底的に投資するテンセントの過去の投資事例とその後

最近、消費領域のブームが続いている。IT桔子が収録したデータによると、4月以降、消費領域で30件以上の投資が発生しており、投資先の中にはマトリックスパートナーズ中国、快楽資本、険峰長青(K2VC)などの機関も少なくない。
しかし、消費領域を好むのは投資機関だけではなく、大手企業も人気の消費領域を狙っており、最近、テンセント、美団(MeiTuan)、バイトダンスなどのCVCが頻繁に手を出している。

消費領域への投資するCVC事例
4月16日、テンセントは卤味ブランド盛香亭に投資。
2月、3月、バイトダンスは続々と懒熊火锅と厚雪酒業に投資。
1月、ドラゴンボール(龍珠)キャピタル(美団)が蜜雪氷城Aラウンドで投資。

この記事ではテンセントの消費、飲食への投資事例から始めて、大手の投資消費と飲食市場のロジックを見てみます。

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IT桔子の統計によると、テンセントは現在、少なくとも15以上の消費ブランドへの投資に参加しており、花、アパレル、飲食、パーソナルケアなど多くの分野に関連しており、具体的には完美日記(Perfect Diary)、MOODY、喜茶(Heytea)、和府撈面、海瀾之家(HLA)などのブランドが含まれている。

一、2018年以前の投資ビジネスパートナーを中心に展開

IT桔子のデータによると、テンセントの消費者ブランドへの最初の投資は2013年の花ブランドRoseonly。2013年10月30日、テンセントと如山資本資本はRoseonly Aラウンド融資に参加した。これはハイエンドのバラを切り込んだ会社だ。

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関連資料によると、この投資後、テンセントと同ブランドはマーケティングなどの面でより深く提携し、RoseonlyもWechatをマーケティングチャネルとして利用して宣伝することができるようになった。現在、Roseonlyは高級ギフト市場に進出しており、製品ラインも花から宝飾品、フレグランスなどの製品に拡大している。

同様に生花の分野でも、2015年には生花ECの最美花開にエンジェルラウンド投資した。これはミドル・ローエンドの生花市場をターゲットにしたECブランドだ。テンセントはこの投資について、中国国内のオンラインフラワー市場の発展と最美花開の運営チームを期待していると述べた。

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