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受験勉強のルートについて軽くメモ⑦

お世話になります。ドリームラーナーズの石原です。鳥取県倉吉市で進路指導と学習法指導の塾を運営しています。学習指導は中学生・高校生・大人、英語の指導は小学生から対応しています。LINEなどを活用して、遠隔地でも進路指導・学習指導に対応しています。

今日も、下書きレベルの話をタラタラと書き殴っていきます。あとでまとめて1科目ずつ記事にするつもりなのですが、文字にしていないとまとまらないので、垂れ流していきます。前回のリンクも貼っておきます。

数学は苦手の分析要因は④としてメモっていましたが、内容が膨大になったため別記事で独立して書きました。

さて、後回しにしていた最後の類型をここで説明します。

そこそこ勉強してきたけど得点源になるレベルじゃない

このレベルの人は、2タイプに分かれます。

A:ただひたすら課題ばかりやっているタイプ
B:参考書や問題集を集めるだけ集めて、実際やってない

で、どちらも「自分は数学で困っているなあ」と思っているし、かつ「やってないつもりはないんだけど」と、典型的な自分を客観視できてない言い訳をしてくるところも共通しています。

はっきりいいましょう、この類型にハマると思った君がやっている勉強らしきものは、勉強ではありません。今すぐやめましょう。

場当たり的に公式を覚えて(問題見るたびにできないので覚えなおして)、何かがわかったような気になるが、それがどのような場面でどう使うかまでは気が回らず、また同じような問題でつまづき、いつも覚えなおしばかりしている、君ですよ。それは勉強ではありません。少なくとも目の前の問題をこれまで得た知識を使って読もうという気がないものを、勉強と呼ぶことはありません。

問題文を放っておいて(みんな結構放ってますよ。気付いてないだけで)、過去を思い出すことは勉強ではありません。少なくとも大学受験の勉強というのは、「提示された問題文に対応して」、必要な知識をその場でどのように選ぶか、それを説明にどう使うか、そうした訓練です。そうなっていなければ、いくら課題で問題を解いたって、意味がありません。問題文を無視して、あるいは一部だけ切り取って、適当に知っていることを吐き出すのは大学受験の勉強ではありません。

「あいつは課題だけで○○大学受かったって言ってるよ!」って? それは君と違って、課題をやる上で今話したことをちゃんとできてたんでしょうね。君には自然とそれをやるだけのオツムも意識もない、あるいはなかったから浪人している。それだけです。現状を知った今なら、やれるでしょう。さあ、やりましょう。

さて、話を類型別に戻します。

類型A)課題だけはしっかり(笑)やってる

このパターンの方が圧倒的に多いです。とりあえず課題はやるのです、時間がかかってもやるのです。だけど、できるようにならない。

課題をやっていたらなんとなく覚えてテストでもそこそこの点数が取れていた、という中学ではそこそこできて、自分が「できない側」の人間だという自覚があんまりない人が多いのがこの類型の特徴です。

単純なキャパオーバー(能力以上のことをやらされている)という見方もできますが、それはいち側面に過ぎません。どうしてキャパオーバーになっているのか、やったことが身にならないのか、ちょっと考察しましょう。

①そもそも覚えようという意識が希薄

これは他のどのできない科目にも当てはまると思います。数学だけに限った話ではありません。

耳が痛いことでしょうが、繰り返します。

課題をやっていたらなんとなく覚えてテストでもそこそこの点数が取れていた、という中学ではそこそこできて、自分が「できない側」の人間だという自覚があんまりない人が多いのがこの類型の特徴です。

ところが高校になると7割程度が「高校で学ぶ内容を理解していない(普通科だけで括るともう少し下がるか?)」となるので、ほとんどの人が「できない側」であることを嫌でも気づかされます。

ところが、できない側に回ったところで、「できた側(たとえそれが、単なる思い込みであったとしても)」であったときに染み付いたお作法はそこまで変わりません。

これはとても悲しいことです。腹を括って、自分の足りない頭にどんどんまず覚え込ませないといけません。しかし、高校入試も緩く通り抜けた「自称できた側」の人間にとって、これほど苦痛なことはないのです。繰り返し勉強して暗記して定着させる、など毛ほどもやったことがないのですから。

何度も言っていることですが、これは地方の、公立高校の入試が1倍前後しかないような地域の話です。
高校入試が熾烈な一部の都市型の地域では当てはまりません。なぜならそうした地域では、みんながそれなりに「選抜性の高い試験」で勝ち抜いていくために勉強をするからです。そのためには必死で覚えぬくでしょう。

断言しますが、こればっかりは私だけの力でなんとかすることはできません。いくつかの方法でやる気は上げられるでしょうし、やり方は伝えますが、やれるまでやりぬく(実際に知識を頭に入れて活用する練習を行う)のは自分だからです。とってもしんどいしつまらないし苦しい時間があるでしょう。それだけの時間と労力を将来のために犠牲にする覚悟がないなら大学なんか行かない方がいいでしょう。

②記号だけを覚えようとしている

これもあります。難関大を志してある程度勉強を進めてきた人にとっては当たり前なのですが、

数学の答案は「式や記号の羅列」ではなく「文章」なので「文脈」を明確にして説明する必要がある。文脈を明確にして答案を書くと、多少の表記の揺れがあったとしても理解してもらえるし、部分点ももらいやすい。

真面目系のできない人は、このことを全く気にしていないのです。

記号を、単なる記号としてしか認識していないのですね。

どういうことかというと、「言葉」は具体的・抽象的にしろ「何かを表すもの」として捉えられているにもかかわらず、「記号」になると「何を表しているのか」という「意味」の部分が希薄になってしまうように感じ、意味を持たないものとして認識している、ということです。

いや、授業や教科書ではちゃんと説明されてるんですよ? にもかかわらず結果的に意味を覚えていないため、問題文に書かれていることがなんの話なのか、何をどうすることを要求しているのか、答えられないのです。

ところで、この場合の人でも、なぜか「答案を見本通りに書く」ことだけはやろうとするんですよね。それ自体は大いに結構です、どんどんやって理解して覚えていったらいいじゃないですか。

その時に気をつけて欲しいのが、意味をわかってから書いているかどうか、です。何も考えずに見本通りに書き写しているだけでは、それをまる覚えすることはもちろんできません。だって式や記号の持っている意味が中学校の頃と比べると遥かに重厚になっているからです。

③普段から数学のこと考えてない(そりゃそうだろ…)

これは数学に限った話ではないんですが、あまり関心のないことを極めようとかモノにしようとかするに当たって、なぜか1週間に3時間程度しかそれに触れてないのです。

いや、これには想定できる反論があるんです。つまり「授業では触れてるんだ」なんです。ただ、私がここで言っている「触れる」ことについては、授業で触れているかどうかはあまり関係ないんですね。特に学校の場合は。いつも言っているように授業でやることが今の自分にちょうど必要なことかどうかは検討の余地が常にあります。私が言っている「触れている時間」というのは、自分に必要な特定科目の特定範囲の勉強のことを指しています・

ね? 大体3時間ぐらいでしょ?

それでは全くモノになることはありません。生きるために必要だと脳に勘違いさせるぐらい、頻繁にやらなくてはいけません。毎日です。毎日2時間ぐらいやりましょう。そんなにできないというのならもっと他に優先すべき科目があるんですよね? そんなら別に数学の勉強に時間割かないでもいいでしょう。

物事には優先順位があります。数学だけをするのが受験勉強じゃありませんからね。ただ、数学を使わなくてはいけない、ということと、そこで点数を取らないと合格には至らないかもしれない、という2つがあるのならば、数学をいつかはなんとかするしかありません。2分野ぐらいからでもいいでしょう。できる範囲からでも、すぐに極めれそうな分野だけでも、まずは毎日やって自分の頭に焼き付けましょう。

類型B)参考書コレクター(ただ集めるだけの方)

この類型の人に言えることはただ1つだけ。

やり込まない限りは集めた参考書が無駄になって終わります。
君のこの何ヶ月かも無駄だったのかもしれません。

これに尽きます。なるべく網羅的な1冊を決めて、(基礎を固めるのに必要な)全てのページを説明可能になるほど覚えていって、成果を出すことです。

そしてもう一つ、その出した成果を、入試まで高め続けないといけません。どの参考書が、自分の志望大学に必要なのかをきちんと見極めて、それだけを徹底的にやりましょう。

ただ覚えるだけではいけません。全てを説明可能にしましょう。

以下の記事を参考にするのが良いでしょう。

本日は以上です。次回から物理編に移ります。

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