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【雑感】全員が出世するわけではない

<おじさんDX Vol 464>

先日、若手とベテランを交えて雑談をしていたのですが、出世は何が元で出世したりしなかったりするのか…という話題になりました。

それぞれの価値観や考え方が交じり合ったのです。


✅売上を作っているから❓

売上は大切です。


これは誰しも思うところですし、出世する要因の一つであると思いますが、(少々穿った考え方になります)売上だけで出世するとは言えないのも事実です。


年間で○○円販売をしたら、出世する…。という基準や規定はないと思います。同様に利益も同じく、年間で○○円利益を上げたら出世するという事もないです。

もし売上額が重要であれば、支店によって客数の多い店舗、立地条件が良い店舗のスタッフが有利になります。また、景気によって左右されますので、景気の良い市況や時代によって左右されてしまうのです。

それは、個人の能力ではなく、あまりにも運の要素が強くなります。
(もちろん、運も必要ですよ😁)

ですから、相対的に売上や利益を作っている必要があります。



✅気にいられる

これは、ある意味正解でしょう。

いくら実績が良くても、それは会社の資産を使っての実績です。

出世は、数値だけではなく、良くも悪くも上司が認めるか認めないかに左右されています。前述のように相対的な売り上げを作っていたとしても、本人の能力が高い=出世とはならないケースがあります。


これが評価に大きく響くのです。

場合によっては、その相対的実績も…

✅「これだけの環境を与えているのだから出来て当然」
✅「もっと出来ていたのではないか」

懸命に働いている側としたら残念な話なのですが、実際に退職者の理由で聞かれる「評価されていない」というすれ違いは、世間にたくさんあるのです。

どんなに仕事が出来ていても…とまでは言いませんが、上司と折が合わないのは、なにかとマイナスに響きます。



✅ゴマすりで出世したとしたら

ならば「徹底的にゴマすりした方が良いのか?」となったのですが、そうでもないのです。

極端な仮説ですが、仮にゴマすりで出世したとしましょう。


当然のように出世すれば今までとは違うのですから、業績に関してもよりシビアな目で見られます。

会社は1人で仕事をしているのではありませんから、スタッフから「あの人は、ゴマをすって出世した=力がない」と思われているようであれば、スタッフは、それなりの対応しかしなくなります。

力のない上司にゴマをすっても意味がない。
✅仕事もヒトとしても尊敬出来ない。

己にやり遂げるだけの力もなく出世し、さらにスタッフの協力も仰げない。


吠えるだけの上司に多い傾向です。


こうなると実績は下がる傾向になります。更にその職責が、適正ではない可能性もあり、図太い神経の持ち主なら自身の能力を活かせない職責でも平然としていられるのかも知れませんが…。


自分自身だったら...と想像すると…無理だと思うのです。



✅出世したいという人は出世しない❓


ごく狭い範囲を見て来た個人的な価値観です。

「出世したくないという人」よりも、「出世したいという人」の方が出世しません。

ポジションというのは、職責が高くなればなるほど、その席は少なくなります。その少ないポジションを任せられる様なヒトは、選ばれて任せられています。


私がやります!と立候補しても「やってみれば」とはなりません。むしろ本人が拒否したいくらいなのに周囲から推されるヒトが、選任されていきます。


当たり前のコトですが、それは高い職責になればなるほど「会社の命運を握っている」からです。



しかし、人材不足になるとそのハードルも下がります。

特に人手不足の企業というのは、年々そのレベルが下がっていくのです。とある企業では、10年前に隆盛だった勢いがなくなり今は人材不足です。



出世は役割分担の意味もありますので「該当者なし」という空席にしておく訳にもいきません。空いているポジションへスライドで人事が行われていきます。

直接的な比較は難しいのですが、昨今はレベル低下が顕著でその昔では考えられないような問題が発生している企業もあるのです。



✅組織を高める行動

自分で言うのもなんですが、私の記事は、ある程度の管理職の方にとっては耳の痛い話もあります。「何を言ってんだ」と思われている方もいらっしゃるでしょうが、駄文ですのでご容赦ください。

特に中間管理職の方々は、間に挟まれる立場ですから、その大変さは少々分かっているつもりで書いています。

出世する人の例で上司との関係が重要と前述しましたが、時にはその上司の言う通りに行動しないケースが出てくるのです。



出世するヒトというのは、上司の意図を何も考えずに汲むヒトではありません。


極端に表現すると

上司の意図よりも、会社の意図です。
✅会社の意図=社長の意図ではありません。

✅会社の意図=創業者の意図です。

縁もゆかりもない、年代もバラバラ、育った環境も違う人間が、会社という一定の組織に集ったのは、偶然が始まりかも知れませんが、そこで働く理由は、創業者の考え、理念に感動、もしくは共感したからです。


事実、私は、当時周囲から批判されてもやり抜いた創業者に惚れて働いています。

解釈に多少の違いはあっても、どの時代でも創業者の考えや理念を実践し続けるコトが、会社の存在価値であり組織を高めると信じています。

それを否定する組織になるならば、もはやこの会社の存在意義はないとまで思っています。

ならば「他の企業でも充分では?」と思うのです。

その時代や状況に合わせて変化していく必要はありますが、仮に現在の社長が理念から外れるコトを行えば意見をするでしょうし、創業者の教えを守れない企業であれば、残念ながらその会社で働く理由がなくなります。


✅関わるヒト(お客様、従業員、取引先、社会)を幸せにしたい。


こんな部下が居て、さぞ上司は大変と思いますが...ね😅


🍀駄文を読んで頂き誠にありがとうございます。 ✅1.ガリガリ君の購入資金に充てます。 ✅2.ボンコツな愛車の維持費の足しにします。 ✅3.神社のお賽銭か盲導犬に募金します。