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世界遺産「ファテープル・シークリー」

■インドの世界遺産「ファテープル・シークリー」
珍しい世界遺産のファテープル・シークリー、それはヒンドゥーとイスラームの建築様式が文化的融合をしているからです。数あるインドの世界遺産の中でもこういった例は他になく本当に珍しい世界遺産です。

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ファテープル・シークリー入口付近
ファテープル・シークリーはアーグラ市の郊外、車で1時間ほどのところにあります。地元の大学生が歴史学習で見学に来ていました。

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■ディワーネ・カース(特別謁見の間)
ディワーネ・カースという貴賓謁見の間で、政務を行う建物です。ここに置かれた玉座で王は貴賓や賢人を迎えました。

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ディワーネ・カースは、2階建てなのですが、中に入ると吹き抜けになっていて、中央に下の写真のようなものがあります。中央の柱の上に丸い独楽(こま)型のものが載っていて、そこから四方に水平に橋がかかっているという変わった造り。独楽のような形をした部分は玉座であって、アクバル大帝がここに座り、下)の人々と謁見したと考えられているのだそうです。

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■パンチ・マハルという五層の建物
壁がないことから、納涼、展望、遊戯に使われていた建物と考えられています。階段状の五層の吹き抜けからなり、下層のデザインは全て異なるという凝りようです。建物前の中庭には方眼が刻まれていて、ここでハーレムの女性たちを駒に見立てたチェスを遊ぶための施設でした。広大な領土を持つ皇帝、さすがに遊びの規模も違います。

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■中庭の方眼
チェスを遊ぶための施設で、中庭には方眼が刻まれています。

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パンチ・マハルから池を挟んで南側の建物に皇帝の寝所があります。ここも面白い。夏は床に水を引いて、その上にベッドを置いたのだそうです。
涼しさの追求がここにも見られます。

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■14年で見捨てられたファテープル・シークリー
14年で見捨てられた城は、戦火にさらされることもなく、一時代の建造物群が綺麗な形で残っています。赤砂岩でてきた丘の上の城から気品さえも感じられます。

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ファテープル・シークリー付近のお土産屋

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