2019/12/8

きのうは結局小説を書かず、日記も書かなかったが他の全春の日記が読めてハッピーだった。べつの場所に生きる人間が同一画面上で記録となるおもしろさ!

フィギュアスケートはグランプリファイナル。まだあまり演技を見れていないけど、男子の羽生さんネイサンはジャンプ技術とスケート技術がわかちがたく優れていてめっちゃ素敵だった。近年小説とスケートのちかさを語る評などが目についたが自分もちかしく感じている。たとえば〈スケーティング⇔ジャンプ技術〉のわかちがたさは、〈文章⇔キャラクター/実験性〉のわかちがたさみたいだと考えているけど、けっきょく〈スケーティング/文章〉がよければすべての要素ついてきがち、という感覚あるある。

女子では身のこなしのすぐれたコストルナヤさん推しだったので優勝うれしい。男子ではエッジワークにすぐれたコリヤダさんを推している。日本では若きジュニアの選手の身のこなしが新しく、そもそもの身体と氷との関係が違うみたいですごく躍りがよい。あと今年からシニアにはいった樋渡選手など。

昨日は演劇を観ておもしろくてぐったりした。きょうもこれから演劇を観にいくのでおもしろくてぐったりしそう。

町屋良平

“べつの場所に生きる人間が同日画面上で記録となる。”
これからもっと画面の中で互いに影響を受け近づいたり、時間や場所の違いによって離れたりしながら、3人の言葉が積もっていくことを思うと楽しい気持ちになる。

今日も朝から『パディントン2』を観ながら諸々の用意をする。とにかく可愛いし、音楽も美術も演出もどれも心が躍るので元気を分けてもらえる。通勤時は昨日買った「文學界」1月号を(12月発売の新年号はどれも豪華なので文芸誌を買いすぎてしまう。)パラパラとめくってみたけれど、何となく目が滑る。こういう日もある、と思いながら読めそうなところを探し、「文學界書店」の特集を読む。読みたい本が無限に増えるな、とかそうそうこの本は最高ですよねなどと軽口を頭の中で叩いていた。古谷田奈月さんの選書の10冊目が早く読みたいなと思う。
開店してしばらく人が来ず、昨日の悪夢の続きを見ている…と思っていたら、小説家の太田靖久さんが来てくれる。「ODD ZINE」順調に売れてます、などを話しつつ店内を見てもらう。もう手に入れられないかもと諦めていたvol.1、vol.2を買うことが出来て嬉しい。
太田さんが帰られてからお客さんが続々ときて、店内が混み合う。人が多く入ると寒さがましになることを知る。ずっとこのぐらい人が来てくれるといいな。今は寒いです。
店を一時間早く閉めたあとに、豊中にある犬と街灯で開かれる「犬街朗読会2 あるいはブンゲイファイトクラブ[非公式]朗読オフ会」を観に行く予定だ。太田さんにもぜひ、と言ったのでまたお会い出来るかも?それぞれの朗読で一体どんな音や、言葉が聞けるかな。とても楽しみ。

磯上竜也

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