この夏、貴方と“革命”ちゃん

この夏、貴方と“革命”ちゃん

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電波通信

今私は武蔵野線に乗っている。 この前ちょうど本屋で見かけた「武蔵野」という斎藤潤一郎が書いた漫画を買った。 武蔵野線に乗っている人達のどんよりとした生温いこの感じずっと思っていたことが書いてあった。 トンネルが長くて、電波も悪いその癖に最果てには夢の国がある。 彼氏が新秋津に住んでいるから乗る機会が増えた。というか、それまで武蔵野線など知らなかった。 人の波に溺れないように生きていきたい。 関係のないことだが、前にいるサラリーマンが右手の人差し指、小指。左手の中指に指

    • せっかくメンヘラとか毒親とかいう言葉が浸透して自他共に理解していこうねみたいになっているのだから、いい加減母親は弟の英語の教科書全部和訳して書いてあげるよりもその言葉を学び理解してほしい あと、私は何もしてなくて忙しぶってるだけ就活もしていないくせにって言わないでほしい別に弟に頼まれてもない高校の勉強手伝って怒鳴りつけながら教えて本当育児忙しいアピールしないでほしい そもそも、旦那の飯を作らずに洗濯もせずだろ 私は母親くらいの人生が母親以下の人生しか歩めなくて将来妊娠して男に

      • 大人病

        いつからその場所に合わせられなくなったのか。 私は“わたし”と言うキャラクターと生きていきたいという気持ちが強くなってしまった。妥協しないといけないことが増えた。妥協できるようになった。でもそれを100%受け入れたら自分ではなくなる気がして怖かった。「大人病」に恐れていた。着たい服も生意気なパンクも聴いていたい。白い目で見られるのが誇りだとも思っていた時があった。その頃私は生き生きしていると思っていた。 それすら愛せるような人が現れた。でもその人と会えるのは週に一回。多いよう

        • サークル

          私は昨日音楽サークルを辞めた。 新歓のライブがあった。私は出られないけど、同期が本当にかっこよくて。1年生の頃はリズムをとるのも恥ずかしかったけど、今では口ずさむほど本当に楽しいライブだった。 居酒屋で歓迎会が始まる。私は人の距離をつめるのが苦手だ。わからないまま話し続けて、嫌な思いをさせてしまうと思う。特に、同じ大学の大学生として話すのが極めて下手だ。そして飲み会になった。 音楽は魔法だよ!と言われている気持ちになった。そのノリに乗り切れない自分も嫌いだ。そんな自分が嫌いに

          ストーリー

          今ストーリーで見た。 カップルがカネコアヤノさんの曲を流していた。 金髪の鼻にピアスを開けた不安定そうな女の子。 彼は、彼女に「かわいいね」と言った。その瞬間に女の子の表情は不安定のカケラも感じない幸せそうな少女の顔になった。そしてストーリーは終わった。その子のアイコンはNANAだった。 私と似たものを感じた。大切にしてくれる存在を見つけると心が安心する。不安なんてなくなる。少し依存もしてしまう。だけど、自分ごと愛せるようになるから温かい方に進むことができる。 明日の朝早くか

          アングラ、あんぐら、アングラ

          都会病。そうとでも言っておこう。 神奈川県横浜市に在住の自分。東京のど真ん中の彼等。距離も年齢も変わらないのに時間の流れが早すぎる。 人生が長いことを良くも悪くも忘れている。 もちろん、東京のど真ん中。キラキラ、新しい情報が次々と絡みつく街。忘れてしまったエモさ。その言葉すら嫌ってしまった。 『東京にしかアンダーグラウンドはないんだよ』 どこかで聞いたことがある。そうだ、私の好きな大森靖子さんが言っていた。アンダーグラウンドがイケているという呪いにかかるな。そこから、醸し出さ

          アングラ、あんぐら、アングラ