見出し画像

『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』

原題「Lo chiamavano Jeeg Robot”

◆あらすじ◆
ふとしたきっかけで超人的なパワーを身につけたチンピラのエンツォは、世話になっていたオヤジが殺され、アニメ「鋼鉄ジーグ」の熱狂的なファンである娘のアレッシアの面倒を見る羽目になる。超人的な能力を持つエンツォを「ジーグ」の主人公である司馬宙とダブらせて慕うアレッシアを前に、パワーを私利私欲のために使っていたエンツォは、彼女を守るため正義に目覚め、互いにほのかな愛情が芽生えていく。そんな2人の前に、闇の組織のリーダー、ジンガロが立ちはだかる。

永井豪のアニメをモチーフに作られたイタリア映画。

元々イタリア製作のエロティックコメディ(もちろんB級)が大好きなんで今作もメッチャ好みだった٩( ᐛ )و

類稀な能力を手にしてもそれを使う理由と感情が無ければ意味が無くそこにヒーローは存在しない。
自分の中にその能力を使うべき意味が見出された時こそヒーローは生まれる。

そんなプリミティヴな内容がなんだかしっかり胸中深くに突き刺さって来る作品だったな。

そんでもってさすがイタリア映画!
全編的に非常に肉感性が高いぞ。
いや激しいエロが在るわけでは無いがどことなく官能的・・・悪くない! 

そしてラストもラスト・・・めちゃカッチョ良かった。
こんな締め方男泣きするだろ!

ただのゴロツキのおっちゃんの顔がどんどん男前に変身していく様が上手くヒーロー像を引き出してて巧いんだよな。

THE原作!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?