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食のヘルスリテラシー 成分表示編

みなさん、こんにちは。

やられたら、ジムへ行く。

フルパンプだ!のてっせいです。


前回、ヘルスリテラシーについて言及したので今回は関連した内容について書いていきます。

今回お届けするのは、成分表示についてです。

皆さん、普段食品を購入する際は成分表示を見ていますか?

こんなやつです。

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皆さんが普段購入する食べ物の裏側には写真のような表示があるはずです。

どの商品を購入して、何を食べるのか・何を飲むのかはもちろん皆さんの自由ですが、商品のパッケージ裏の成分表示からはどんなことが読み取れるのかということについて知ってほしいと思っています。


1.栄養成分表示

まず初めに、栄養成分表示をみていきましょう。

この表示は、文字通りどんな栄養が入っているかを表示しています。

上記の写真をみると

・エネルギー

・タンパク質

・脂質

・炭水化物

・食塩相当量

・カルシウム

が記載されていますね。

ここで着目する点は、単位のマジックです。

上から順に、エネルギー52㎉、タンパク質1.2g、脂質1.1g…

栄養成分表示/100ml当たり

と記載されています。

東京都福祉保健局によるとhttps://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/hyouji/shokuhyouhou_eiyou_houhou.html

販売される状態における可食部分の100g若しくは100ml又は1食分、1包装その他の1単位当たりの栄養成分等の含有量について表示します。
 なお、食品単位を1食分とする場合は、その量(g、ml又は個数等)を併せて記載します。この場合の1食分の量は、通常人が当該食品を1回に摂取する量として、事業者等が定めた量とします。

上記のように定められていて100ml当たりの栄養表示が記載されている商品が非常に多いです。

ここで栄養成分表示をわざわざ詳しく見ない!という方は100ml当たりに気づかず、あれ?これめっちゃヘルシーやん!と勘違いしてしまう可能性が出てきます。


これはまだ可愛いもんなんですが、ここからヘルスリテラシーの低い消費者を狙った単位のマジック

配合成分の表記にカツを入れたいと思います。

みなさん、この表記をみてどう思われますか?


タンパク質5000mg配合!!


多いですか?少ないですか?

販売してる会社からすれば、嘘は一切書いていないですし問題ないかもと思われますが、タンパク質5000mgって5グラムです。

たまご1個のタンパク質量が約6gですから、タンパク質5gと言うとたまご1個に含まれるタンパク質量よりも少ないわけです。

そんな微量のタンパク質量も単位を変えて5000mg!と表記すると、あたかもタンパク質量含有が非常に多い印象を消費者に持たせます。

もちろん、タンパク質を摂取したくてその商品を買う人ばかりではないと思いますからその表記が良い・悪いは置いといて、消費者はそういった企業の工夫(思惑)も理解して商品を購入することが大切なのではないかなと思います。

2.原材料名

次に原材料名についてです。

私は、この原材料には食品業界の闇が詰まっていると思っていますがいかがでしょうか。

しかし、そんな闇が成立するのは消費者のヘルスリテラシーが低いからに他なりません。

まずは原材料名についてみてきましょう。

原材料名の表示欄には原材料となる素材の名前が並んでいます。

実はこの順番、使用した重量の割合が高い順番に並んでいます

例えば、あなたがコーヒーを購入した場合

原材料名をみると

(例)原材料名→砂糖、コーヒー、乳脂肪、香料

と記載があれば、このコーヒーには砂糖が高い割合で使用されているということになります。


この原材料を見れば、あなたが食べるもの・飲むものはどんな物から出来ているのかを知ることが出来ます。


職業柄、私は商品を購入する前には必ず原材料を見ます。

そんな私が、ある有名観光地を訪れた際におぞましい商品に出会ったのでそのエピソードを紹介します。※商品の特定を防ぐため、場所や詳細は割愛します。

旅行の帰りに、お土産さんで買い物をしている時でした。

〇〇ソーダという、いかにも土地の名産品の名物!を彷彿させるパッケージの飲み物を発見しました

パッケージも可愛いし、購入しようと思って原材料をみたとき衝撃を受けます。

原材料→果糖ブドウ糖液糖、炭酸、香料、安定剤、甘味料(アセスルファムK)

アンビリバボー…


言うたら、ただの甘い炭酸水、しかも果糖ブドウ糖液糖だけでなく甘味料追加のお祭りソーダ。

これに香料を加えることでそれっぽい味を作ってご当地ソーダとして販売するわけです。

おそろしや。

原価を極限まで抑えて、パッケージで売り出して利益を出しているのでしょうがこれが売れる(実際に買っているお客さんもみました)という状態が現状なんだろうとも思いました。

液体の状態の砂糖の過剰摂取は健康か不健康か

そんな商品を購入するのは結局、消費者に委ねられるわけで消費者の自由ですが、これから人生100年時代と言われる中で健康寿命を延ばしたい。大切な人たちにはずっと健康でいてほしい。

そういった思いを持つ人がいる限り、私はこのnoteを書き続けたいと思います。

まとめ

・単位のマジックには気を付けて

・原材料名は割合が多い順に記載されている

・消費者のリテラシーを高めることがこれから必要


今日もお読みいただきありがとうございました!

食品表示のリンク張っておくので、よかったらご覧ください。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/information/pamphlets/pdf/01_s-foodlabel200330.pdf

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