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『夕暮まで』 吉行淳之介原作で桃井かおりが主演。アンニュイなのは当然。ラスト近くの駅のシーンが秀逸。

割引あり

評価 ☆



あらすじ
中年男性作家である佐々は、とある出版パーティーで杉子という若い女性と知り合う。彼女に興味を持った佐々は食事に誘った。食べることが大好きでな杉子は、次第に毎週土曜日にふたりで食事をすることになる。寿司やフランス料理、中華料理などを食べ歩くようになった。



あまり観たひとがいないらしい。1980年公開で、監督は黒木和雄。出演は伊丹十三、桃井かおりなど。原作は吉行淳之介。中年男性と20代前半の女性の不倫劇である。吉行淳之介の小説は全体的に気だるいし、桃井かおりもその存在自体がやっぱり気だるかった。だから『夕暮まで』がアクション映画的な緊張などあるはずもなく、しっかりと気だるい感じで作られている。


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