働き方は生き方。金沢からのフルリモートで、マネージャーとして働く選択肢。
ZENKIGENではフルリモート・フルフレックス制度を取り入れており、雇用形態も様々、そして社員一人一人の生活に合わせて働く場所を選択することができます。
私も地方で働くその1人。子を持つ母であり、マネージャーとして部下を持ちながら、リモート環境下でどのようにチームビルディングをしているのか、今回は歴史と伝統に色づく街・金沢からお届けします。
自由な生活から突然のUターン
大学進学を機に石川・金沢から上京、社会人になってからは東京だけでなく、海外でも生活を送ってきました。10年以上もの間、地元金沢に帰省するのは年に1回程度、常に外に向いた好奇心旺盛な生活を送っていました。
ただ、新鮮で美味しい魚が毎日食卓に上がっていた金沢での日々を度々思い出しては恋しくなり、「おばあちゃんになったら地元に戻ってのんびり暮らしたい」と考えていました。
そんな自由な生活を送っていたとき、父が他界し、母が金沢で一人になりました。一人になった母を心配に思う中、当時の彼(現在の夫)が母の近くで生活できるように金沢への移住を提案してくれて、それを機に2017年金沢に生活拠点を移しました。
金沢-東京の2拠点生活
金沢は江戸時代、加賀百万石の城下町、加賀藩として栄え、江戸・大阪・京都に次ぎ、名古屋と並ぶ大都市でした。私が物心ついた時にはおとなしい街という印象でしたが、近年では北陸新幹線の開業によって盛り上がりをみせ、観光都市として人気旅行先の仲間入りをしています。
移住当時の2017年は今ほど“ワーケーション”や“移住”というキーワードは浸透しておらず、今後の仕事をどうしようかと考えていました。私の職歴としては、財務経理・海外進出企業のバックオフィス立上げ・IR・IPO準備などで、金沢にそのようなポジションがあるかといえば選択肢は多くありませんでした。その中で、前職の繋がりからさまざまなお仕事をいただくことになりましたが、メインは東京の企業。金沢と東京を行き来する2拠点生活が始まりました。
ZENKIGEN入社の決め手
2拠点生活を始めて3年が経過したとき、弊社代表の野澤、人事部長の松川と話をする機会があり、経営管理部門の立上げに声をかけてもらいました。ZENKIGENで働くことを決めた点は、会社の考え方、代表の考え方に共感し一緒に働きたいと思ったことは当然として、働き方の面でどうしても譲れない部分がありました。
それは「金沢をベースに働くことができる」ということです。
ZENKIGENは創業当初からフルリモート・フルフレックス制度を取り入れており、雇用形態も様々でした。社員一人ひとりの生活に合わせて働く場所を選択することができるという点は、今の私の働き方にフィットしており、ZENKIGENで働くことを決めました。
オフィスに出向くことがあっても、金沢ー東京間は新幹線で2時間半、始発に乗って寝ている間に東京に移動できると思えばとても快適です!
金沢ベース
◯基盤づくり
入社後の数ヶ月は東京への出張回数が多かったです。なぜなら、経営管理部門の立上げに伴い、経理・法務はまだまだ物理的な書類が多かったからです。会社としてペーパーレスを推奨していても相手がいるため0にはできず、定期的にオフィスでの書類確認が必要でした。また、過去書類でエビデンスは残っていても、全てデータ化されないと確認が難しいことから全書類のデータ化を完了させました。
これらの甲斐あって、現在はペーパーレスの動きを加速させつつ、チームメンバーの協力を得て、郵便物などは届き次第、チャットツールで共有してもらうなど金沢をベースとした働き方が実現しています。
会社がこの働き方を尊重してくれる環境だからこその実態です。
◯距離を感じさせないコミュニケーション
経営管理部門の立上げによって、一社員ではなく、マネジメントとしてリモートで業務に取り組みながらチームビルディングを行うという新たな挑戦も同時に始まりました。
オフィスでリアルに会うことですぐに解決できることも、リモート下のコミュニケーションでは相手の表情が見えず意図を汲みづらかったり、コミュニケーションに工数を要してしまったりというのが実態だと思います。
そこで、以下の施策を行っています。
週1回のチーム・ミーティングを行う
週1回チームメンバーそれぞれとの1on1を行う
定例以外でも必要があれば、すぐに声をかけてオンライン・ミーティングを行う
毎月ランダムで数名ずつ他部署の人と1on1を行う
仕事、仕事以外に関わらずちょっと話したい人が自由に出入りできるよう、月に1回半日WEB会議ツールに入室しながら仕事をする
月1回は東京に出張し、チームメンバーと直接交流する
社内の360度評価のタイミングでは、しっかりと思っていることを文字にしてメンバーに伝える
定期的に合宿(対面)を行い、しっかりとゴールを共有し、チームで達成を目指すような一体感の向上を図る
このように普段は物理的な距離がある中でも、できる限り距離を感じさせない身近なコミュニケーションに努めています。
現在のチーム状態は晴れなので、今後もより良いチームを作り上げていきたいです!
◯充実した生活基盤
金沢は東京よりも物価が安いので、東京よりも安く自分の住みたい地域に住むことができ、生活基盤が満たされます。新幹線が開通したこともあり、交通機関の利便性も担保されています。現在1歳の娘がいますが、結婚後に2拠点生活を送っていた時とは違い、金沢をベースとした定住生活を送れるようになったことは子供を持つ決断にも大きく影響しました。
家族の食卓には安くて美味しい鮮魚、お肉、野菜が並び、家族団欒の時間やプライベートが満たされていることで仕事にも集中できています。
働く場所を問わないZENKIGEN
このように部下を持ち、子供を育てながら今の働き方ができているのは、会社の仲間や家族のサポート、何より働き方の選択肢が幅広く、働く場所を問わないZENKIGENの在り方があるからこそです。
ただ、客観的に考えると多様な働き方を推奨する社風があっても、そこに甘んじずに、“セルフマネジメント”と“チームマネジメント”の2点を意識した働き方ができて初めてこの働き方を選ぶ権利があると思っています。
どうしても、家で仕事をするとなると、誰にも見られていないため気持ちが緩くなることも考えられます。しかし、場所が関係ない分、どの場所で働くにしても、自分の毎日の生活において仕事のオンオフの切り替えをしっかり行い、集中し、コミットできるように“自律”していることが1番重要だと感じています。
「地方在住で働ける・フルリモートで働ける環境を提供する会社っていいじゃん!私も働きたい!」という考えだけの方には地方移住やリモートワークメインの働き方はお勧めできません。
どのような働き方をするにおいてもメリット・デメリットがある中で、自身が選んだ働き方に責任を持ち、自身の持つ最大限の能力を常に発揮することが大事だと思います。
私自身これからも甘んじずに“セルフマネジメント”と“チームマネジメント”を意識しながら、日々奮闘し続けていきたいです。
P.S.
いつもと違う景色や空気を感じながら仕事をすると、感性が磨かれ、何か新しいアイデアが生まれるかもしれません。移住まで行かなくても是非ワーケーションで金沢を訪れてみてください!
金沢駅を降り立つと、まずは日本で唯一、世界で最も美しい駅の1つに選ばれた金沢駅の象徴である鼓門があります。(※1)カメラスポットとなり、金沢に初めて来た人の多くが鼓門の前で写真を撮っています。
観光名所としては、日本三大名園の1つ「兼六園」、金沢21世紀美術館、鈴木大拙館、日本国内で唯一波打ち際をドライブできる千里浜なぎさドライブウェイがあります。また、2020年10月には東京から国立工芸館(東京国立近代美術館工芸館)が移転しました。
伝統文化も多く、加賀友禅、金沢箔(金箔製造シェア98%)、加賀宝生(能楽)が有名です。子どもの頃お稽古として、私も能楽を行っていました。
また、お茶が盛んだったので、和菓子消費が10年以上全国1位(家計調査結果(総務省統計局)参照)。
海が近く、魚がおいしいので、街中にある近江町市場は市民の台所と呼ばれています。
少しでも金沢の良さや雰囲気を感じ取っていただければ嬉しく思います。
いかがでしたでしょうか?
この記事が自分らしい働き方をするきっかけになってくれれば嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
※1
Traveland Leisure “World’s Most Beautiful Train Stations”, 2011
https://time.com/3816411/beautiful-train-stations/
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