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【雑感】理由付けが出来る人が採用されます。

<おじさんDX Vol 513>

採用時の面接において気になるコトがあります。

杓子定規のような志望動機もですが、入社後に本人がどのように活躍するのかについて「何が出来ますか?」という問いの返答に

「○○が出来ます」と答える応募者が多いのです。


✅本当なのかな😒?


学生時代も含めて惰性で過ごした私からすれば、この先どうなるかもわからないのに「○○できる」とハッキリと返答するヒトが多いのは、ある意味驚きなのです。


そんなに出来るヒトならば...😁

応募者は(当たり前ですが)まだ会社の仕事を経験しておりませんので、どこまで知ってそう発言しているのか?


捻くれた私からすれば少し違う視点から質問をするケースがあります。

小売業ですから「商品を知らずとも販売する」なんてこともあるのです。

「全く知らない商品を販売するよう指示があったら、皆さんはどうやって販売しますか?」

答えに正解はないものの、仕事に対すする姿勢が垣間見れます。


✅仕事への姿勢は考え方から


前述の質問の正解はないのですが、返答に多いのが以下の5種類です。

1.勉強してから(調べてから)販売する

確かにそうなのですが、何万点とある商品や新製品となると、調べる時間も勉強する時間もそうありません。勉強してからとなると、販売するまでに競合他社に後れを取る可能性もあります。


2.共通項目がない探して販売する。

販売をする必要があると行動に出ますが、お客様に噓や間違いで販売してしまえばクレーム等の元になります。ある程度の経験を積んだ方なら、その商品の特性(傾向)を推測して説明出来るのですが、未経験となるとこれは厳しいのです。

経験者ならではの視点とも言えますし、ある意味スピードと誠実さが出ていますので、好ましいところですが、欠点としてその推測が大きく外れた場合や全くの新ジャンルとなると途端にレスポンスが落ちます。


3.とりあえず売ってみる

行動優先のタイプに多いです。
四の五の言うよりもまずは販売してから後を考えるタイプです。

スピードに優れますが、時には無謀と思える販売方法となる危険性も秘めています。個人的には、失敗してもそのリカバリー力が高ければさして問題ないと思います。


4.あるものはある、ないものはない

得られない情報は得られていないのだから限られた情報から行動します。タイプ2と似ていますが、推測ではなく確信してから行動します。

一を知って十を知る優秀なタイプです。得られた少ない情報から数多くのデーターを得る能力に優れています。好奇心も旺盛で新製品など真っ先に購入したりする行動も見られます。

もっと優れたタイプは、その自分で得た経験や感想を周囲に情報として与えていくのです。


5.環境が出来るまで売らない

何だかよくわからないし、失敗したくないから売らないタイプ。積極性に欠けるというより、かなりの慎重派。

失敗しないことが優先ですが、環境さえ整えばスタートします。


どれが正解・不正解でもありませんが、こうした各種の仕事に対する考え・姿勢をミックスさせて成り立っているのが職場なのです。



✅実際出来ると思っていません


採用担当者数百人と話しをしたのですが、応募者は自分を少しでも良く見せようと必死なのです。それにわずかな面接時間でその人のすべてを知るコトは出来ません。


ですが自分を大きく見せようとしても、採用担当者は何百人・何千人と面接してきた経験がありますから、そのあたりは勘が働きます。

✅自己分析って実際やってみると、思いのほか難しくありませんか?

自分では出来ていると思っても案外出来ていなかったり、自分は出来ていないと思っていても、周囲が出来ていると評価することも多いのです。


それに何でもかんでも「出来る」と言わないと採用されないのではありません。

私個人では「分からないことは分からない」と、正直に言う人の方が一緒に仕事ができると思っていますが、担当者によって、まだ入社して仕事をしたことがないのに、どこまで知って「出来る」と言っているのだろう?と印象が悪くなる場合もあります。

何が正解なのかは不明です。


個人的には、それでも自分を大きく見せようと「出来る」と言うより

「出来る自信が無い訳ではありませんが、(今までの経験などから想像するに)たぶん出来ると思います」


理由付けをし、そこで相手を納得させるコトができるヒトが、好感度が上がるような印象ですが、これは何も面接時ばかりではなく、普段の仕事でも重要なコトなのです。



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