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食い延ばしの隠れメリット【麻雀】★★

まだ読んでる最中のこばごー本にこんなことが書いてあった。

アドバイスするときには、私は「こっちを切ったほうがよい」という答えを出すよりも、「どっちもありうるので、両方のよいところ悪いところを考えてみなさい」と促すようにしています。

瞬間の答えよりも、何を考えて切るか、各選択にどんなメリット・デメリットがあるのか…を把握できないと、実戦には活かしにくい。

そこで今日のテーマは食い延ばし。

たとえばこんな手牌があったとする。

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ここから打たれた3mをチーするか。

「私は絶対鳴かない」
はい、さきほど言ったとおり、鳴くか鳴かないかなんて答えは出さなくていい。
そもそも点棒状況や場況どころか、巡目、ドラすら設定していない。

しかしメリット・デメリットを挙げることはできる。
メリット・デメリットを把握することで、無限に存在する多くの「食い延ばしする?」という場面に精度高く対応できるようになる。

ではこの手牌における食い延ばしのメリット・デメリットを挙げてみよう。

まずデメリットから

・手役のヒントを与える(タンヤオ濃厚!)
・安全度が落ちる
・打点が落ちる(リーチが打てない!)

・枚数がわかる(345mが1枚ずつ世に出る)
・ツモ番を放棄する(3mよりいい牌もある)
・etc…

いろいろあるけど、太文字の3つが大きいかな。
次にメリットは…

・受けが広がる(カンチャンが両面になる)
・◯◯◯

今回の手牌はあまりメリットがなかったな。
さて、食い延ばしには受けが広がる以外の大きなメリットが1つある。
そのメリットは見落とされがちであり、今回の記事で伝えたかったことだ。

そのメリットとは…




「警戒度の低いターツ=強いターツを作り出すことができる」

である。

たとえば先程の手牌で3mチーの後に2pをポンしたとしよう。
相手からはこんな感じに見える。

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人はマンズ・ピンズと晒していたら、どうしてもソウズに目がいってしまう。

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つまりマンズ部分(34m)は警戒度の低いターツ=強いターツになるといえる。
グー・チョキときたら次はパー…その単純な思考を絡め取ることができるのだ!

私の実戦より。

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上家から打たれた7mを鳴くか。
両面を鳴くと警戒されそう、他にもいっぱい有効牌ある…という要素もあるが、アガリ率という点だけで見たらチーの一手だ。

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確実に手が進むというだけでなく、仮に警戒されることになってもマンズ(67mの部分)は警戒度が一番低くなるので58mチーはしやすくなるし、そこが待ちとして残れば…

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高確率でアガれるだろう。

これはドラ4なので、多くの人が「鉄チーでしょ」って思うかもしれないが、今回私が伝えたかったのは、

食い延ばしは警戒度の低いターツを作り出すことになるので、見た目以上に速度が上がる

ということ。

久しぶりの麻雀記事でした。
よき食い延ばしライフを。またね。

私も食い延ばしを毛嫌いしてしまう質なので、強いターツができるメリットを踏まえて判断したいですね。


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