見出し画像

ゼロベースランニングラボラトリーとは?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ゼロベースランニング」って、一体何なのさ?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ワタクシ、高岡が提唱している「ゼロベースランニング」なんですけれども
これって一体何なのよ?って方のために、一度ここで整理しておこうと。

2015年12月に拙著「ゼロベースランニング(実業之日本社)」を上梓し、何だか少しだけ存在を知られるようになってきたんですけど、もちろんこれは、ランニングのパフォーマンスアップを目指すためのメソッドとしての認知がほとんどなんじゃないかと思うんですね。

特に「フルマラソンの30km以降に急激に失速してしまうランナー」とか「ランニングによる怪我で悩んでるランナー」とめっちゃ相性が良い。

なぜなら「ゼロベースランニング」のメソッドが、「筋肉の無駄使いをいかに解消するか?」ってことを念頭に置いてるからです。

筋肉の無駄使いを解消する。つまり「走ってる時にめっちゃ頑張ってる筋肉」と「もう少し頑張ってもいいんじゃねー?っていう筋肉」のバランスを整えること。

でも、そのそのアンバランスってどこから生まれてるんだっけー?ってとこがポイントで、「胴体の使い方」に着眼して、そこの動きを磨くことでアンバランスを整える。

「筋力を付け加える」んじゃなくて、胴体の使い方を研磨して、結果的に「適切に筋力を発揮させる」。

それによって、筋肉の無駄遣いが減り、「30km以降の急激なペースダウン」や「ランニングによる怪我」を解消する。

これが、ゼロベースランニングが目指すところの「ひとつの側面」です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ゼロベースランニング」のもうひとつの側面
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実は、ゼロベースランニングではもうひとつの重要な側面を大事にしています。

それは「いかに『今、ここ』にいることができるか?
つまりマインドフルネスも、ゼロベースランニングが追求する「ひとつの側面」です。

先に挙げたのは「筋肉の無駄遣い」ですけど、これ、筋肉だけじゃなくって「意識」も無駄遣いしがちなんです。

意識を無駄遣いする。つまり、今を生きていない。

もう過ぎてしまった過去や、まだ来てもいない未来に意識を囚われて、無駄遣いをしてしまう。

マインドフルネスって「意識を研磨する」ってことだと思うんですよね。これが、集中力に繋がるし、「ゾーンに入る」ってことなんじゃないかなって思うんですよ。

しかも、ランニングフォームだって、ホントは意識しない方がいいと思うんですよね。

意識しようとすると必ず、実際の動きまでにタイムラグが出て、結局はそれが「ランニングタイムライン」に滞りを生み、筋肉を無駄遣いすることになっちゃう。

だけど、意識を完全に封じ込めることは至難の業。

だからこそ、これは「筋力」にも言えることなんですけど、「意識」とどう付き合うか?なんです。


ーーーーーーーーーーーーー
裸足で走った方がいい理由
ーーーーーーーーーーーーー

僕は裸足でフルマラソンを2時間45分で走ります。

そんな僕が提唱してるメソッドだからか
「ゼロベースランニングって、裸足で走るメソッドでしょ?」
って勘違いされてらっしゃる方が、結構多いんです。

でも、ハッキリ言っておきます。

ゼロベースランニングは、裸足で走るためのメソッドじゃありません!

だけど・・・

裸足で走ることができるようになるメソッドでもあります。

なぜなら、走りの無駄を削ぎ落とすのが、ゼロベースランニングだからです。

そうすることで、裸足で走るのも問題なくなるし、そしてもう一つ。
シューズのテクノロジーを最大限に引き出すこともできるようになるはずです。

「シューズ履かないで走るなんて、とんでもない!」
これって、何だか普通に聞き過ごしちゃいそうですけど
いやいや、よーく考えてみてください。

頭の中に「人間が走るのに、シューズって必須アイテムでしょ?」って刷り込まれてません?

シューズへの依存が、過ぎてる状態。

そうすると、何が良くないかっていうと・・・

自分の弱点が、わかんなくなっちゃう。

シューズだと、ブレーキをかけるような走りになってもクッションが足を保護してくれます。

そのおかげで、自分の弱点がわからなくなってしまう。

なんで怪我がなかなか治らないのか?その原因を特定しづらいし、時間がかかっちゃう。

だけど裸足で走れば、雑な走りをすればすぐに「痛み」っていう情報がフィードバックされてくる。

だから、改善が早い。スムース。

要はPDCAサイクルがスムースに回って、パフォーマンスの向上がスムースなわけです。

そのための方法として「裸足で走る」があるわけなんです。

だから、裸足で走ることは「目的」ではなくて、「手段」なんです。


ーーーーーーーーーーーーーーー
僕があえてシューズを履く理由
ーーーーーーーーーーーーーーー

ただ、僕があえてシューズを履いたりするのは、もちろん理由があります。

上に挙げた「筋肉」と「意識」はすごく似た存在って話はしましたけど
共通してるのが「使いやすいけど扱いが難しい」なんです。

もちろん、双方とも使わないわけにはいかないんですけど
使い方にコツと手間が必要。

ここがね、シューズと似てるんです。インソールと似てる。糖質と似てる。
そして、iPhoneをはじめとする、現代のテクノロジーと似てるんです。

自分自身をどう運転すれば「使いやすいけど扱いが難しい」ものを最大限に活用し、かつ、自分自身のパフォーマンスを上げることができるか?

ここを最適化するのが、ゼロベースランニングの目指すところです。

ランニングのパフォーマンスを上げるという入口から
ライフパフォーマンスを上げるというとこに繋がる。

テクノロジーとの共栄共存。

これがゼロベースランニングのビジョンなので
僕はシューズを履いて走るわけです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゼロベースランニングラボラトリーとは?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

テクノロジーと完全に訣別した生活するのももちろんありなんですけど
このブログをお読みいただいてる時点で
テクノロジーの恩恵を受けてるわけですよねw。

ってことはやっぱり「訣別する」っていう選択肢よりも
「共存共栄」するっていう選択肢の方がベターなんじゃないかなー
って思うんですよ。

こういうライフスタイルに共感していただいてる人たちが集まるのが・・・

ゼロベースランニング ラボラトリーって言うコミュニティです。

月額900円の有料コミュニティですけど
この「テクノロジーとの共存共栄」っていう姿勢に
共感してくれてる方々の集まりなので
裸足で走る人も、サンダルで走る人も、ナイキで走る人もいて
ものすごくダイバーシティなコミュニティです。

もちろん、ゼロベースランニングのスキル的なメソッドのアップデートや
動画の配信、限定のワークショップなど
僕が提供するコンテンツも盛りだくさんなんですけど
最近はもう、メンバーそれぞれが練習会やイベントを立ち上げたり
クラブグッズを作ったり、エントリーしたレース毎にグループができてて
色んなとこで打ち上げが開催されてますw。

で、ラボに入ってる方の中で希望される方は
ゼロベースランニングクラブ」にも入っていただけます。
最近は少しだけ認知度が上がってきたかなー。
色んなとこで練習会やってますしね。

ただ、このラボには、誰でも入会資格があるわけじゃあ、ありません

誰でも門戸を開くと
ラボの中がぐっちゃぐちゃになりかねないですから。

なので、入会には条件があるんです。その条件とは・・・

僕が週に2、3回更新してる
「ゼロベースランニング・メルマガ」にご登録していただくこと、です(登録は無料っす)。

なんでこんなことするかっていうと、上にも書きましたけど
「テクノロジーとの共存共栄」っていうスタイルに共感できるかどうか
篩にかけてるんです。

中には、登録したけどすぐにメルマガ解約する方もいらっしゃいます。
そういう方は、残念ながら仲間になれない人ですね。

きっと、このメルマガに登録すれば
必殺技的な何かを学べるんじゃないかって期待して
メルマガ登録した人なんだろうと思いますけど
そんなインスタントな姿勢の人はそもそもお断りです。

でも、もし僕たちのスタイルに共感できる方は
是非とも月に900円を捻出いただきw、仲間に入っていただきたいなー。

現在、全国に170人くらいのメンバーがラボに入ってくれてます。

でも、まだまだランニングによる怪我で悩んでる人たちは後を絶たないし
マラソン後半の急激なペースダウンで悩んでる人もたくさんいるので
ぜひ一緒に、新世代のランナーへとアップデートしていきたいですー!


○もしまだメールマガジンに登録されてない方は、こちらからどうぞー!


高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員