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KOUMI100、途中棄権だったけど得るものもたくさんあったよ

こんにちは、ゼロベースランニングラボラトリーの高岡です。

いやー、撃沈してきました、KOUMI100。

こないだ10月10日〜11日に、長野県小海町で開催されたトレイルランニングのレース。

「KOUMI100」の「100」は100マイルの100。つまり、約160kmですね。

ていうか、35kmのコースを5周走るので、厳密に言えば160kmではなく、175km。

いやー、本当にしんどかった。

結局、3周終わってDNF(途中棄権)したんですけどね。

このレースの振り返りに関しては、僕のオンラインサロンやメルマガ、あとはnoteの有料版でも詳しくお話ししてますのでそちらをぜひともチェックしていただくとして。

まー、ほーんとにちょうどのタイミングで台風が近づいてきちゃって、舞台となる小海町は前日からかなりの雨・・・

大会は開催されることになったんですけど、もう、山の中がグチョグチョで大変なことになってました。

太ももあたりまでズブズブと沼みたいにぬかるんでるところは1箇所2箇所じゃありません。

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そもそも100マイル以上のレースっていうだけでかなりの難易度なのに、こんな厳しい環境まで加わってしまって、もう今の僕の経験値では対処できませんでした。

とはいえ、そこはただでは転ばない高岡。

こんな滅多に体験できない状況でこそ、掴めるものがあります。

追い込まれれば追い込まれるほど、工夫せざるを得ないわけですからね。

今回のKOUMIでも、ざっくり上げると4つくらい、大きな学びがありました。

一つ目は、呼吸についての気づきなんですけど、「息を一気に吐くと腰が抜けるというか、体の芯の力が抜ける感じがする」ということです。

トレイルを登ってるとき、かなり心拍数が上がるわけですけど、ちょっとひと休みしようと思って、ふー、みたいな感じでドカっと息を吐くことって結構あると思うんですよね。

これをやってしまうと、体の芯の方の力が抜ける感じがしたんです。

次に、二つ目。これも呼吸についての気づきなんですけど・・・

息をたくさん吸ってしまうと脚が疲れやすい」ということです。

「脚が疲れやすい」というよりも、なんか、フワフワする感じっていうか、力が込められなくなる感じですね。

どうしても体がキツくなってしまうと「息を吸う」方に意識が傾いてしまいがちじゃないですか?

そうすると、負のサイクルに入り込んでしまう。吸った息、つまり酸素がうまく体の中を循環しない感じがしたんですね。

それから、三つ目も呼吸に関しての気づきなんですけど、実は2周目の途中から頭が痛くなってきて。

これって多分、軽度の高山病っぽかったんじゃないかなーと思うんですけど、この症状が、上に挙げた二つの呼吸を意識すると軽減する、ということ。

結局、3周目の途中にはほとんど感じなくなりました。

これは僕の仮説ですけど、一つ目と二つ目の呼吸を意識することで、息の循環が整ったのかもしれません。

次に四つ目ですけど、実は2周目の途中で右膝を捻ってしまい、そのときに変な力が入ったのか、右膝の裏がレースが進むにつれて段々と痛みが強くなってきたんです。

特に、走ってて右膝を上げた後に膝から先を伸ばしますよね?このタイミングで痛い。

うーん、どうしたもんか・・・と考えながら歩いてたら、あることがパッと閃いて。

それは「左足の母趾球にしっかり体重を載せる」ということです。

これに関しては技術的なことで、ここではちょっとお伝えしにくいので、今度またYouTubeの動画でまとめたいと思うんですけど、左足が地面から離地する局面で、しっかりと母趾球の前縁に体重を載せる感じです。

そのためには胴体の使い方が重要になってくるんですけど、このひと工夫を加えることで、かなり膝裏の痛みが軽減されました。

とはいえ、後から見てみたらふくらはぎまで真っ赤に炎症してて、レース後は歩くのもしんどい状況でだったんですね。

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ただ、痛いながらに普段の生活で左の母趾球前縁に体重を載せるように歩いたりしてると、痛みが軽減されてきた、レース2日後の昨日は、もうほとんど痛みがなくなってました。

多分今日は、早速インターバルトレーニングができそうです。

そんなこんなで・・・

3周でレースが終わったので、距離にしたらだいたい105kmくらいですね。

完走できなかったのは悔しいですけど、学べたこと、得られたこともたくさんあったので、本当にチャレンジしてみてよかったです。

来年も出るの???

うーん、仕事の状況や家族と相談しながら決めたいと思いますけど、なんかやり残した感じがあるので、できれば来年もチャレンジしたいですね。

というわけで、今日は「KOUMI100、途中棄権だったけど得るものもたくさんあったよ」というお話しをお届けしました。

いかがだったでしょうか?最後まで読んでいただきありがとうございました。

<ちなみに・・・①>

今日のnoteの内容は、僕のポッドキャストでも聴いていただけます。走りながら聴いていただくのに最適な、BPM180のテンポのBGMを流してるので、是非こちらもチェックしてくださいね。

>>>https://anchor.fm/u30e9u30f3u30cbu30f3u30b0u4e03u8ee2u3073u516bu8d77u304d/episodes/KOUMI100-el0rl6

<ちなみに・・・②>

僕が運営している「ゼロベースランニングラボラトリー」というオンラインサロンやメルマガでは、週5日「朝刊・高岡」というコラムをお届けしています。

ここでは、ランニングの怪我を改善するためのノウハウや、ランニングのパフォーマンスアップのためのノウハウ、はたまた、ランニングを通したウェルビーイングなライフスタイルについてお話してます。

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高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員