アメリカのプロスポーツ選手の老後はどうなってるの?

巨額のお金が動くアメリカのスポーツ。アメフト野球バスケットボールアイスホッケー。これが4大スポーツ競技です。そしてもう一つゴルフも大きな大会がいくつもあり、巨額の賞金が動きます。

それではこれらスポーツ選手の老後はどうなっているのでしょうか?
日本の代表的なプロスポーツのプロ野球と比べてどうなっているのか見てみましょう。
まずは私の大好きなゴルフから。

PGA(Professional Golfers’ Association of america)

アメリカの4大スポーツ(野球、アメフト、バスケ、ホッケー)に匹敵する大金の動くアメリカのプロゴルフ。優勝賞金見てると一勝するだけで日本の賞金王レベルの試合も少なくありません。それが今シーズンの予定では49試合もありました。

そんなアメリカのプロゴルファーの年金は充実してます。
計算の基本は、予選通過を果たしたトーナメント数。これが年金支給額の基礎となり、予選通過試合数、賞金獲得額から計算されます。
つまり、その選手がどれだけ活躍したかで金額が大きく変わるわけです。また、優勝をするとさらに加算
優勝による活躍度で、PGAツアー、ゴルフファンにたいして貢献をしたわけですから、そのぶん支給額も増えるという考え方です。

ただし、ツアーメンバーとして5年以上プレーする事や最低でも15試合以上の予選通過などのハードルが設けられています

昨シーズン、マスターズと日本開催のZOZOチャンピオンシップ(前澤さんありがとう!)と2勝を重ねたタイガー・ウッズが受け取る年金は数百億円に達するようですよ。

ちなみに選手は年金の原資は払いません。PGAが積みたてるだけです。日本の会社員のように天引きされるのでは無いのです。
また、選手が亡くなると遺族に受け取る権利が受け継がれます。凄っ!

MLB(Major League Baseball)

複数年で数十億円の年俸の話がたまに出るほど年俸が巨額になるメジャーリーグです。MLBはきちんと年金制度が整備されています。
MLBは労使で交渉が行われ、年金制度が確立しています。

MLBの選手年金の特徴は、給付金額が現役時代の成績とは関係なく、在籍年数の長さによって決まる点です。10年在籍で満額の受け取りをすることができます。ただ、この10年、なかなかハードルは高いです。日本人もイチローや野茂等数人レベルしかいません。ダルビッシュも2012年から、マー君も2014年から。松井も9年間です。

65歳から受け取り始めると確定と変動部分を合わせて年間約2,000万円が死ぬまで受け取れます。仮に日本人の男性平均年齢で考えると2,000万×20年=4億円ですね。

NFL(National Football League)

大きな男どもが盛大にぶつかり合いうNFL。案の定、選手生命は平均すると3年ほどと言われる過酷なスポーツ。
NFLも労使協定にもとづく年金制度が確立しています。

現在の年金制度は
・「Retirement Plan」基本年金(4年以上在籍)
・「Player Second Career Savings Plan」確定拠出年金(3年以上在籍)
・「Player Annuity Program」選手年金プログラム(5年以上在籍)
の3つで構成されていて、確定拠出年金は選手が負担しますが、他の2つはチームが資金を拠出します。

こうしてみるとアメリカのスポーツ界の年金制度は「金額」は手厚いですが、受け取る「資格」は決して低いハードルではなさそうです。

では日本の代表的なプロスポーツ競技のプロ野球の年金制度はどうなっているのでしょうか。

NPB(Nippon Professional Baseball Organization)

さて、そのプロ野球です。アメリカのプロスポーツと比べて年俸も大きく違います。アメリカのプロスポーツの年金制度と同等とまではいかないでしょうが、少しサイズダウンした年金制度が存在するのでしょうか。

実は国民年金のみ、なのです。2012年にプロ野球独自の年金制度はやめてしまいました。ですからこの記事に書いたように、国民年金国民年金基金iDeCoが基本となります。マジか…


野球もゴルフもそりゃアメリカをめざましますよね。超一流の選手とプレーが出来て、年俸・賞金もデカく、年金制度まで完備…

日本のプロスポーツ選手は稼げた時にきっちりと資産運用を考えなくてはいけません。

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