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都内にあるおすすめの本棚を挙げるなら

(町之トリオ)

わたしたちの交換日記、スタートから1年を記念し、1年3カ月20日という中途半端なタイミングではありますがヘッダーやアイコンの画像が一新されましたね〜パチパチ。ギスさん作、さすがでした素晴らしいです。これからも末長くテキトウな日記でありたいですね。

おすすめの本棚教えて(いかすみ子)

との話がありましたので今回、われのおすすめ本棚をまとめたいと思います。

実はわたくし、散歩好きということをこの日記でも散々訴えてきたような気がしますが、その散歩中、良さげな本屋とパン屋とカフェを探すことに全神経を集中させておるわけであります。散歩地域が偏りまくってるので東京を網羅するにはまだまだだけど、今回は本屋のおすすめを、大定番から少しマニアックなところまで紹介します〜!

東京堂書店(神保町)

いきなり超大定番からいきますが、僕が現時点で都内最強の本屋だと信じてるのは東京堂書店ですね間違いなく…。何が最強かというとまずは客層。店舗入り口付近のショーウインドーで週間ベストランキングがあるんですが、このランキングが普通の大型書店のとは明らかに文化資本の水準が違いすぎて引く。ホームページにもありますが、哲学書や幻想文学とかもがんがんランクインしてるわけです。

お店に入るとカフェがすぐあり、その先、1階フロアの中央部に「“知“の泉」という棚があります。ここがつまり最強の本棚です。人文・社会科学、小説などの注目新刊が揃ってます。僕は新刊情報を主にツイッターTLで追ってますが(逆にツイッターをやっているのは新刊情報を集めるためですが)、ここに来ると必ず知らなかった本と出会えます。だから僕は週1でここにきてます。知の泉最強!

1階はこの他に文庫、新書、雑誌、フェアの棚。充実してます。2階は社会科学や芸術関連、自然科学、その他。3階は人文(哲学、思想)や歴史、人類学、文学とかですね。社会や政治関連の本は2階にありますが少なめ。僕は3階によく行きますが、人文書はかなり充実していて、叢書ウニベルシタスの棚は圧巻ですね。あとフェアは2、3階でもやってていずれも面白いです。

ジュンク堂池袋本店(池袋)

本好きの人がもし検索とかでこの日記にたどり着いてたとしたら、ここまでの2つでもう離脱しちゃうと思うけど、それでもこれは外せないですな。

池袋ジュンク堂のすごいとこ、まずは1階にあるツインタワー型の棚。ツインタワー型というか、正確には円形を半分に切って円の中に入れるようにした、みたいな2つの棚です。円の内・外の両面に本が並んでいて、内側がフェア、外側が新刊、というふうになっているのかなたぶん。この棚が入れ替わるのすごく楽しみで、いつもこの棚を見に行っているようなものですな…。ちなみにこの棚、例えば内側の棚の一部分に本がなくなったら、外面に並んでる本が、最後尾だけこちらを向いているので表紙が見えるんですよね。そういう工夫すてき。ありがとう書店員さん。

池袋店はそもそも広すぎてそれだけで最強なんですが、そのうえフェアがすごい。特に4階の人文書の棚は流行にすごく敏感に、先取りするくらいの勢いで棚を作ってますよね。ちょっとしたスペースでいちいちフェアやってるのもいいし、出版社ごとに僅少本フェアやるのもいいですよね。4階の書店員さんのツイッターもあるのでフォローしてない人は今ここでしましょう。

ジュンク堂池袋だけで10フロア(B1-9F)あるので(われは1、3、4が定番コース、たまに5と9も回る)新刊本はまず網羅できるわけですが、広すぎて見落とすことももちろんあるので東京堂書店もチェックすれば新刊はよりカバーできるのかな〜と個人的には思っている。この他で大きい店舗だとやはり新宿のブックファースト、渋谷の青山ブックセンターがいいですかね。どちらもフェアが面白くて、新刊の本屋はフェアの良さだなと思う。ちなみに代官山の蔦屋も人気店ですが、わたくしは蔦屋の並びになかなか馴染めない…。まだ行ったことないけど行きたいのが誠品書店(日本橋)。連休中に行ってみようかな。

かもめブックス(神楽坂)

ここからは小さめの本屋です〜まずはかもめブックス。ラカグの向かいにあるお店ですね。小説や海外文学など人文系が中心で、奥に漫画もある。本のチョイスがとても良くて一方的に信頼している。というか思ったけど、小さめな本屋の良さはそれでいうとチョイスが好きかどうかってことになるかもしれん。

旅の本屋 のまど(西荻窪)

のまどは海外のカルチャー、紀行、文学などの本が並んだお店。こじんまりしてるけど大型書店だと気付かない本がけっこう目に入ってきて、出会いのある本屋さん。ただコロナ禍で行った時、入口にある消毒液がすんごく強烈な甘い匂いのするやつで匂いがしばらく消えず少し困った記憶がある。ちなみに西荻には「本屋ロカンタン」「忘日舎」など、いずれも小さな店舗だけどチョイスは良さげなお店がありますです(僕はのまど推しですが)。

百年(吉祥寺)

吉祥寺は人文系の古本屋が充実していて、「古書 防波堤」「愛書堂よみた屋」も良い。特によみた屋はかなり本がたくさんあり、行けば必ず1冊は気になる本が見つかる良書店ですな。となるとよみた屋を推したいところなんだけど、というか実際百年もよみた屋ほどは充実していない印象なんだけど、でもお店の雰囲気がよくて、本棚もやはり「チョイスが信頼できる…!」ってお店でした。ちなみに姉妹店で「一日」という書店も近くにあり、こちらは絵画や写真系の本。

古書コンコ堂(阿佐ヶ谷)

コンコ堂も(くどいけど)人文書が強くて、ようは僕が人文系の本棚が好きなんだという話なのですが、掘り出し物が多くてうれしいお店でした(「掘り出し物が多い」という感想は、行った時に僕が欲しかった本とそこにある本にもよるので他の人と共有できるものではないかも、とは思うけど…)。

みちくさ(国立)

ここもやはり文学、思想、哲学などが充実してる古本屋で、「探したぞおまえ…こんなところにおったんか…」のある本屋でした。しかしこう並べてみると中央線ばっかだ。

BOOKSHOP TRAVELLER(下北沢)

中央線を離れてこちら、下北にある本屋です。取り組みとしても面白い本屋で、いろんな人やお店が棚を「出店」してできた本屋なのだそう(詳しくはHPをどうぞ)。吉祥寺にある「ブックマンション」も同じ感じのお店でしたね。下北のこのお店、店主の方も話しかけると気さくに応じてくれて良きです。

古書羊頭書房(神保町)

けっきょく神保町に戻ってきたけども、この古本屋、SFに特に強くて、小さいけど人文書もけっこう並んでる。hontoで検索しても出てこないような本がごろごろあって興奮します・・・!


というわけで長くなりましたが、以上が散歩中に見つけた本屋でお気に入りしているお店でした〜! 途中から疲れてめっちゃ紹介短くなってしまったがはは。ちなみに今気になってるのはスカイツリーの近くにある「古本と新刊 書肆スーベニア」、江戸川区の「平井の本棚」、そして来年1月に分倍河原に開店する「マルジナリア書店」ですねー!

さてここからは返信、の前にまずはガリちゃん誕生日おめでとう!!!(おせえ、すみません) かれこれ長いこと会ってないので第3波が凪いだら集まりましょうか〜。

見ているTLが違う!と思った(ガリ)

これわかる〜誰かのTLとか見てみたいな楽しそう。人のいいね記録見るのとか好きだわ。わがままロマンサー感想おしえてくれ。

ギスさんの周り、にぎやかすぎない?笑 なんか適度にざわついてる方が集中できるとかいうのもうそかほんとか分からないけど聞いたことあるな。おれ勉強するときは基本家だなあ、コロナになってからはカフェあんまり行かなくなっちゃったし、関連文献開きたくなることもあるので家が便利、というのもあるかも。でも家は誘惑が多いからなあ。国際政治の本読んでるの?

今日は青空が最高だったけど風が強かった。明日も少しお出かけするのでもう少し落ち着いて歩けるといいな。おやすみなさいませ。

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