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君たち、試験本番で解くことを想定してますか?

いや、してない(反語)。

お世話になります。ドリームラーナーズの石原です。鳥取県倉吉市で進路指導と学習法指導の塾を運営しています。学習指導は中学生・高校生・大人、英語の指導は小学生から対応しています。LINEなどを活用して、遠隔地でも進路指導・学習指導に対応しています。

君たちは本当に必要なことはそっちのけで、損失回避の恐怖感に駆られて勉強らしきことをしてるだけ

試験って、緊張しますよね?

定期試験も、ビビって必要以上に勉強らしきことをしてしまいません?

必要以上というのは

①あまり勉強しなくても6割ぐらいは取れるけど、満点目指して勉強するかな!さて丸暗記だ、覚えよう!そして試験後にすぐ忘れる
②勉強法の改善などに目もくれず、とりあえず勉強らしきことを始めてみるが、毎回あまり思ったようにいかず、改善しようと少しは思うが気がついたら次のテスト前になっている
③出された課題を、試験期間中に均して終わらせるだけ

こんな感じの、典型的な高校生の姿を指します。

あれ?これ別にみんなやってることでは? なぜこれが必要以上なのかって? ああ、すみません、伝わってませんね。言い方を間違えました。

受験に向けて、自分の知的能力を高めるために必要なことをほとんどせずに、その場でしか通用しないような丸暗記をしている、つまり、必要なことを差し置いてまでその場でしか役に立たない、あるいはその場ですら全く役に立たないことを平気でやっている。

だから、必要以上、と言いました。まるで、君たちがやっている勉強らしき行為に、必要なことが含まれているような言い方でしたね。失礼しました。

そもそも大学受験考えてないって人は、そりゃ当然丸暗記で済ませるのも一つの選択肢でしょうから、大学受験を前提とした話は関係ないですよね。多分そういう方はこの記事見ないでしょうし…。

何が必要なのか全く理解していないし、やりもしない

みなさん、何が自分に必要なのか全く理解せずに勉強らしきことだけはやってるんですよ。何が自分に足りないのか全く分析なしに、とりあえず課題だけはやるんですよ。しかも、ご丁寧に、ただやるだけ。やった結果として何も頭に入ってないんだからなんの意味もない無駄な時間ですよ。

やるなら、どうやってその課題をやって頭に新しい考え方や知識を入れようかって話にしないと。どうして君の頭を信用しないのかな?

いや、別に闇雲にやってるわけじゃない、推薦を狙うんだから定期試験も点を取りたいんだ!と言っている人も、普段も試験直前もいつもと変わらないクソみたいな勉強(ただただゆっくり課題をやるだけ、繰り返しもしない、試験本番で間に合わせる練習もしない)を2年間続けてるだけでしょ。学校指定以外の問題集の一冊すら余計に取り組めない。

テストに強い塾、というのがあります。ただ基本的にはテスト範囲の追加演習をして、授業も学校よりは多少わかりやすい説明をするだけ。結局、課題をしてるかとか塾にいってるかどうかとかどうでも良くて、結局君の知的能力が高まるか、テストの結果が向上するかなんて、本人の努力次第になってしまっているんですよ、みなさん。その励みになっている人が多いので評判になるわけですけどね。

自助努力の一切もなしで、自分の人生がうまくいってそうにない原因を、先生や課題や塾のせいにし続ける人生、飯がうまいですね。

こうした結果として、推薦取れたらいいな〜とか行ってる人のほとんどが、到底推薦に引っ掛かりっこないような評定になるんですよ。どう考えたって闇雲なんですよ、これ。塾いってるとか関係なしにテスト前にウンコみたいな勉強しかしてないんですよ、君たちのほとんどは。

課題をただひたすらやるのは、それ勉強って言わないんですよ。結果として覚えて使えるようにするためのものなのですから、そうなってないということはあなたがやっているそれは勉強ではないんですよ。

やるなら、どうやってその課題をやって頭に新しい考え方や知識を入れようかって話にしないと。どうして君の頭を信用しないのかな?(二度目)

なんでこんなことするの? そりゃ、試験に通らなければ、今の身分を剥奪されるからですよね。失うことにビビってるんですよ。もし頑張らないと卒業後も身分剥奪のまま(つまり学生にも就職にもあたれない)かもしれません。だからビビって適当に勉強してる。この「適当に」ってのがやばいですよね。何かやってる気にさせてくれるんですよ。問題をただ引き延してるだけにすぎないのに。

みなさん、誰もが課される定期試験ですら「ビビって勉強(らしきことを)してる」だけなんですよね。自分で考えて自分を知的に向上させようとか全く思ってなくて、本当に何か、とりあえず襲ってきたから倒すか、倒さないと人生終わるしなあ、みたいな。

人間は何かを得ることよりも失うことに大きな恐怖感を感じます(プロスペクト理論)。定期試験で身分剥奪にビビるのはまさにこれです。大学入試でも、もし落ちたら高校生にも大学生にもなれません。学生という身分を失い無職の浪人生になります。そのことが、大学合格を勝ち取ることに向けて奮起するよりも、恐ろしいと感じてビビってしまうのは無理もないことなのです。

まあ、一旦浪人生になってしまえば、逆にもう失うものがなかったりするので、浪人して3ヶ月もすればビビっていた感触も忘れて、また本番でビビって実力不足で落ちる、みたいなことが平気で起きますけどね…。浪人生の怖い話。

ウンコを踏んでただけという自覚を持つ

安心してください、上で紹介したように、こうした行動はほとんどの高校生が陥っているものです。つまり、ほとんどの高校生がウンコの上で足踏みして進歩していないのに気づいていないのです。

何かを向上させようと思ったら、今までに自分がそこに対してなんらまともに考えても行動してもいなかったことを自覚するしかありません。その上で、何か(この場合、大学受験に合格するだけの知的能力や試験対応技術)を得るために行動してもらうしかありません。

ウンコを踏んでいてもいいんですよ、そこから抜け出したいと思う人が抜け出せればいいので。抜け出したいと思わなければ、卒業までそのままだったり、あまりにも時間不足で第一志望に合格しなかったりと、目的達成はかないません。

自分の目標達成のためには自分が努力するしかありません。できなかった自分と向き合っていくしかありません。やっていきましょう。

本日は以上です。


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