シャオミがアップル信者の日本に進出した理由を解説してみた
はじめに
前回ではシャオミの概要と魅力を書き連ねてみましたが、今回はシャオミが日本進出した背景と目的について考察し、最後に3つ目のnoteにて日本に投入された商品について個別に解説していきます。
前回分のnoteを読まれていない方は勉強がてら下記noteを御覧くださいな。
シャオミが日本進出したワケとは?
中国では4大中華スマホメーカー(華為、OPPO、VIVO、Xiaomi)の一役を担い、スマートホーム事業では他社を凌駕するシャオミ。
2014年には中国国内でシェア1位、グローバルシェア3位にまで躍り出ていたものの、その後、華為、OPPO、VIVOが同じクオリティーのスマートフォンを開発販売し、特にOPPOとVIVOはオンラインではなく、オフラインで購入する人口が多い内陸部を攻めていったことでじわじわとシェアを拡大しました。
その結果、今となっては1位の座は深センの長である華為に奪われてしまっていますし、米粉の私ですら現状華為にはスマホの技術力は負けていると感じています。
カメラもディスプレイも彼らには正直追いつけていないですね。
残念すぎる。
一方、シャオミはインドでシェア1位を取り、2017年から進出したヨーロッパでも人気を得ていることもあり、海外に活路を見出している最中で隣国の日本に進出してきました。
進出した背景としては、2020年春から日本国内でも5Gの普及が開始されることを見込んで既に5Gスマホを販売しているシャオミが日本での
「最先端技術を持ったスマホを作れるメーカーだ!」
という印象付けをしたいのではないか?というのが1つの憶測です。
元にAppleは5Gまだ対応していないです。
Appleなぜこの機会を逃した笑
現状5Gスマホを日本で販売するとしたら、SAMSUNG、LG、そしてソニーであり、そのマーケットであればシェアを取りやすいと考えているかもしれません。知名度的にはSAMSUNGが優勢?
SONY使ってる人はSONYが好きなだけだからね(偏見)
日本では京セラ、シャープ、ソニーと海外では全くシェアのない国産メーカーがありますが、シャオミはメイドインジャパンが大好きな日本人をターゲットとしておらず、5Gスマホをいち早く使ってみたいギークな方々を対象にしていると個人的に感じています。
中国国内のシャオミユーザーも女性よりも圧倒的に男性が多く、最近はCC9からは女性に人気のある芸能人を起用したり、カラーを女性向けの淡い色に合わせたりしています。ちょっと迷走してる感あるのは否めないけども...
また大手通信キャリアが契約で縛ることで10万円近くするiPhoneを安く購入できないルールが発表され、格安スマホにユーザーが流れると考えたのも進出理由の一つと言われています。
確かにあれは情報弱者からお金を吸い上げるビジネスなので、格安SIMカードと格安高性能スマホで安く利用したほうがお得ということを早く知ってほしいですね。非常讨厌。
スマートホーム領域が未成熟の日本市場は意外と美味しい
IoTという言葉が使われ始めたのは2014年。
そこからB2C向けの事業としてスマートホームは中国で一気に盛り上がったと聞いており、今日本でグーグルホームやアマゾンアレクサで家電を操作するといったような動画は2014年に中国で流されていました。
スマートホームに関しては中国のほうが先に進んでおり、それを支えているのはまさしくシャオミと言っても過言ではありません。
とはいえ、日本ではシャオミのスマートスピーカーを利用できないはずなので、私が日本で親友のごとく毎日使いまくってたアレクサで代わりに試してみるとスマートホームの第一歩です。
さて、現在、日本でスマートホームのデバイスを提供しているのは、
・リンクジャパン
・ネイチャーリモ
・ラトックシステムズ
・Live Smart
ここがメインです(もしゲームチャンジャーがいたらご指摘ください)。
実際のところは、富士通ゼネラルのようにスマートホーム家電(IoT家電とも言う)を発売しているのではなく、スマートリモコン(赤外線学習するデバイス)やスマートプラグ(遠隔や音声でON/OFFできるデバイス)を使うことで、「今ある家電」をスマート化させるデバイスを発売しています。
しかし、彼らが提供しているデバイスもアプリ経由で使えるサービスも既に中国では使われています。
その上、シャオミはデバイス数、価格面、技術力の三拍子が揃った優れものです。いやー、これに関してはシャオミファンとして胸張って言えますね。
そのため、まずは日本国内でシャオミのスマホ(初めは5Gではない)であったり、格安のスマートウォッチや充電器から使ってもらい、コアファンを作り、そこからスマートホーム事業にますます拡大していくでしょう。
今のところアイテム数が少ないので様子見の段階です。早くシャオミのスマートホームにしている人増えてオフ会でも開きたい。
シャオミのスマートスピーカーの解説動画(英語)
ちなみに「シャオミ 日本進出」と検索してもどこも似たような内容で置きにいってる印象を受けました。
このあたり、スマホの話は専門家が多い上に、日本の一般人でも理解ができる領域だから語られている一方、スマートホームを始めとしたIoTはまだ日本国内の一般消費者のリテラシーが追いつていません。
コナンのゼロの執行人という映画のせいで「IoTテロのやつでしょ」とさえ言われる始末。まあせやねんけどさ。笑
それはさておき、あえて私が踏み込んでシャオミの進出の背景でスマートホーム事業が関連していることを書いてみました。
実は東京でスマートホームのマーケティングに1年ほど関与していたので、割とこの分野は文系なりに詳しい方です。
日本でのスマートホーム化に興味のある方はDM送ってください、お金は取りません。いい人。
本当はシャオミの各製品の解説の予定でしたが、長くなってしまうので第三部として次のnoteで解説します。
深センからちょこっとお願い
おかげさまで私が運営しているリバ邸深センは2月後半から常に満室になりそうな勢いです!
日によっては部屋が空いているので深センに来られる方はぜひご利用していただきたいのですが、宿泊の有無に関わらず、お願いしたいことがあります!
というのも、今深センで日本語の書籍が自由に借りれる図書室プロジェクトを地味ながら進めています。今のところ書籍数は300冊くらいに達したかな?ってくらいですが、まだまだ足りないです!本棚が足りなくなっても追加で本棚を購入するつもりなので、深センにお越しの際は中国関連書籍や企業関連書籍、歴史小説をご寄贈していただけると嬉しいです。
今はこんな感じです、本に囲まれて私は幸せです(読む時間作らんと)
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