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⑥嘉田由紀子議員のDVシェルター暴露発言〜集会全体を通してみる~


私は当時、嘉田由紀子議員がDVシェルターの場所を暴露した当該集会動画を見ながら、視聴レポをポストしていました。

今回は、そのポストから嘉田氏の共同親権の取り組み方を見てみたいと思います。

嘉田氏が国政選挙に出るきっかけが、なんと自分の知事時代に起きた身内の離婚問題であると語りました。(嘉田氏の知事在任期間は2006年7月〜2014年7月。このオンライン集会は2021年4月なので、10年前は知事在任中です。)

彼女が手にしている書籍は『実子誘拐ビジネスの闇』(池田良子著:飛鳥新社)。本の天の部分には、沢山の付箋が付けられており、かなり読みこんでいる様子です。

嘉田氏は、自身の知事時代に離婚の窓口となる市町村に対し、なんらかの指導・要請をしていたと明かしました。どんな内容だったかはわかりませんが、先日の4月15日参議院決算委員会での質疑がヒントにはなりそうです。それにしても、身内の離婚問題から、知事権力をもって自治体に要請をするという事に、倫理的な問題は無いのでしょうか。

注:嘉田氏は『実子誘拐ビジネスの闇』を法務委員会でも紹介し、その時に「元棋士・橋本崇載」の名前も出しています。またこの本に「卒田さん(仮名)」として出てくる人物は、嘉田氏の甥である渡辺やすゆき氏です。その事は渡辺やすゆき氏本人が後にポストしており、これは暴露でもなんでもありません。

滋賀県には、嘉田氏と同じ考えを持つ議員や市長がいる、という事でしょうか。。。


オンライン院内集会には、御前崎市の市議が登壇していました。その市議、現在は維新の会に所属しているさいとうけいこ氏です。


さいとうけいこ御前崎市議は「子どもに会えないという事を明かして当事者が請願を出すのは難しい」という認識でした。DV被害者が住所を知られないようにして生活している事については、どういったご認識でいらっしゃるのでしょう。
一緒に登壇していた主催団体代表の方は、その請願を複数出し、名前も顔も出してオンライン院内集会に出ているのですが。

ここはもう察して知るべし、ですね。

ここは既にDVシェルターの場所を暴露した場面を過ぎてます。「DVシェルターの場所を喋っている」なんてポストも軽々に出来ませんから、その事実は伏せての実況です。

ちなみに私は今もって解りません。

「ドイホーブログって何?」と聞かれそうですが、話すと長いので省略します。(気になる方は、「弁護士の机の上」で検索下さい。)



以下は後日のポストです。

DVシェルター暴露報道を受けてのコメントでは、公開されるとは思わなかったという様な説明はありませんでしたから、公開されると知った上で話したという事でしょう。



この最後のポスト、今読んでも怖いです。このために、嘉田氏は国会議員になり、現在も活動をしているのですから。

DV支援者を敵視し、DVシェルターという秘匿すべき情報を特に意味もなく半笑いで公開の場で躊躇なく話してしまう国会議員が望んでいる制度を、導入してしまって良いのでしょうか。

共同養育支援議員連盟は、嘉田氏のこの発言を問題視もせず、今まで行動を共にしています。数ある提言も共に提出しています。その議員連盟が言う「DV虐待ケースは例外として単独親権になる」などという言葉に、信用が置けるでしょうか。

この暴露事件が大きく問題視されないまま、民法改正の議論が進むとあう事は、DV虐待被害者の安心安全は蔑ろにされたままになるという事です。

またさらに詳しく嘉田氏の主張を見ていけば、その主張がどこから来るのか、それが何をもたらしてきたのかにも気が付くはずです。報道に関わる人は、どうかその事に気が付いて欲しい。そしてそれを伝えて欲しいと切に願います。





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